人物破壊とは、標的を実際に暗殺する代わりに、対象の世間的な評判や人物像に致命的な打撃を与えて表舞台から永久に抹殺する手法。このように、説明をしている。
政治家小沢一郎が、人物破壊にさらされているというのが、著者のお見立てである。検察は、検察審査会まで持ち出して、抹殺を図ったと主張している。さらに、主要新聞の論説も、その追随だったと批判している。
今ある法律には違反していないだろう。有罪にする証拠がないので、何度も不起訴処分になっている。逆に、４月に判決が言い渡される地裁の審理では、検察が批判されている。しかし、小沢さんを胡散臭く感じる意見は多い。天星もそのひとりであった。目に見えない権力が、胡散臭くなるように仕向けてきたのであろうか。
田中角栄さんは、明らかな証拠があった。官邸で、現金１億円を手渡した人物が現存し、証言した。ところが、小沢さんの政治資金規正法違反容疑は、たたいてもたたいても、証拠がでてこない。菅さんを引きづり下した勢力も、なんだったのだろうか。
