★★★irasuto「なんとなく風」★★★
「風音」
風は世界を巡り来る
陽昇る時朝霧の匂い
潮の匂い森の匂い緑
清らかせせらぎの音
夕陽に暮れ行く匂い
若木の老木の思いも
じっと立ち尽く思い
風は観聴きやさしく
世界を駆け廻り囁く
総てに命が有るかと
命宿り素晴らしいと
呟きつつ去りゆくは
愛し人への贈り物に
「空を飛ぶ 世界を駆ける夢の中 乾いた大地 せせらぎの森」
★★★irasuto「なんとなく風」★★★
「風音」
風は世界を巡り来る
陽昇る時朝霧の匂い
潮の匂い森の匂い緑
清らかせせらぎの音
夕陽に暮れ行く匂い
若木の老木の思いも
じっと立ち尽く思い
風は観聴きやさしく
世界を駆け廻り囁く
総てに命が有るかと
命宿り素晴らしいと
呟きつつ去りゆくは
愛し人への贈り物に
「空を飛ぶ 世界を駆ける夢の中 乾いた大地 せせらぎの森」
★★★irasuto「無題」★★★
「恋して」
私の心の中を見ていると
何故か気になる人がいる
私の瞳があなたを追う
だから声はかけないでね
だって私好きになって
あなたの愛の虜になるから
恋して愛してあなたを思い
惚れて愛する心は辛いから
何時も声を聞いて立つわ
離れず近過ぎないのが
今の私の居場所なのね
恋するって辛いけれど
愛したらもっと辛くって
苦しいからこの場所が一番
憧れる恋には良い距離なのよ
「恋いしさが 心の中で存在が 大きくなって 逃げて夜空へ」
★★★irasuto「山上」★★★ 「雨恵む」
山河を潤す雨が降る
街の汚れを洗い去る
雨に乾燥した空気も
喉を潤し綺麗に洗う
心は落ち着き眩しい
青葉に目も潤い癒す
雨は大地の掃除さん
邪心あるも清々しく
総てが綺麗に見える
すばらしい大自然も
雨からの恵みなのだ 微笑む生命の歓びは
「洗われる 汚れた大気野山まで 潤いなると 輝く大気」
★★★irasuto「無題」★★★
「素晴らしい命」
人は命なる血に汚れて生まれ
自らの糞尿まみれて死に逝く
突然死であっても汚れて死ぬ
この世への生れは祝福と祝う
消えた命は何処への旅立つと
これが命の輝きだと誰が言う
醜く生まれ輝かず汚れ向かう
己の存在さえ知らない闇の世
命とは如何に悲しく儚いもの
何を成し遂げて死を迎えると
死とは己の迷い苦しみを救う
消え去る命も生きる命も一生
今在る命を歓び称え命は輝く
一瞬の瞬きの間に命終わるに
己が消え去る死は恐怖である
「恐れる死 今生きている記憶に 総て消え去る 死さえ無と消え」
★★★irasuto「燃えて」★★★
「雨が濡らす」
雨が降る雨が降る
しとしとしとしと
お前の肌が恋しい
絡み付くのは白蛇
濡れた心は愛欲か
熱く燃えて項這う
乳房喘ぐ手の中に
絡まる手足離れず
蜜の香りに酔いて
この時や永遠にと
思い愛の沼は深く
愛欲に溺れ時過ぎ
愛し合う愛しくて
「求め合う 乾いた心潤いや 白肌萌えて 雨しとしとと」
★★★irasuto「夢の中」★★★
「夢の中」
私を呼ぶのは
誰ですか
私を此のまま
目覚めさせないで
今貴方に
廻り逢って
歓びの時だから
眠りの侭
呼ばないで
目覚めさせないで
「夢の人 愛しい人と逢っている 誰呼ばないで 歓びの今」
★★★irasuto「宙」★★★
「我問う」
何時も心に湧く
想い何の為にと
心は鼓動する
弱き鼓動なれ
強く刻んでいる
我心の叫びの
先は見えずとも
心ある限り祈り
私は私と自己に問う
我心儘に一人踊る!
「生きるのに 意味など無いと 弥生月」
★★★irasuto「祈り」★★★
「想い祈り」
皐月の太陽は穏なり
風緑色に快く流れて
穏やかな日々は遠く
嘆く人々の苦しみも
忘れてしまう心の中
気が付かされたのは
ニュースの今の映像
心は恥入る愚かさに
誰が為に捧げる祈り
私には出来ない祈りさえ
「緑風 清々しきか彼の地にも 忘れられない 悲しみの風」