「時」

★★★★Illustration【観】★★★★



「闇」



光り輝きて闇見えず

スポットライトの輝を

闇間から覗きて醜き姿

闇は闇にて光生まず

栄光は無縁なれども

我光を求めず

穏やかな静寂の中

時を忘れ眠る穏やかに!








「望むなら　心のままに進みてや　希望は前に　捉えんと成す」

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「時季」

★★★★Illustration「壁」★★★★





「花」



春は目覚めず

未だ眠りの中か

桜咲かず時を待

たおやかに優雅

僕は夢に見ている

君の心淡き桜

萌えて慕う

たおやかに揺れて

君は迷える夢人

今宵も逢える

夢桜は微笑む

やさしき芳香

甘き誘いは夢!






「青空を　淡く染めにし咲いている　優雅な姿　憧れ誉れ」

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時季

★★★★Illustration「春」★★★★



「あけぼの」


ばたばたと雉が叫ぶ
朝が来たと

軽やかに鶯が歌う
今日も良い日だと

老いた桜の大木に
耳を澄ませば

着飾った姿を
誇らしげに広げて

優しさをを告げている
春あけぼの淡き色




「逞しく　時の謳歌と繋ぎ来る　大地の宴　命を開き」

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「天地の怒り」

★★★★Illustration「無題」★★★★



「怒りなのか」


地獄の閻魔の怒りに
地は揺れ崩壊に慄き

宙なる天使の怒りは
咲く花を雪が覆う

芽生えた小さな命は
寒さに耐えきれず

天地は乱れ定まらず
感情は単なる周期か

怒れる青き惑星

昨日暑さに海に遊び
今日は寒さに桜に雪が

風情と言うには
弱き人間は虚しく

不安を掻き立てて
力なく倒れ慄きくる。





「待ちかねて　さくら咲く喜びに　雪が覆うや　皐月ちかしも」

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時季

★★★★Illustration【藍】★★★★


「こころに」



楽しい思い出だけを

留めたいのに


辛く悲しい思いだけが

湧き出す


一塵の風は春なのに


心の中の寂しさに


我何故と問う






「うららかに　優しい風は　春なのね」

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「時季」

★★★★★Illustration「大地と水」★★★★★


「季」


暦は春と言うのに

降る雨は冷たく

地より立つ花

待ちかねて芽吹き

寒さに萎れる

穀雨と言うには

辛いと言う

花芽吹き季節

天に立ち向かえずとも

大地の命はあるがまま

時来れば咲き

大地は誇らしく競う





「ひよわさは　天地に負けて　人思う」

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「想い残り」

★★★★★Illustration「憂い」★★★★★



「想い残り」


サクラ散る花吹雪の小道
愛した貴女と歩いた時

あなたは花びらにまみれ
好きだと呟いた言葉

あの言葉は誰に言ったの
散る桜への哀愁だったの

嬉しく肩寄せたあの時の
思いで抱いて同じ桜小道

今年は一人で歩いています
あなた思い出噛み締めて

桜が風に流れ舞って

私の恋も散ったのね
散る桜の花のように

わたしの恋は
何時から消えたの





「散る桜　好きだと言って　恋も散った」

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心象

★★★★Illustration「心象春」★★★★


「心象」春月



雨の日は　寂しく心沈み濡れ

晴の日は　咲く花綺麗と羨む

熱き日は　逃げて木陰で涼み

寒き日は　部屋に閉じこもり

自由無き　地球に縛られて

人々の生　願いは皆同じと語り合う

それでも　時は静に流れゆき

この命は　永遠に続くと思っている

愚かに我　消える命を恐れている　　　





「在るがまま　森羅万象　春がゆく」

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「愛」

★★★★Illustration「無題」★★★★


「さくら淡く」


恋に憧れて恋した頃に
重ねた唇青い香りに
包まれて君を見ていた
恋に憧れ恋する心
淡いサクラ色に染まり


恋に焦がれ愛を知った
甘い唇求めていた
淡きサクラ色失くして
赤い薔薇を愛していた
白い花を薔薇色に染めて


愛に焦がれ甘い唇
白い柔肌に溺れても
愛に溺れてあなたの心
私色に染めて抱く時
真赤な薔薇色に染まる




「恋心　憧れて君を抱けば　サクラ色染め　薔薇色に燃え」


!

「許されて嘘」

★★★★Illustration「tuya」★★★★


「嘘」



新たなる出会いと

君に声をかけた

勇気を出して

今宵夕食を一緒に
思いっきり笑顔で

うれしいわと

微笑み返しながら
言った貴女に

本当に嬉しかった
あの時

今日と言う日を
考えずもして

貴女は笑いながら
言った

誘いに乗ったのは

エイプリルフール

だから信じていたの

春一番の恋に破れた

エイプリルフール




「一人ぽっち　月が笑うよ　馬鹿だねと」

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