【官僚制度の歴史の一片を学ぶ（政治本来の責務を逸脱した政権主導がお仲間の外部者を使い政策を決める👉国家を動かす自負と自尊心をズタ々にされて官僚を堕落させた）】

　官僚の心の中は今も昔も変わら無い。先ず、我の👇の連載が「官僚の心の一端を覗くことが出来る」と我は自負してる。拙い文章だが、無学の我の渾身の書である。

【「魂魄の宰相」全巻】

2017-04-12 18:04:50 | 魂魄の宰相の連載

　政治を志すには、先ず人間として倫理観や道徳観を養い、更に「人間は如何生きるのが幸せな人生を全う出來るものか」を学び、其れを己の人生訓としても身に付けてならねばならない。 其れ等は悠久の歴史や先人の残した著作物を読むことや、或いは宗教や哲学体系等からも学び取れる。 此の書に仏教や儒教に関する著述が多いのも為政者としての王安石の為人を知る上で重いものであるからである。 ※ 以下、校正はし . . . 本文を読む

 

　以下の文章は一切校正して無いので誤りが在れば適宜補正して読んで頂きたい。

 

　国民主権の国家で国民から選ばれた政治屋の最大の仕事は、如何に政策に民意を反映させるかであり、選挙で選ばれたからとして政治屋の政治的志向を政策に反映させて良いものでは無い。更に、政治屋は民意を誘導しては成ら無いのである。「衆愚政」と民意を侮る発言をする政治屋は、其の時点で失格である。
　処で、現時点の民意を知ることは、然程難しいことでは無いが、政治屋は未来を見通した予測能力が必要であり、将来の民意は把握不能である。成れど、政策は現時点の問題を解決して将来に繋げるものでなければ成らない。だからと言って、一旦選ばれたことを奇貨として民意を蔑ろの政策は国民主権を蔑ろにするものである。
　政治の目的は、将来に亘って（現時点の👉）国民の福利に利を齎すことにある。其処で、政治屋が打ち出す政策には、国民の同意が必要と成る。政策は法律を作り、改変することで実現されるが、平成18年2月14日時点で、12,493の法律が在り平均年間49の法律が制定されているらしい。本来法律は、国民が周知して無ければ成らないもので、此の無駄な数の是非は一先ず置いて、一々国民に同意を取るのは無理である。
　然し、新たな法律は国民の知ら無いうちに制定されて居るのが殆どであり、重要法案も国民が感知する間も無く国民の是非も取らずに何時の間にか提出されて居るのが現状である。世論調査はして居るが、出て来る結果は殆ど信じられるものは無いのが実感である。従って、諸々考えると政策を民意に一致させることは不可能なのか？
　此処で力を発揮するのが、自負心の塊の官僚の高い識見と能力である。幸い電脳システムの著しい能力向上と相俟って官僚の力が此処で発揮されるべきである。現状、此の官僚の自負心を潰して居るのは、本来、公人でも無い御仲間を政策検討の場に入れて、官僚の自尊心も蔑ろにして遣る気を殺いで堕落させるのが所謂「現在の政権の政治主導」という偽りの美名である。
　手を上げるばかりが仕事である政治屋の秘書位国費を食い潰すものは無い。間接民主制から直接民主制への移行の話は一先ず置いて、官僚を腐らせる政権が、交々の政治不信を自ら作り出して居るのは、恐らく此の政権の中枢が民意を疎かにして腹に一物ある輩であるからであろう。