この原本は明代に書かれたもので、文体は日本での漢文で充分理解出来るものとなっています。だが、しかし内容は中国の歴史や書かれたこの時代の習俗習慣、或いは、詩文の解釈など中国の古典に鋭く通じた者のみが解釈出来る文脈が随所に散りばまれており、相当難解なものとなっています。この原本は100回の連載でありますが、1回分を訳すのに短くても相当な日数を掛けて翻訳しています。
昨今世情慌しく、日本はその誕生より現今まで嘗て経験したことが無いような危機の時代に入っており、力及ばずと承知の上も、何とか日本のこの危機的現状を多くの日本民族に分かって貰いたいと日夜駄文の書き込みに追われている次第です。
この原本の日本語訳の本が戦前にはあったと聞いておりますが、現在は全く見当たらないものであると訊いております。書き始めた以上は、完成させることは我が生涯の責務と感じ乍も、翻訳は飽く迄精緻を極めたいとの思いもあり、先程述べた雑務に追われなかなか筆を進められないのが現状です。
今、一念発起し一日蚯蚓が這うような速さでもと思いつつ日々雑務に追われている次第です。
雑務の合間に少し筆を進めることにしますが、第四十六巻の喚声までは今暫く猶予を頂くことをお願いします。
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