追手門学院 退職強要の3職員に
賠償請求の審理は継続
大阪の学校法人「追手門学院」の事務職員3人が、研修で外部講師から「腐ったミカン」などと人格を否定する発言を繰り返され退職を強要されたと訴えた裁判で、原告側によると、学院側は17日までに3人は今も職員の地位にあり解雇は無効とすると認めました。
訴えによると、追手門学院で働いていた40代から50代の男性3人の事務職員は2016年に学院が行った研修で、コンサルタント会社の講師から「あなたのような腐ったミカンを置いておくわけにはいかない」「戦力外」などと退職を迫られ、うつ病を発症し休職を余儀なくされ、休職期間が満了したとして解雇されました。
3人は、違法な退職強要だとして学院や理事長などに賠償を求めるとともに、解雇は無効だと訴えていました。学院側は解雇は無効と認めましたが、賠償を求める訴えは、今後も審理が続けられます。
労働基準監督署は3人の精神疾患について労災を認定しています。
原告弁護団は、引き続き学院や理事長らに謝罪と賠償、再発防止、安心して働ける職場にしていくことを求めていくとしています。
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