Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

2016 Week03 Terrelle Pryorの逆襲、Clevelandにトチノキの花は咲くのか

2016年10月03日 00時05分00秒 | NFL2016
先日、米国のCincinnatiに旅行に行った友人から、Ohio State Buckeyes(オハイオ州立大学バッカイズ)の深紅のTシャツをお土産にもらいました。Wikipediaによると、Buckeyeとは「トチノキ」の意味で、オハイオ州を別名“Buckeye Stateと呼ぶことからこの名がついているのだそうです。
 
Buckeyes 出身で有名どころの現役NFL選手にはA.J. Hawk(ATL)やMike Nugent(CIN)、Ryan Shazier(PIT)そして2016ドラフトでRBとして最初に指名されたEzekiel Elliott(DAL)などがいます。ちょうどTシャツをもらった直後のWeek03にこの大学出身のNFL選手が活躍したので、今回はその選手を取り上げます。
 
その選手とはTerrelle Pryor。Pennsylvania州西部、Pittsburghの郊外にあるJeannette(ジャネット)という町の出身です。地図で見るとわかりますが、Jeannette はOhio StateのあるColumbusから200㎞程度のところにあります。Clevelandからも近いので州は違えど地元といってよいでしょう。
 
PryorはBuckeyesでパスによるTDでチーム記録の57を持っています。2008年から10年まで大学で過ごし、2011年の2011 Supplemental Draft(補足ドラフト)でOAKに指名されました。この指名は長年OAKのオーナーを務めていたAl Davisの最後の指名になります。
 
補足ドラフトとは何かとか、なぜ補足ドラフトで指名されたのか気になる方はこちらをご覧ください。つまり、まっとうな理由ではありません。通常の新入社員とはちょっと違う、ちょっと訳ありの半年遅れで入ってきた第二新卒といったところでしょうか。
 
入団1年目の2011年シーズンは1試合しか出場機会がなく、そのときは自身が反則を犯したため記録はナシ。2012シーズンは3試合に出場し、最終戦はQBとして先発しています。
 
そして2013年の開幕を先発QBとして迎えたPryorは、Jersey Numberを#6から#2に変更します。なんでもBuckeyesのときにつけていたのが#2だったとのこと。大学時代の輝きをNFLにも持ち込みたい。3年目の決意の表れだったのでしょう。
 
ただし、この#2はOAKではQBには着けさせてはいけない番号でした。そう、2007年ドラフト全体1位でOAKが指名し、史上最大のBUSTと呼ばれているJaMarcus RussellのJersey Numberでしたね。
 
「よせばいいのに」と敏いとうとハッピー&ブルーの歌が聞こえる中、あえてこの番号に変更したPryor。しかし周りの忠告を聞かなかった罰が当たったのか、このシーズンはQBとして先発した9試合で3勝6敗でした。
 
Pryorは高い身体能力を持ち、入団前のテストでは195センチで109kgながら40ヤードダッシュを4.38秒で走ったとのこと。196センチ110kgで40ヤードが4.51秒のCam Newtonとほぼ同じ(足の速さでは上回る)となります。
 
実際、2013年の初戦となるWeek01では、IND相手にQBとして112yardsを走り、チーム新記録を打ち立てました。さらにWeek08のPIT戦では、93yardという、NFLのQBとしては最長距離のRushing TDを挙げています。当時の「モバイルQB」の一人にも数えられていました。
 
しかし問題はパスの成績が悪いこと。2013年シーズンは11INTを献上し、パッサーレイティングは69.1でした。たまに凄いことをするけど、ムラがある選手。かつて阪神タイガーズなどにいた新庄剛志を思い出しますね。しかしこれではNFLでQBは務まりません。
 
結局2014年シーズンを前にSEAにトレードされます。しかし残念ながら、SEAの最終Rosterには残れず、CINやNYG、PHI、WASなどでワークアウトを受けたものの採用には至りませんでした。
 
2015年に入ってからもKCとCINと契約するもリリースされ、ついにQBとしてではなくWRとして次のチームを探すことなります。そしてやっと契約したのがCLE。この年は2試合に出場し、RushingとRecievingで1回ずつ記録を残しただけでした(Jersey Numberは#87だったらしい)。
 
そしてJersey Numberを#11に変えて臨んだ2016年シーズン、Week03についに爆発します。この試合CLEはOTでMIAに敗れたのですが、PryorはRecievingで144ヤードを獲得しました。
 
さらにこの試合で先発したルーキーのCody Kesslerに代わって何回かQBの位置でスナップを受け、Rushingでは21ヤード1TD、5回中3回のPassing成功で35ヤードを獲得という結果を残しました。Fantasyでは1試合で23.90ポイントを獲得してます。
 
エース(RG III)とその控え(McCown兄)QBが怪我で出場できない中、RecieverとしてルーキーQBを助けながら、自身もパスを投げ、そして走るという八面六臂の活躍でした(動画はこちら)。その活躍は、McCown欠場で急きょ雇ったCharlie Whitehurstの存在を忘れてしまうほど
 
本職をWRとしたPryorがMcCownやRG IIIの復帰後も、スナップを受けたりする役回りを担うのかはわかりません。しかしサイズがあって走って速いので、たまにQBのポジションで使ってみるのはありでしょう。場面によってはNewton並みのQBが出てくるような使い方ができるといいですね。そしてWRとしてもこれだけの成績を残せるなら十分でしょう。
 
気を付けてほしいのは脳震盪(Concussion)。OAK時代の2013年シーズンも脳震盪を負ったことでせっかく勝ち取った先発を逃した経験があります。身体能力があるからといって過信せず、いまや緊急事態のCLEをしっかり支える役を担ってほしいものです。
 
CLEはいきなりの開幕3連敗でいいところがありません。前にも言いましたが、ClevelandのチームがNBAとMLBでは結果を残している2016年、CLEには市民から痛いほどの視線が注がれているでしょう。そんなCLEでQBというポジションにこだわらず、何とか生き残ろうとするPryorにはちょっとだけ応援したい気持ちが芽生えました。果たしてClevelandでトチノキの花は咲くのでしょうか。
 
でもムラがある選手だけに、きっと次の試合の成績はぱっとしないんだろうなあ。さすがにFantasyのFAで獲得する気には、今のところなれません。
 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
 MIA マイアミ・ドルフィンズ  NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
 NE ニューイングランド・ペイトリオッツ  PHI フィラデルフィア・イーグルス
 NYJ ニューヨーク・ジェッツ  WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
 CIN シンシナティ・ベンガルズ  DET デトロイト・ライオンズ
 CLE クリーブランド・ブラウンズ  GB グリーンベイ・パッカーズ
 PIT ピッツバーグ・スティーラーズ  MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
 IND インディアナポリス・コルツ  CAR カロライナ・パンサーズ
 JAX ジャクソンビル・ジャガーズ  NO ニューオリンズ・セインツ
 TEN テネシー・タイタンズ  TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
 KC カンザスシティ・チーフス  LA ロサンゼルス・ラムズ
 OAK オークランド・レイダース  SF サンフランシスコ・49ers
 SD サンディエゴ・チャージャース  SEA シアトル・シーホークス

2016 Week03 DET@GBで出現した謎のプレイ、なぜKick Offからの攻撃が40ヤード地点で始まったのか

2016年10月01日 22時20分00秒 | NFL2016
Week03で気が付いたことを簡単にまとめます。
 
まずはGamepassでDET@GBを見ていたときにあった、ちょっとした謎のプレイ。1QにDETがFGで得点した直後のキックオフ。Kicker Matt Prater(2013年シーズンはDENに在籍してましたね)のキックがGB陣内の左隅、2ヤード(サイドラインからもエンドゾーンからも)くらいの地点に転がったときのこと。リターナーのTy Montgomeryは、なぜかすぐボールに触らず、アウトオブバウンズに出てから倒れこみながらボールに触りました(gamepassでは19:16あたり)。
 
直後に審判がフラッグを投げたため、何かあったのか気になったのですが、米国での中継はすぐCMに入ってしまいました。CMが明けは、説明がないまま自陣40ヤード地点にセットしたGBが当たり前のように攻撃を開始。直後にロングパスが通り、このドライブはタッチダウンまで行きました。
 
その理由は、ドライブ中に説明がありました(解説は22:07あたり)。ルールでは、アウトオブバウンズにいる選手がキックオフのボールに触る=「out-of-bounds kickoff penalty」となること。そしてこれはKick Off側の反則で、次の攻撃は40ヤード地点からの開始となるとことでした。つまり、このルールを知っていたMontgomeryが、フィールド内のボールを強制的にアウトオブバウンズ扱いにしたという頭脳プレイだったのです。テレビの解説で「He knew the rules.」と言っていたのはこのことですね。
 
 
この辺りをしっかり選手に徹底しているところがGBなんだなあと思いましたね。少なくともテレビのリポーターが「知らなかった」と言っていたくらいですから。

その甲斐もあってGBは地元での開幕戦に勝利。Lacyが100ヤードを超える活躍をしたのに、Benchに送っていたのは筆者の失敗ですが、チームの状況がよくなったので良しとしましょう。
 
そんなGBなのに、Week4はByeというのはちょっともったいないですね。めぐり合わせとはいえ、シーズン半ばくらいにByeが回ってくる方が望ましいと思います。
 
それ以外では、SEAでドラフト外ルーキー、Trevone Boykinが実戦デビューしました。以前懸念していた通りRussel Wilsonが膝を怪我したためお鉢が回ってきました。
 
2016年のルーキーQBとしては早くも5人目ですね。まだプレイぶりをさらっとしか見ていませんが、7/9のパス成功率で1TD、1INT。Passer Ratingでは94.2ポイントなので悪い出来ではなかったように思います。
 
それから、NEのQBはルーキーのJacoby Briseettが先発したHOU戦で27-0の完勝。Tom Brady欠場でこれかよと、AFC東地区の他チームファンから嘆きの声が聞こえてきそうな展開ですね。

ただBrissettが親指を怪我したとのこと。現時点では、Jimmy GaroppoloもBrissettもQuestionableとのことなので、Week04のNEの先発QBをだれが務めているか気になります。Julian Edelmanが先発することはたぶんないと思いますがどうでしょう。
 
後は気づいたことを箇条書きで。
  • Eli Manningは逆転された直後のLast Drive、パスをInterceptされて敗戦。チームを3連勝に導けず
  • もっとひどかったのはRyan Fitzpatrickで怒涛の6Interceptを食らいました。チームは8TOを奪われ惨敗。KCはFantasyのDEFとして35point(6INT、2Funble Recover TD、Arrow 3point)を獲得
  • LAが初タッチダウンでを含む大逆襲でTBを圧倒。マークされて苦しんでいたTodd Gurleyが2TDあのKeenumがQBで2勝目とは、ホントよくわかんないチームですね
  • CLEではCody Kesslerが先発するも残念ながらTDは奪えず。Terreler PryorがPass throwだけでなくRussingでもReceivingでも活躍(動画はこちら
ちょっとPryorについてはまとめたくなったので、時間があるときにまた。
 
 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

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2016 Week02 受難続くQBたち、ルーキーのBrissettそしてKesslerが登板

2016年09月22日 21時00分00秒 | NFL2016
 Week03が始まる前に、順位表を見たらなんと首位。2連勝は3人いますが、2週連続100ポイント越えで最高得点のため首位扱いです。めったにないスタートを切れました。自分のチームが一番上に表示されるのは気持ちがいいものですねえ。
 
とは言いつつチームの強化は重要なので、Chris JohnsonをWaiverで獲得しました。DropしたPierre Garconには何の不満もないのですが、ABやCooper、Sneadを下げて先発させる予定はないので、先発の可能性があるJohnsonを獲っといたほうがよいかと考えました。
 
この指名にはもちろん「オール・オア・ナッシング」の影響があります。ARIでは2年目のDavid Johnsonが台頭し、今期も好調(二人合わせてJohnson & Johnsonと呼ばれてましたね)を維持しています。2015年はシーズン途中で怪我を負ったChrisの復活に期待して、しばらく成績を見守っていきます。
 
Week03を乗り切れば、Le'Veon Bellが帰ってきます。Tyler EifertもWeek04になりそうですね。その時はJurius Thomasとどっちにするか迷いそうです。
 
さてWeek02は、QBにいろんなことがありました。前シーズンもQBにトラブルが相次いだ記憶がありますが(シーズンを通して先発したQBは32チーム中17人しかいなかった)、今期も開幕直前にTony RomoとTeddy Bridgewaterが戦列を離れ、Tom Bradyは4試合の出場停止が決まるなど、複数のチームが開幕戦のQBを慌てて用意するところから始まっています。
 
さらに開幕戦でRG IIIが肩を痛めMcCown兄が登板したCLEや、Bridgewaterの代わりに先発させたShaun Hillに不満があるのでトレードしたてのSam Bradfordを起用したMINなど、Week02にして先発を切り替えたチームが出現しました。
 
そしてWeek02の試合中に、何人かのQBがトラブルに遭いました。
 
まずBrady不在の4試合を任されたJimmy Garoppoloが試合中に肩を痛めるアクシデントとなったNE。仕方なく控えに入っていたルーキーのJacoby Brissettにリリーフさせ、Julian EdelmanにもQBの準備をさせる緊急事態となりました。
 
Edelmanといえば、2014年シーズンのBAL相手のPlayoffsでBradyからのパス(マイナス方向)を受け51ヤードのTouch Down Passをエンドゾーンに投げ込んだことを覚えている方も多いでしょう。控えのQBが登板したときの、控えの控えを務められるとは、さすがQB経験者というものです。大量得点差がついたときに、MLBでは野手にピッチャーを任せるのとはわけが違いますね。
 
さてBrissettですが、2016年ドラフトの3巡目、全体91位で指名されました。BradyのSuspendが先行き不透明な状態でドラフトされたとはいえ、まさか2016年シーズンのWeek02にデビューするとはさすがに本人も考えていなかったでしょう。
 
Week03のGaroppolo出場が不安視されている中、ここでもう一つ、男を見せられるでしょうか。それとも2試合で9Sack、1INT、3Fumble Recoverを挙げているHOUのDEFの餌食になるか。TNFを楽しみに見ましょう。なお、HOUのDEFはわがチームが抱えております。
 
RG IIIに次いでMcCown兄まで左肩を痛めWeek03に出場できなくなったCLEではやはりルーキーのCody Kesslerが先発する模様です。Kesslerは2016年ドラフトの 3巡目、全体93位。QBとしてはBrissettの次に指名されました。
 
さらにCLEは控えQBとしてベテランのCharlie Whitehurstを獲得しました。Kesslerが成果を残せないようだと、Whitehurstを使わざるを得ない状況になるかもしれません。
 
もともと前評判が高くなかったCLEですが、今期は一気に苦しくなりましたね。2015年はNBAのCavariers(NBA Final初制覇)とMLBのIndians(ア・リーグ中地区優勝目前)が結果を残しているClevelandだけに、CLEへの風当たりは強くなりそうです。
 
あと、ルーキーではありませんが、CHIのJay CutlerがPHI@CHIのMNF試合中に指を怪我し、ロッカールームに下がりました。代わりにQBとして#2を着けて現れたのは、あのBrian Hoyer。昨年のPlayoffでKCにHOUが前半だけで4TOを食らったときのQBと、こんなところでまたお会いできました(その試合のダイジェストはこちら)。
 
このシーンに遭遇した時はHoyerの控えQBとしての生き様と、NFLのQBの人材難を強く感じましたね。Hoyerには頑張ってほしいのですが、Danny Trevathanも怪我を負ったCHIの今期はいきなり厳しくなったといわざるを得ません。
 
QBは先発だけでなく、まさかのときの控えがいないと試合ができません。エースQBが順調な時は問題ないのですが、大きなけがを負ったりするとそのチームの年度成績に影響します。チームにとっての宝であり、裏を返すとウィークポイントにもなるQBの大切さを学んだ開幕2週目でした。
 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

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あのBrandon Bostickを発見、NYGでキャリア初先発となったTEを応援する

2016年09月17日 17時00分00秒 | NFL2016
Week01のおさらいをするといっておきながら、のんびりしているうちにWeek02に突入していました。そのTNF(thursday night football)のNYJ@BUFの最初のNYJのスナップで、TEの#82、Brandon Bostickがターゲットになりました(パスはIncomplete)。筆者は飲んでいたお茶を吹きそうになりましたよ。
 
Brandon Bostickといえば、GBファンには大きなトラウマを残した選手ですね。1年半前の2014年シーズンNFC Championship game(現地時間2015年1月19日)、GB@SEAでブロックすべきオンサイドキックをキャッチに行き失敗リードしていたゲームで逆転を許し(一度は追いついたものの)、あと一歩のところまで来ていたチームのSuper Bowl 49進出を結果的に阻んでしまった選手です。その時の動画はこちらからどうぞ。
 
筆者は月曜の朝、この試合の結末を見てから会社に行ったのですが、駅までの道のりがやけに長かった記憶があります。気持ちを整理するのに2週間かかりました。このプレイは、いまだ現地のファンの記憶にもしっかり刻まれているようです。Fancided.comの「Every NFL fan base’s most heartbreaking moment」という記事のGB編でも、このプレイが取り上げられています。
 
ちょっと傷が癒えたのは、SEAがSuper Bowlでこのプレイに遭遇したからですね。つまりBostickのアレがなければ、NE vs GBのSuper Bowlになっていたわけで、ここに掲載されるプレイも別のものになっていたはずです。
 
さて、そのBostickは敗戦の後にGBを解雇されるわけですが、そのころに「The MMQB」に手記を寄稿しています。翻訳がNFL Japanにまだ残っていましたのでご覧ください。最初に読んだときはまだ、GBが敗れたことの後遺症が残っており素直に読めませんでしたが、今になって読み返すと結構泣けるじゃないですか
 
そしてBostickはGBと同地区のMINとオフシーズンに契約したものの、2015シーズン前に解雇、ARIのpractice squad経て、2015年シーズンはNYJのpractice squadとしてシーズンを終えます。今シーズンはNYJのまま開幕時のRosterに残り、Week01のCIN戦に出場(していたらしい)。ついにWeek02の@BUFで先発に名を連ねました。写真はBostickのTwitter(@Bostick11)から引用しました。

先発はGBで出場していた、2013、14年シーズンでもなかったことです。つまりキャリア初先発(TDはGB時代に2回経験あり)となりました。
 
Bostickがこの試合でパスターゲットになったのはこれが最初で最後。キャリアとしても通算19回目のターゲットのようです。
 
と、気持ちよく終わろうと思っていたら、NYJ@BUFの試合の最後にOnside Kickが出現しました。2Minuteの後に31-37まで追い上げたBUFが仕掛けたのですが、なんとこのOnside Kickを受けるNYJ側の一員に、Bostickがいる!
 
たまたまBrandon Marshall(もちろん開幕戦で片膝をついていたDENのILBではなく、NYJのWRですね)のいる右サイドに上がったためBostickは何もしませんでしたが、左サイドのErick Decker側にボールが上がっていたらどうなっていたのでしょう(BostickはDeckerの真ん前にいました。つまりDeckerの方にボールが飛んで来たらブロックする役目)。

ちょっとこのシーンは見たかったと思いつつ、これは別の機会の楽しみにとっておきましょう。といっても次にNYJがOnside Kickに遭遇する試合を観る機会があるかはわかりません
 
あのプレイで負った心の傷を克服して、リーグから消えることなく先発の座をつかんだBostick。筆者は過去のことは心にしまって、今後もBostickを追いかけていきたいと思います。まずNYJで実績を残し、いずれ彼が手記で書いていたような日が来ることを期待しています。
 
ちなみに、Onside KickでBostickからボールを奪ったSEAのChris Matthewsは、2015年シーズン途中にSEAを解雇された後、BALに移って4試合に出場。今季はBALの開幕Rosterには残れず、injured reserveにいるようです。

2016年シーズンはWeek07にBAL@NYJが予定されています。この時に二人が、それぞれ当時とは別のチームの一員として向かい合うことはあるのでしょうか。
 

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2016 Week01 CAR@DEN RS開幕戦は手に汗握る展開、両チームの今シーズンは明るい

2016年09月10日 13時30分00秒 | NFL2016
日本時間の9月9日に開幕した、NFLの2016年シーズン。筆者は金曜日の昼からSNS断ちをして、(金曜夜は飲み会だったため)土曜の朝にやっと試合を見終わりました。
 
NHKのBSが土曜日の1時から放送していたのですがうっかり録画を忘れ、Gamepassでの観戦となりました。ホントは日本語の実況と解説の方が楽ですが、英語の勉強と思って我慢しました。
 
事前に買っておいたChromecatが早速活躍しました。パソコンより大きなテレビ画面で楽しめるようになり、視聴環境が全く変わりました。これはもう手放せない!
 
今期は試合の結果を我慢してみないようにすれば、Gamepassでいつでもハラハラドキドキの展開を楽しめます。そして、開幕戦も最後の最後まで勝負の行方が読めない試合でしたね。勝敗に関わらず両チームとも収穫があった試合ではないでしょうか。開幕戦からこれだけ楽しめれば満足ですよ。
 
以下、試合経過や結果について簡単に。まだ知らない方はここから先は読まないほうがよいです。これ、全試合についてやったら疲弊しますので、開幕戦だけだと思ってください。
  • Trevor Siemianは予想以上のパフォーマンス。ロングパスはSuper Bowl 50のPeyton Manningよりも安心して見ていられた。DENとしてはまずまずのデビュー戦では。ただし2TOはいただけない
  • C.J.Andersonの仕上がりに感動。92 Rush Yds,1 Rush TD,47 Rec Yds,1 Rec TDでFantasy Pointsは25.9。この試合のDENの#O MVP
  • Cam Newtonはあれだけのハードヒットを食らってよく無事でいられるものだ。後半の失速は残念だが、前半のRushingのTDはこの人ならでは。ただ試合中の表情が硬かったのはSuper Bowlのトラウマなんだろうか
  • Andy Janovichが初キャリーでTD。2016年ドラフト6巡目、全体176位で指名したFB(Fullback)がするするっと抜け出しました
  • 試合前のセレモニーに登場していたPeytonが、米国中継の放送席に。そして「Your favorit city in Nebraska」という問いに「Omaha!」と答える大サービス!
  • Kelvin Benjaminが昨年の全休から復活。6 rec, 91 yds, 1TDとまずまずの結果を残せたのでは
  • 追い込まれながらのNewtonの4Qは立派だった。前半消えていたOlsenが終盤活躍
  • 最後のGanoのFG失敗は、左足のステップが近すぎたか。50ヤードの失敗は残念だが、Milehighなら決められた距離のはず
  • うちのリーグでGanoを上位(3巡目くらい)で指名した猛者がいましたが、蹴る前はこのFGを予測していたのかと恐ろしくなりました(結局外したけど)
他に思い出したら、だらだら書き足します。
  • KickoffがTouchbackになったら自陣25ヤードからになった。Touchbackばかりの風潮に釘を指すルール改正か

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 PIT ピッツバーグ・スティーラーズ  MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
 IND インディアナポリス・コルツ  CAR カロライナ・パンサーズ
 JAX ジャクソンビル・ジャガーズ  NO ニューオリンズ・セインツ
 TEN テネシー・タイタンズ  TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
 KC カンザスシティ・チーフス  LA(STL) ロサンゼルス(セントルイス)・ラムズ
 OAK オークランド・レイダース  SF サンフランシスコ・49ers
 SD サンディエゴ・チャージャース  SEA シアトル・シーホークス

フッター

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
LV ラスベガス・レイダース SEA シアトル・シーホークス