風に

貴女を失くし

風が変わり

溜め息に

空を見れば



ウロコ雲覆い


陽射しは

穏やかに




心が千切れ



虫の声すれど

秋分けて寂しや



「温もりは　日差し弱くていわし雲　虫の声聞き　おぼろに寂し」





「蒼宙の

　　夜空の星に憧れて

　　　　月に誘われ　星屑となり」

「今日」

今日
生まれでて


繰り返される

一年の始まりに

我何を求め

生きると言うのか


終わりの前に
歩き出す


我

望む道あるのなら


山の頂地の底に

この身を置いて
求め歩む我



「蒼宙の
　　夜空の星に憧れて
　　　　月に誘われ　星屑となる」

メールの向こう

「君は誰」

逢いたいと
君からの

メール
一方的に言う
何故逢ってくれないの

何故か強引に

届くメールは

私を知らず言う
貴方の言うことは
何でも聞きます
だから逢ってくださいと
貴方に決めましたと

メールの人よ
好意は嬉しい

でも

逢う気がない
逢えないと

伝えたのに

いい女いい男
引き際を知っている

僕を悩ませないで
困らせないで


静に眠りたいから

メールは送らないで


「おかしいよ　強引な誘い誘惑　自己過信かな　僕は拒否にて」



「蒼宙の
　
　　夜空の星に憧れて
　
　　　月に誘われ　星屑となる」

「秋」

木漏れ日が

風に揺られて


チラチラと


私の心を

照らしている


もう秋風ですか？

☆☆


「蒼宙の
　
　　　夜空の星に憧れて

　　　　　月に誘われ　星屑になる」