みなさん、こんばんは。
今日は薄曇りの天候で、ところによっては雨が降ったようで、ようやく梅雨らしさが出てきました。関東地方は、台風の影響もあって、今週は雨の予報。これで、水不足の解消と農作物への影響が良い方へ出るといいですが。
さて、今日は小説のご紹介です。
荻原紀子さんの勾玉3部作のラスト。
実在した人物が、物語の中に登場(坂上田村麻呂やアテルイ)すので、より身近に感じるかと思います。
本作は上巻が主人公の少年を中心に描かれ、下巻にようやくヒロインの姫皇女(ひめみこ)が登場するという構成になっています。
なので、上巻の展開だけで物語が帰結しそうですが、下巻になってヒロインが登場することにより、いろいろな伏線がつながって、ラストへと向かうという感じです。
ほかの勾玉シリーズと同様、展開がどんどん転じていくので、思わず引き込まれてしまいます。ラストは、まぁこんな感じが落ち着きどころとしては、無難という感じでした。
元々、児童書として発表された勾玉3部作ですが、大人も楽しめる珠玉のファンタジーとなっていますので、ヒマを持て余している方は、時間つぶしになるので、おすすめです。
それでは、今日はこの辺で。また、明日!