女、都内某所の有名な女性占い師を訪れる。
女「あの~、占って貰いたいんですが…」
師「!あ、あのね、あなた。い、いきなり来てそれは無理っていうものよ。半年先まで予約一杯なの。」
女「そ、そうですよね…。でも!」
師「いや、(でも)じゃないの。自分で言うのもなんだけど、私も結構ね売れっ子占い師なの。」
女「きついです、自分で言うのは……す、すいません!つ、つい…」
師「ふっ…あなた正直ね。思ったことは口に出さないと気がすまないタイプでしょ?」
女「あっ、分かります?そんなことも分かっちゃうんですかぁ?何かすごぉ~い!」
師「おだてない、おだてない♪兎に角!予約してチョーダイ。話はそれからよ。」
女「は、はい…でも、どうしても今すぐ診て欲しいですけど…」
師「だ・め・よ☆…書いた?」
女「はい、これいいですか?」
師「字汚いわね。まぁ、いいわ。じゃあ半年後にまたね、田中さん♪」
女「吉岡です。」
師「よ、吉岡!?汚すぎるわよ、字が。もう一回。占いもね、そういうところからちゃんとしなきゃ。」
女、再記入。
師「書いた?」
女「はい…でも!」
師「いや、(でも)じゃないの。もう他に客待ってるから。あなたも大人なら分かってチョーダイ。」
女「分かりました…but!」
師「いや、(but)じゃないの。これはルールなの。」
女「ルール…でもルールはたしか和訳すると(規則)!確か規則っては…破るための…」
師「…ものじゃないの。そんな映画の受け売り絶対にやめなさい。もう子どもじゃないんだから…」
女「す、すいません、馬鹿が過ぎました…では。」
師「…ちょっと待って!」
女「!!はい?」
師「あなた、もうここに来ないでしょ?」
女「何を言ってるんですか?来ますよ。」
師「いんや、あなたは来ないの。私には分かるの。」
女「ど、どうして分かるんですか?」
師「私には見えるの。厳密に言えば【来れない】といった方が正確かしらね。」
女「来れない…まさか…」
師「そう、そのまさかよ。」
女「…いや、今私、何も考えてなかったんですけど。適当に(まさか)って言ってみただけで。」
師「あ、あなたねぇ!!!!!…ごめん、私も。なぞってみただけ。」
女「えっ、ええええええええええーーーーーーーーーーー!」
師「う・そ。うそよ。」
女「もぉ~。」
師「あなた、失恋したでしょ。」
女「!!!!!!!!!」
師「分かるわよ。それで死ぬつもりでなんでしょ?」
女「…」
師「駄目よ、そんなことしちゃ。自殺なんてそんな馬鹿真似、絶対駄目!」
女「…」
師「世の中で一番くだらない事って知ってる?」
女「世の中で一番くだらない事?」
師「そ、世の中で一番くだらない事。」
女「分かりません…。」
師「殺人よ。」
女「自殺ちゃうんかい。」
師「自殺もそう。でも、それ以上に人を殺すことは、本当にくだらないの。」
女「私が、人を殺すと…?」
師「あなた、私を殺しに来たんでしょ?死ぬ前に私も殺して、その後自殺って、そういう訳ね。」
女「!!!!!」
師「それはそうね、なぜなら、あなたの元彼を奪ったのは私ですもんね。」
女「私が…私が…どれだけ愛してたか…知ってんの?」
師「知らないわ。知らないけど…」
女「知らないけど何よ!」
師「私もあなた以上に彼を愛してるのよ。私、大ナリあなたよ。」
女「何言ってんのよ!あたし、大なりぃ、あなたよ…私はね、結婚を考えてたの。」
師「け、結婚?」
女「そう、結婚よ。」
師「結婚を甘く考えてんじゃないの?結婚というのはそんなに甘くないのよ。」
女「分かってるわよ。」
師「いや、あなたは分かってないわ。そんなに急いでどうするの!」
女「急ぐわよ!このままだと負け犬だもん。あなたはいいわよ、彼が居るんだから。」
師「バカぁっ!」
占い師、女を平手打ち。
師「負け犬がどうしたのよ。負け犬でいいじゃない…私ももう52。今さら結婚しても所詮…」
師「負け犬なのよ。紹介なら協力するわ。知り合いでいい人知ってるから。少し年上だけど。59歳」
女「うう…お、お願いしますぅ、ぅぅぅぅ…」
師「任しときなさい…さぁ立って、もう泣かないの☆さぁ隠してるバズーカ出しなさい、見えてるわよ。」
女「あの~、占って貰いたいんですが…」
師「!あ、あのね、あなた。い、いきなり来てそれは無理っていうものよ。半年先まで予約一杯なの。」
女「そ、そうですよね…。でも!」
師「いや、(でも)じゃないの。自分で言うのもなんだけど、私も結構ね売れっ子占い師なの。」
女「きついです、自分で言うのは……す、すいません!つ、つい…」
師「ふっ…あなた正直ね。思ったことは口に出さないと気がすまないタイプでしょ?」
女「あっ、分かります?そんなことも分かっちゃうんですかぁ?何かすごぉ~い!」
師「おだてない、おだてない♪兎に角!予約してチョーダイ。話はそれからよ。」
女「は、はい…でも、どうしても今すぐ診て欲しいですけど…」
師「だ・め・よ☆…書いた?」
女「はい、これいいですか?」
師「字汚いわね。まぁ、いいわ。じゃあ半年後にまたね、田中さん♪」
女「吉岡です。」
師「よ、吉岡!?汚すぎるわよ、字が。もう一回。占いもね、そういうところからちゃんとしなきゃ。」
女、再記入。
師「書いた?」
女「はい…でも!」
師「いや、(でも)じゃないの。もう他に客待ってるから。あなたも大人なら分かってチョーダイ。」
女「分かりました…but!」
師「いや、(but)じゃないの。これはルールなの。」
女「ルール…でもルールはたしか和訳すると(規則)!確か規則っては…破るための…」
師「…ものじゃないの。そんな映画の受け売り絶対にやめなさい。もう子どもじゃないんだから…」
女「す、すいません、馬鹿が過ぎました…では。」
師「…ちょっと待って!」
女「!!はい?」
師「あなた、もうここに来ないでしょ?」
女「何を言ってるんですか?来ますよ。」
師「いんや、あなたは来ないの。私には分かるの。」
女「ど、どうして分かるんですか?」
師「私には見えるの。厳密に言えば【来れない】といった方が正確かしらね。」
女「来れない…まさか…」
師「そう、そのまさかよ。」
女「…いや、今私、何も考えてなかったんですけど。適当に(まさか)って言ってみただけで。」
師「あ、あなたねぇ!!!!!…ごめん、私も。なぞってみただけ。」
女「えっ、ええええええええええーーーーーーーーーーー!」
師「う・そ。うそよ。」
女「もぉ~。」
師「あなた、失恋したでしょ。」
女「!!!!!!!!!」
師「分かるわよ。それで死ぬつもりでなんでしょ?」
女「…」
師「駄目よ、そんなことしちゃ。自殺なんてそんな馬鹿真似、絶対駄目!」
女「…」
師「世の中で一番くだらない事って知ってる?」
女「世の中で一番くだらない事?」
師「そ、世の中で一番くだらない事。」
女「分かりません…。」
師「殺人よ。」
女「自殺ちゃうんかい。」
師「自殺もそう。でも、それ以上に人を殺すことは、本当にくだらないの。」
女「私が、人を殺すと…?」
師「あなた、私を殺しに来たんでしょ?死ぬ前に私も殺して、その後自殺って、そういう訳ね。」
女「!!!!!」
師「それはそうね、なぜなら、あなたの元彼を奪ったのは私ですもんね。」
女「私が…私が…どれだけ愛してたか…知ってんの?」
師「知らないわ。知らないけど…」
女「知らないけど何よ!」
師「私もあなた以上に彼を愛してるのよ。私、大ナリあなたよ。」
女「何言ってんのよ!あたし、大なりぃ、あなたよ…私はね、結婚を考えてたの。」
師「け、結婚?」
女「そう、結婚よ。」
師「結婚を甘く考えてんじゃないの?結婚というのはそんなに甘くないのよ。」
女「分かってるわよ。」
師「いや、あなたは分かってないわ。そんなに急いでどうするの!」
女「急ぐわよ!このままだと負け犬だもん。あなたはいいわよ、彼が居るんだから。」
師「バカぁっ!」
占い師、女を平手打ち。
師「負け犬がどうしたのよ。負け犬でいいじゃない…私ももう52。今さら結婚しても所詮…」
師「負け犬なのよ。紹介なら協力するわ。知り合いでいい人知ってるから。少し年上だけど。59歳」
女「うう…お、お願いしますぅ、ぅぅぅぅ…」
師「任しときなさい…さぁ立って、もう泣かないの☆さぁ隠してるバズーカ出しなさい、見えてるわよ。」
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