裕也、サヤカ、慎二の3人とパウロさんは、ヒマラヤにある未踏峰ビンティ・チュリ(物語の中での架空の山)への初登頂をめざし、八ヶ岳や冬の富士山などでパウロさん指導のもと、猛訓練を始めた。ところが、ビンティ・チュリへの遠征直前になって、山小屋の火事でパウロさんが亡くなってしまった。3人は一時絶望するが、未踏峰挑戦の夢を実現させることが、パウロさんの夢でもあり、挫折した3人の人生を見つめ直し、立ち直るきっかけになることだと思い直し、3人でビンティ・チュリへと向かう。
なかでもサヤカの料理が3人を力づけ、サヤカの意志の強さが3人を支える。ストーリーは単純かもしれないが、読んでいて気持ちの良い作品。若いときにこういう本を読み、八ヶ岳縦走や夏の上高地から穂高や槍ヶ岳に登ってみれば、山登りが好きになる気がする。
未踏峰
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