よみがえるケインズ

ケインズの一般理論を基に日本の現代資本主義を読み解いています。
カテゴリーが多岐に渡りすぎて整理を検討中。

3-02:洒落にならん状態の家計:家計の可処分所得と消費・貯蓄

2021年09月26日 | 日本経済分析
日本経済分析 目次へ戻る本ブログ 総目次へ戻る 前回、家計の所得は1997年と比べてマイナス5%、16.64兆円の減少であることを見た。稼得所得中の可処分所得はさらに減少しておりマイナス13.45%、31.1兆円の減少であった。それは所得が伸びないうえに、「財政再建」や社会保障費の増大の負担を家計に負わせているからである。 それに対する筆者の考え方は、雑に言えば、「眠らせている金融資産」を原資に成 . . . 本文を読む