意思による楽観のための読書日記

ラッシュライフ 伊坂幸太郎 *

本の表紙にもなっているのですが、不思議な絵があって水は上から下に流れるはずなのに、絵の中では上から下、下から上に循環している、そのようなお話です。前後関係をきちんと把握しないと話はクリアにならない。大金持ちで、「この世に金で買えない物はない」と言い切る画商の戸田と、いやいやながら戸田と行動を共にする若手の画家志奈子。「空き巣のプロ」を自認するプライド高き泥棒の黒沢。父親の自殺を契機に、ある団体の「信者」となった絵の得意な河原崎と、幹部格の塚本。お互いの配偶者の殺害計画を企てる精神カウンセラー京子と、サッカー選手の青山。会社でリストラされ、40社連続不採用という憂き目にあっている中年失業者の豊田。泥棒を生業とする黒沢はカモを物色する。父に自殺された河原崎は神に憧れる。女性カウンセラー京子は不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた豊田は野良犬を拾う。

バラバラ事件を題材にした人物描写、うまいという人もおるかもしれませんが、私は好きじゃあないなあ、この人好き嫌いがある。
ラッシュライフ (新潮文庫)

↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「読書」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事