テレビじじいの観戦日記

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マーベリックス、心で勝った初優勝

2011-06-13 13:46:33 | バスケットボール
NBAファイナルも第6戦ともなると、精神力に勝負の行方はかかってくる。精神力といっても、倒れるまで闘うという敢闘精神ではない。大事なところで震えない心だ。

マーベリックスはノビツキーが前半、フィールドゴールを12回試みて1回しか成功しない絶不調。発熱した第4戦よりひどい出来だった。初優勝の重圧がかかっているように見えた。ノビツキーが不調でもベンチスタートのテリーが気持ちよくシュートを決めて、前半はマブス2点リードで終わった。

ところが、ヒートもひどい。フリースローをやたら外すのだ。あのレブロン・ジェームスすら2本とも入らなかったりする(チームでは33回中20回成功)。3Q終了時にスポールストラ・ヘッドコーチがインタビューに答え、「精神の安定」を強調、タイムアウトで聞こえてきた選手への指示でも同じ言葉でげきを飛ばしていた。

でも、これって逆効果だったのではないかと、テレビじじいは思った。硬くなって放送席から「シュートに行くのを嫌がっているように見える」とまで言われている選手たち。そこで「落ち着け、落ち着け」といっても、萎縮させるだけではなかったのか。

なぜかノビツキーは後半復調し、最終スコアは105-95でマーベリックスの初優勝となった。