☆irasuto「無題」☆
「夏の終わりに」
心の中の抜け殻に
何を欲していると
虚なる心に見えない
我が心を満たすもの
この命の理由なる
生きている命の存在の
有り様は如何に
あるべき道なのか
意義無く無駄に生きる
命なら欲し様と思は無い
無意味に只生きるのなら
私の人生に意味は無い
自ら終わりを告げる
勇気が無い悲しくとも
「命ある 何故と問う意味求めても 返らぬ答え 我未熟成り」
Cry On My Shoulder
☆irasuto「無題」☆
「君想う町」
日の出前細い道を上がる
緑に覆われた小高い丘は
城跡小さな町が一望なる
町を流れる川は北へ流れ
ありふれた名宮川という
東にある多くの寺は憩い
懐かしい思い出が残る町
君に会えそうな気がした
この町に今も君が居るのなら
懐かしい君想いでの恋心ゆえ
汚れなき町の清々しさよ
「訪ね来た この町は君懐かしむ 青春残る 我が想いなる」
Lara Fabian - Голубой Огонек 2011
☆irasuto「無題」☆
「想い」
人と生まれて人生を
己に求めて生きるのは
長く生きても50年
何を望み希望に燃えて
生きられるのはわずかな
時間の中でもがいている
欲望も喜びも悲しみも
ただそれだけの人生に
生きている命なのか
「苦しみに 涙して乗り越えてゆく 過ぎ去った道 僅かな時に」
Barbra Streisand the way we were
☆irasuto「無題」☆
「突然の雨」
雨に打たれてどこへ
逃げればよいのだろう
訪ねたあなたは居ない
帰る所はあなたの
胸の中だけなのに
一人さまよう温もり
求めてあても無く
歩く夜は心淋しいのです
「濡れたのは 心の乾き癒すため いずこに行けば 安らぎがある」
Vivre pour vivre／Francis Lai
★★★irasuto「無題」★★★
「忘れない」
夢を見ていた
貴方が呼ぶから
迎え火辿り来たの
思いでは忘れない
貴方を恋しい思いも
強く抱きしめて
君の肌の匂いが
忘れられず懐かしい
重ねた唇の思いも
柔らかな肌に触れ
涙が頬を伝い
乳房を濡らした愛に
夢の中で
涙が流れていた
お盆の夢君の微笑
あなたとの愛は逢瀬忘れない
「迎え火に 訪れ送り火に帰る 天に昇るや 思いで残し」
Gloria - Michel Polnareff 1970
忘れじのグローリア
★★★irasuto「海上の花火」★★★
「線香花火」
去年の線香花火が
忘れ箱から出て来たと
昨年も同じ様に
二人で遊んだね
大きな花火の
音が遠くでしている
パチパチと光り
小さく弾ける花火
綺麗だよねって
みつめていたよね
素足の浴衣姿がとても
綺麗だと言えなかった
言葉が今年は
素直に言えたよ
弾け消える儚さの
綺麗さよりも
一番好きだよ
だから何時までも
僕の傍に居るねって
言って弾ける線香花火
二人じっと見ていた
パチパチ弾け消える
線香花火
「夏の夜の 線香花火パチパチと 浴衣素足の 君が笑って」
ピエール・ポルト／哀しみのテス
★★★irasuto「宙へ」★★★
「優しさ」
時流に変わりゆく人
人は進歩と言うのか
良くも悪くも変わると
進歩と言えず後退なるも
単純に言える言葉でなく
何が人を優しく変える
優しい人との出会い
恋だろうか愛なのか
素直さ有れば寛容に
許せる感情が優しさ
私は優しく変われる
生きる総てのものを
愛したい命あるものを
あなたを守る為に・・・
「優しさは 生きる総てを 愛し知る」
★★★irasuto「海の中」★★★
「夏の日」
肌を焼く日差し
心を焦がす君
眩しく輝き
海は遠くに見えて
波音と君の声
激しく萌えた
ひと夏の思いは
消えない
「眩しさに 心も燃えて 君を抱けば 潮の香なりて」
黒い瞳 ポール・モーリア
★★★irasuto「無題」★★★
「明日へと」
貴方の匂いが残る部屋
一人目覚める淋しさは
目覚めの傍誰もいない
貴方が去ったこの部屋
一人でいるのは虚しい
貴方忘れる為引っ越す
過ぎたる過去より明日
私は前を向いて歩く。
「蕾なる 花は咲く明日に生きるのは 希望ある日々 前を見て咲く」
<!-- Y LLEGASTE TU _ ANDRES DE LEON & SIN BANDERA -->
★★★irasuto「春」★★★
「尊きは」
今ここに在る存在成
この世の華と様々に
蕾ふくよか今咲くと
咲いて誇れば種残し
華やか成る思い残る
清らかに散る命在り
華やかに咲く時まで
茂葉に命託して眠る
再び咲き誇る時まで
「生きてこそ この世の花と 枯れもせず」
イラスト
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