テレビじじいの観戦日記

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気の抜けたビールではなかった「将棋界の一番長い日」

2014-03-08 09:16:02 | 将棋
「将棋界の一番長い日」A級順位戦最終局一斉対戦の中継。今年は羽生善治三冠の挑戦と谷川浩司九段の降級がすでに決まっていて残るは降級者1枠のみ。ちょっとスリルがない。しかも屋敷伸之九段の降級が早々と午後9時に決まってしまった。

これでは気の抜けたビール。そこまでで観戦をやめればいいのに、なんと午前2時まで付き合ってしまった。

午前1時で終わります、と名人戦7番勝負の日程などを紹介し始めた囲碁・将棋チャンネル。その5分間でもいいから三浦弘行九段ー久保利明九段戦の盤面を映してくれ。

願いが通じて、放送時間延長。今にも終わりそうに見えた戦いは、なんと1時間後の午前2時ごろ、やっと決着した。

他の対戦結果を知らずに戦っているのだとすると、両者にひょっとするとひょっとすると降級の目が残っている。ましてや順位最下位の久保。必死さが伝わってくる。劣勢と言われた局面から粘りに粘ったが、ついに投了となった。

延々と続く1分将棋を解説佐藤天彦七段の頭を借りて追っていく。ソチオリンピックでもやらなかったこんな深夜観戦だったけど、テレビじじいには、美味しいビールとなった。