パソコンにハッカーが!?

今日は大変なことがおきました。

昼間、ケア付き老人ホームに入居している父(93歳)から呼び出しが。
曰く、部屋にいたら突然電話がかかってきて「あなたのパソコンは中国のハッカーに犯されている。今から私が遠隔操作であなたのPCをチェックし必要なアンチウイルスソフトを導入し、以降心配ないようにする。費用は10万円ほどかかる。」と片言の外人に言われ、不安をあおられて、遠隔操作を許し、クレジットカードの番号も教えてしまった。これはマズいんじゃないか。・・・だという。
「そんなの、絶対詐欺だよ!!」と答え、早速部屋に駆け付けると、パソコンは遠隔操作の真っただ中、もうかれこれ1時間以上その状態で、目の前で新たなアンチウイルスソフトがインストールされ、Pay Palの申し込み画面が。ヤバい。

先方さんと電話で話し、「まずどちらの何という方ですか」と聞くが、名前は言わない。会社は愛知県に実在する会社の名前を言ったが、多分ダミー。
日本語だが、明らかに外人なまりの言葉で、時々理解不能な言葉が。

電話を一旦切り、クレジットカード会社に現在のカードを無効にしてもらい再発行を依頼。次に警察に電話してその手の犯罪に詳しい署員の方にいろいろ教えてもらいながら対処。
遠隔操作の作業は既にかなり進行していたが、PCをシャットダウンして、そこで中断。案の定電話がガンガンかかってくるがすぐ切り、うるさいので電話線も抜き、しばらくは電話線も夜や外出時には抜きっぱなしにしておき、繋いでいる時も奴らからの電話には出ないことに。そして、パソコンの中身も専門家にチェックしてもらうことにしました。

連中も「あっ、息子が出てきて我々のいたずらに気付いてしまった。もうこの人はカモにはできない」となってあきらめてくれればいいのですが。

まだ、完全にこの件をクリヤしたわけではありませんが、少なくとも金銭的被害は避けられました。
お年寄りは、相手の言うことを信じてしまうので危険です。
一度入金すると、カモとなり何度もお金を要求され30万円とか騙されるケースも多いと聞きます。ご高齢のご家族のいる方はぜひ、お気を付けください。