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意思による楽観のための読書日記

明治の日本 熊谷充晃 ***

明治時代の出来事は知らないわけではないが、歴史の授業や教科書では三学期時間切れになりがちな部分。文明開化から日清・日露戦争を経て世界の一等国を目指した時代。その時代に起きていた、教科書には紹介されにくい隠れた話題を紹介するのが本書。

ミスコンの優勝者は学生だったため退学処分、日本人が好んだ新しい味はカレーライス、ビール、アイスクリーム、力士は相撲がプロスポーツとして確立するまでは消防士を兼務、空を飛ぶ物体は物の怪あつかい、武士の商売にお茶の栽培、選挙では賄賂合戦、大学生は本物のエリート。英米独仏の代理戦争だった日露戦争、戦争を陰で支えた明石元二郎、不正乗車の罰則が高額、鉄道敷設技術が進歩、電灯に郵便システムなどの文明、ハワイと日本の皇族による縁組案、徴兵逃れのための養子縁組。伊藤博文の天敵は獅子身中の虫、清水の次郎長の新事業、津田梅子の留学費は東大80年分、気弱で病弱だった乃木希典の少年時代、坂の上の雲を越えた秋山真之。こうしたエピソードを紹介した一冊。

 

↓↓↓2008年1月から読んだ本について書いています。

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