癒し系!?税理士の爆笑??商売繁盛記

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簡単な節税(経営者編)

2009-01-08 21:58:07 | 税金・会計
みなさん、こんばんは。

毎朝、布団からでるのが億劫になりましたね。

では、早速書いてみましょう。

昨日に引き続き、ビジネスということにします。

職業柄、経営者から相談されることで多いのは、節税です。
会社に限らず。個人の節税も良く聞かれます。

その際に、合法かつ簡単で、その効果の大きい方法をまず、
説明しています。

なんだか、大げさだなぁ~とお感じになるかもしれませんが、
実際にその効果は、稼いでいればいるほど、大きいんです。

それは、ズバリ「小規模企業共済」への加入です。
これは、小規模企業者(個人・法人とも)の退職金の見合いとして、国が
施行している制度です。商工中金や商工会議所などで、加入できるものです。

これは、毎月1,000円~7万円(500円単位)まで積み立てることができ、
その全額が所得控除の対象となります。ある一定期間を経過すると、積立金
が戻ります。

その期間によって、戻る金額が違いますが、税金を考慮すると、結構
オイシイです。

全額が所得控除の対象になるということは、支出金額×税率分の税金を
納めなくともよいことになります。つまり、単利の利息と同じ効果を得る
ことが出来るのです。

それでは、具体例を使っで説明しましょう。

年収1,000万円(給与所得のみ) 扶養家族はなし
(便宜上、社会保険は考慮しない)

小規模企業共済に加入していないと、

1,000万円-220万円(給与所得控除)-38万円(基礎控除)=742万円①
①×23%-636,000円=1,070,600円(所得税)

になります。

上記の人が、7万円/月の小規模企業共済に加入すると、

1,000万円-220万円-38万円-7万円×12ヶ月=658万円①
①×20%-427,500円=888,500円

となります。

その差額、1,070,600円-888,500円=182,100円となり
182,100円/7万円×12ヶ月=21.6%の利回りになるわけです。

もし、もっと稼いでいれば、税率は高くなるので、利回りはもっと高く
なります。

経営者の方は是非考慮してみてはいかがでしょうか?
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