✦ illustrationー「赤い野花」 ✦
「六月の雨に濡れ」
六月の雨の中
濡れて情熱の花
剣の葉を持ち
緋色に咲いて
愛に焦がれ待つ
雨は運んでこない
夜の雫はなみだ
緋色に燃えて
一人咲いている。
「一人咲く 緋色に燃えてあなた待つ モントブレチア 夜露は涙」
✦ illustrationー「赤い野花」 ✦
「六月の雨に濡れ」
六月の雨の中
濡れて情熱の花
剣の葉を持ち
緋色に咲いて
愛に焦がれ待つ
雨は運んでこない
夜の雫はなみだ
緋色に燃えて
一人咲いている。
「一人咲く 緋色に燃えてあなた待つ モントブレチア 夜露は涙」
★ illustrationー「アート?」 ★
「生きる事」
心清らかに保つなら
無駄のない動作となり
綺麗な立ち振る舞いと
人の瞳に映るだろう
欲心も消えて心も清楚
晴れやかに生きて
思い出の中にも
喜びを得るだろう。
「生きるには 欲心持たず清らかに 心の中に 蓮の花咲く」
★ illustrationー「聖地」 ★
「涼やかに」
葉の上で水玉キラリ
雨上がりに眩しく光り
緑を照り返し零れ落ち
風に吹かれて揺らいで
零れ落ちる涼やかなり
涼やかなりて瞳み潤す。
「梅雨空も 雨も上がりて涼やかに 緑葉揺らし 風何処へ行く」
★ illustrationー「狙う」 ★
「君想いて」
濃い灰色の空を突き破り
落ち来る雨粒が窓ガラス濡らす
心の涙の様に流れる水滴
見つめる窓の外霞んで
僕の顔を映し出している
悲しそうな顔は涙を映す
思い出を追いかけている
雨窓を叩くとき感じる
君がドアーをノックして
髪を濡らし雫落として
悲しい顔で立っている
今も君の姿忘れられず
過ぎ去った日が今も甦り
僕の心を濡らし続けている。
「水滴が 窓を伝いて涙なる 君の悲しみ 天思い泣く」
★ illustrationー「野道」 ★
「先生と呼ばれて」
先生と言われる人は
多く存在している
そもそも何故先生なのか
先生とは何かを教える
指導者であると僕は思う
しかし敬語の様に使われる
政治家を先生と呼び
作家を画家を書道家も
医師も先生と呼ぶ
先生と呼ぶのは敬いの
心から呼ぶのだろうか
曖昧に先生と呼ばれて
当然の様に胸を張る
馬鹿な政治家の増長
先生とは不思議な存在である。
「先生と 呼ばれて嬉し何故思う 勘違いして 胸張り歩く」
★ illustrationー「心象山脈」★
「天は気侭」
天よりの雨が欲しいと
緑葉うつむいて願う
豪雨で困っている人と
雨待ちて空見上げる人
気ままな自然現象に
人心知らずあるままに
自由気ままに襲う天地なるや。
「雨降れば 被害を受けて嘆くのに 雨が降らぬと 恨み節にて」
★ illustrationー「花瓶蝶」 ★
「萌える木の葉」
梅雨の晴れ間に
瑞々しく映えて
優しさの木の葉
瞳を癒して心も癒す
音もなく心に響く
緑が美しく映えて。
「雨上がり 木の葉輝く 水の玉」
★ illustrationー「装飾」 ★
「聞こえぬ音を聞く」
しとしとと雨の音
聞えぬ音を感じて
見るは聞くなりし
聞くは心に響来る
豊かなりし心持ち
聞えぬ声が聞え来る。
「豊かなる 心の中に忍び込む 音なし音を 安らぎに聞く」
★ illustrationー「野」 ★
「その言葉」
あなたの言葉吐息が
私にまつわりついて
甘い言葉に肌濡らす
淀んだ部屋の明かり消し
愛しい吐息に包まれて
愛の香る梅雨の夜は
雨の音響くリズムに
甘く切なく過ぎてゆく。
「肌濡らす 甘い言葉の誘いに 息苦しくて 瞳が燃えて」
★ illustrationー「無題」 ★
「素敵な笑顔」
六月の太陽は眩しく
照らす緑葉を眺め
あなたと食べたかき氷
頭がツーンと痛いねと
笑い合っていた
あなたの笑顔に笑窪に
胸がキュンとして
愛する幸せを感じているの。
「微笑みに ドッキリ心奪われて 見つめていたよ 愛しき人よ」