台湾訪問の楽しみの一つが、民家やビルの窓に取り付けられた鉄窓花(面格子)だという方は多いと思います。
台湾に素敵な面格子が沢山あると私に気づかせてくれたのは、2012年に出版された「もっと!台湾のたびしおり」(ワニブックス刊:ayaco著)。
その裏表紙に散りばめられていたのが、さまざまにデザインされた面格子でした。そして2018年「台湾レトロ建築案内」(エクスナレッジ刊:老屋顔著)が日本でも刊行され、面格子が台湾では”鉄窓花”と呼ばれていることを知りました。
1920年代に日本から伝わった鉄窓花は、1970年代に最盛期を迎えました。
鉄窓花は、職人の手作業で個々の住宅に合わせてオーダーメイドで製作されました。
素材は加工と着色が容易なカーボンスチールでしたが、錆びやすく定期的なメンテナンスが必要だったことから、錆びないステンレスの普及で廃れつつあります。
しかし今でも古い家屋やビルを注意深く見れば、たくさんの鉄窓花が残っています。
いままで行った街で鉄窓花が多かったのは、苗栗と高雄と台南です。築40~50年の民家やビルが残る地域を探すのがいいです。となると、建て替えが激しい台北や、台中の中心地では見つけにくくなります。
台南は駅前の東側に広がる迷路のような旧市街に行くと、無限に見つけることができます。
日本人なら嬉しくなる富士山。
シンプルな幾何学模様も。
上もセットで見ないといけないので忙しい。
変わった模様もあります。
私が集めている花模様も、大量に捕獲。
キリがないのでこのぐらいにしておきます。
あまりにも写真がたまってきたので、今年中に鉄窓花で一冊作ることにしました。
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