どんぐりころころ

絵と工作の教室「どんぐり工房」
些細なこと
でも忘れたくないこと

卒業生を送る会 5(読み聞かせ)

2010-03-25 20:07:27 | どんぐり日記

自分のこどもが小さかった頃、よちよち屋の読み聞かせに行きました。

こどもに付き添って。

でも、こどもそっちのけで物語の世界に入り込んでしまったのは私でした。

 

心地よいことばと心地よい声と心地よい空気と・・・それだけあれば、どんな映画にも勝るリアルな場面が頭の中に浮かんできます。

そんな「読み聞かせ」の世界、好きです。

 

どんぐり工房の「卒業生を送る会」で「読み聞かせ」をやるようになってから何年たつのでしょうか・・・

はじめはどんぐり工房の卒業生のお母さんUさんが来てくださっていました。

Uさんが来られなくなって去年はIさんに来ていただきました。

そして、今年はひょんなきっかけからSさんに来ていただくことになりました。

 

お話が素晴らしいからには違いないのですが、聞く姿勢がとてもおりこうさんと褒めていただきました。

きっと、Uさんが育ててくださったものが受け継がれているんですね。

 

私のわがままな企画、実行できるのは色々な方に支えられているからだと感謝しています。

「卒業生を送る会」が終わった日は、それを強く強く感じ、泣きそうになる日です。

 

それにしても、「鶴の恩返し」のようなお話、ウクライナ(・・・でしたっけ?)にもあったとは!

 


卒業生を送る会 4(のりまき君)

2010-03-25 14:45:24 | どんぐり日記

毎年恒例の「卒業生を送る会」、流れとしてはここ何年もずーっと変わりません。

簡単なおやつを作って食べ、

こどもたち&作品を紹介し、

卒業生の紹介と卒業生からのコメント、

最後に読み聞かせ

という流れです。

 

ただ、毎年「簡単なおやつ」の中身は違います。

実はこれを考えるのが簡単ではないんです

幼稚園から6年生まで楽しめて、短時間でできて、水も火も電子レンジもないホールでできるもの

 

普段から、どんぐり工房ではよくおやつ作りをしていますが、子どもたち、好き嫌いがあるんですよねぇ

いつも甘いおやつを作っていて「楽しかったぁ」という声に隠れがちな「甘いの苦手なんだよね」という声・・・おやつの企画をするたびに迷うんです。

今回、思い切って「ごはん」で攻めてみることにしました

最近流行った「飾り巻きずし」に挑戦

難しいといえば難しい

簡単と言えば簡単

お手伝いをしてくださるお母さんたち頼りです

「飾り巻き寿司」の巨匠川澄健氏発案の「かえる巻き寿司」を少しアレンジした「のりまき君」

  これ、見本です

そして、こどもたちの健気な作品

 そしてお母さんたちの作品

 さすが

 母たちも充分楽しんでくださったようで

ご協力ありがとうございました。

 

 

材料は・・・

口はソーセージ、白目はチーカマ、黒眼はニコニコパンチでカットした海苔

ごはんは迷いに迷って・・・寿司飯と塩ご飯と両方用意して好きな方を選びました

 

 


卒業生を送る会 2(ちょうちん)

2010-03-25 12:47:00 | どんぐり日記

ホールを装飾するには、大きくて見栄えのするものが効果的です。

お花飾りとか輪飾りとかは無難なところですが、作業的な制作はこどもたちはいやがります。

又、自分の工夫を発揮できるようなものを好みます。

 

ところで、ここ数年私は寄席や文楽など伝統芸能を観に行くことが多く、演芸場の入り口に並ぶちょうちんが気になっていました。

また、最近桜新町のさざえさん通りを歩いていて、さざえさん一家の顔がひとつひとつのちょうちんに描かれているのを発見し・・・・

これだ

 

さて、この季節にちょうちん

私の大好きなダイソーで、何回も何種類も見たことはあるけれど、はたして人数分揃うかどうか

しかも、今まで大抵のものは日本一の売り場面積を誇る町田のギガ・ダイソーで揃えてきたけれど、今回は運悪く改装中

ダイソーのHP見ながら20件ほど電話かけまくりました

そして3件のお店で揃いました

ほっ

 

  

実際に作った「ちょうちん」は演芸場やさざえさんのイメージとはかなり違います。

何故って、ホールの装飾の主役はあくまでも「等身大の自画像」で、それを引き立てる役割があったからね

飾り付けした日はちょうど東京の桜が開花した翌日

淡い色合いの「ちょうちん」たち、ホールよりも園庭に飾り、桜の木の下にブルーシート敷きお弁当広げて・・・・

なんて気持ちにさせる春らしいものばかりでした

 

書いた漢字は自分の好きな文字。

幼稚園クラスでブームだったんですお習字

名前に関連した文字が多かったですね

 

 


卒業生を送る会 1(等身大の自画像)

2010-03-25 11:29:58 | どんぐり日記

3月24日(水)「卒業生を送る会」が開催されました

どんぐり工房恒例の1年の最後に行われる盛大なパーティーです。

水金クラス合同で、幼稚園から6年生までとその兄弟やお母様たちにも参加してもらっています。

 

どんぐり工房ではこの日のために2月頃から準備してきました。

ひとつひとつ紹介していきたいと思います。

   《等身大の自画像》

まず、紙の上に寝て思い思いのポーズをとります。

指導者が輪郭だけ大ざっぱにとってあげて、その線を頼りに各自自画像を作り上げていきます。

墨の持つ力強さを生かせば、どんなに大きな作品でも間が抜けなくてすみます。

油絵のように彩色で描きこむなんて無理なので、墨でなるべく細部まで描き込むように指導しました。

そして、彩色は水彩絵の具を薄く溶いて刷毛でおおざっぱに

 

 

一遍に全員で大きな絵を描くスペースはないので、3週にわたってローテーション組みました。

15m巻の障子紙3本使いました。

 

大きな作品を作るってとても意味あることだと思ってます。

ものごとを大きく捉える機会って日常生活の中ではあまりないんですよね

だからどうしていいかわからない

ちょっとした線の乱れやかすれやにじみが気になってしまう 

全体から見れば全然気にならないのに・・・

ちっちゃいことは気にするな、それワカチコ・・・・・・ってだれかさんも言っているけど、それって案外難しい

ホールとか展覧会場とかで見ると又描いている時に見た感覚と違って見えます。

こういう体験大切です。