今日は、オーディオの話です。
僕は、音楽を職業にしていますが、基本的に音楽を聴くのが好きでたまらない人です。
なので、好きな音楽と仕事の音楽を毎日聴き続けるオーディオ機器にも、それなり以上にこだわりを持って選んでいます。
特にスピーカーは音の最終出口。
アンプを換えてもCDプレーヤーを換えても音は変わりますが、スピーカーを換えた時の音の変わり方には到底及びません。
納得いくスピーカーを求めて、この数年、いろいろ買い換えてきました。
僕は音楽室に、タイプの異なる2種類のスピーカーを設置して、音楽の内容によって使い分けています。
仕事用のいわゆるモニタースピーカーとして、2007年から愛用しているのが、B&W社の「CM1」。
特徴やクセはないけれど、低音から高音までフラットに鳴る、のがモニターですが、このCM1は小型ですが超優秀です。
特に、このサイズにしてこの信じられない重低音!!こりぁ、オバケです。
音に個性はあまりなくてちょっと冷たい印象ですが、モニターとしては逆に大歓迎。
このスピーカーは、これからも活躍してもらいます。
問題は、CM1以外の、趣味用のスピーカーでした。
これまでいくつか買い換えてきた理由のひとつが、サイズが大きいのにCM1程の重低音が出ない、線が細い、低域の押し出しが弱い、ということ。
低域が太い音でしっかり鳴ること、これがテーマだったのです。
が、ついに、「大納得の」スピーカーと巡り会いました。
「FOCAL」。フランスの、スピーカー専門のメーカーです。
今回買い求めたものは816Vという型番の製品。
左の写真、上に乗っかってるがB&W社のCM1です。
816Vは高さ約100cmの「トールボーイ」様式のスピーカーシステム。
4/5に我が家にデビューし、9日間エイジング(慣らし運転)して、低域がだんだんよく出るようになり、高域の角が取れてきて、
日毎に魅力的なサウンドに変身中です。
まず、低域。
ホントに押し出しの強い、腹にグッとくる、パワフルな低音です。
重低域もよく伸びていて、特にクラシックのオーケストラはすごい迫力です。
高域は、すごく繊細な、情報量の多いサウンド。
まだエイジングが済んでいないこともあり、今はアンプで少し高域を抑えて出していますが、
耳にツンツン障る音ではなく、品のいいやさしい高音です。
そして、全体的には、定位がすごくハッキリしていて、音の立体感、臨場感、リアルな手触りが、ホントに素晴らしいです。
今までと同じCDをかけても、音のグレードが明らかによくなったので、リスニングライフが楽しくなりました!!
友達の皆さん、よかったら宅の方に、お気に入りのCD持参でぜひ遊びに来てください。
最後に、この記事はあくまでも僕の趣味と感覚を元にした感想です。
他社の製品を何ら否定するものではありません。
その辺のところ、よろしくお願いします。