「松風の家」下巻(宮尾登美子、文春文庫)を読んでいたら、以前読んだ時は気に留めなかった箇所に、おっ!と目が釘付けになった。
それは、北盛行という人物が、後之伴家第13代家元のところへ、白い平茶碗を持って来た場面だ。
「盛さん、これは皮鯨やな」
「そうどす。皮鯨のなかの逸品です」
宮尾さん、唐津焼の中でも、非常にマイナーな「皮鯨」を物語で使っておられる。
何だか、、粋である。
唐津焼と言えば、「絵唐津」「朝鮮唐津」「粉引唐津」「三島唐津」などが有名である。
が、「皮鯨(かわくじら)」である。
では、どんなんか、というと、こんなんです。
皮鯨とは、皮付きの鯨身のような黒白の対比から付けられた名前。
口縁部に黒い縁取りが見えますよね。
私の生まれ故郷長崎の魚屋さんでは、鯨身はよく売られているので、ぱっとわかるのだが。。
それは、北盛行という人物が、後之伴家第13代家元のところへ、白い平茶碗を持って来た場面だ。
「盛さん、これは皮鯨やな」
「そうどす。皮鯨のなかの逸品です」
宮尾さん、唐津焼の中でも、非常にマイナーな「皮鯨」を物語で使っておられる。
何だか、、粋である。
唐津焼と言えば、「絵唐津」「朝鮮唐津」「粉引唐津」「三島唐津」などが有名である。
が、「皮鯨(かわくじら)」である。
では、どんなんか、というと、こんなんです。
皮鯨とは、皮付きの鯨身のような黒白の対比から付けられた名前。
口縁部に黒い縁取りが見えますよね。
私の生まれ故郷長崎の魚屋さんでは、鯨身はよく売られているので、ぱっとわかるのだが。。