Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

【2018 Week04 Highlights】「Fitzmagic」が終焉、そしてドラフト上位QB四天王が全て敗戦(完結編)

2018年10月07日 06時09分43秒 | NFL2018

前回話題にした「Fitzmagic」はWeek04の前半で終了したようです。TB@CHIの先発QBとしてTB首脳陣に選ばれたRyan Fitzpatrickでしたが、パスにこれまでの切れ味はなく前半最後のTBの攻撃ではINTされました。前半終了時点で38-3という屈辱的な点差となった時点でTB首脳陣の腹は決まったようです。

後半のTBの最初の攻撃でスナップを受けたのはJameis Winstonでした。しかしその最初のドライブで、WinstonまでもINTを浴びます。WinstonはTDを一つ上げたものの4QにもINTを食いました。大量得点差をつけられ、一発狙いのパスが多くなるのは仕方ありませんが、Magicが解けたとたんに厳しい現実を突き付けられているように見えます。

その間、CHIのQBであるMitchell Trubiskyは面白いようにパスを決め、試合終了時には6TDでPassing Rateは満点に近い154.6をたたき出しました。シーズン前は苦戦が予想されていたCHIですが、この試合でも1Sackを決めたKhalil Mack獲得効果なのか、破竹の快進撃でNFC北の首位に立っています。

ちなみにWinstonから一つ目のINTを奪ったのはDanny Trevathanでしたね。なんか久しぶりに見たTrevathanはDENでSuper Bowl 50に勝利したときよりも太ったように見えましたが気のせいでしょうか(年鑑を見る限り、体重に大きな変化はなかったようですが)。

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さて、月曜夜の現時点では全試合のダイジェストを見られたわけではないので、ドラフト1巡目(10位までに指名された)四天王がそろって先発し、結果的に全員が敗れたという試合を振り返っておきましょう。

  • BUF@GBは、先週MINを前半で叩き潰したBUFがJosh Allen先発で覚醒したのかと思いましたが、全くの見込み違いでした。Randoll Cobb欠場などで切れ味が今一つの攻撃を見せるGBにBUFは全然歯が立たず、0-22という屈辱的な敗戦でした。Allenは2INT7Sackを浴び、Passing Rateはまさかの36.3でした。開幕3試合の勝負所でRuffing the Passerを繰り返していたClay Matthewsは、反省が生かされたのか何かを変えたのか、きれいにSack(ポイント的には0.5Sack)を決めていました
  • NYJ@JAXはJAXが早々に先行する展開。Sam Darnoldは34回パスを投げて決められたのはちょうど半分。INTは食らいませんでしたがTDはわずか1でPassing Rateは74.0でした
  • SEA@ARIで先発したJosh Rosenもスキッとしない戦いぶり。TDパスは一つで総獲得ヤードは180。Passing Rateは88.5と、ほかの二人を上回っていますが、スコアを見る限りDavid Johnsonの手助けがまだまだ必要なようです。なお最後はFG合戦となったこの試合、先に決勝FGを狙ったPhil Dawsonがこの日2本目のFGを失敗し、最後の2分でFGレンジまで行ったSEAがSebastian Janikowskiの52Yard FGでサヨナラ勝ちを収めました。この試合、Earl Thomasが足を骨折し多分シーズンエンド。DALやKCとのトレードはご破算となりました
  • そして壮絶なたたき合いとなったCLE@OAKはBaker Mayfieldが2TD2INTの成績。Passing Rateが70.7ではよろしくありません。チームは終盤まで8ポイントをリードしていましたが、4Q残り1分24秒からのドライブでTDと2Point Conversionを決められ追いつかれました。OTで1度FGを失敗したOAKでしたが、相手の攻撃を3 and OUTに持ち込みすかさずサヨナラFGで勝負をつけました。これでOAKはうれしい初勝利。勝利を挙げていないチームはWeek04終了時点でARIだけになりました

ということで今日は5試合分を整理しましたが、続きはまた週末にでも。

残りの試合を順次まとめましょう。

  • MIA@NEは、この試合にMIAが勝つとNEが窮地に追い込まれるので期待しましたが、案の定その期待を裏切る展開。3Qが終わった時点で0-31ではどうしようもない。NEの強さというべきなのか、MIAのふがいなさというべきなのか。こういうところがNEを長年独走させているわけですね。こちらの「Ryan」 TannehillはTDを一つも奪えず、Brock Osweilerのリリーフでかろうじて零封を免れました。
  • MIA@LARのTNFは地区優勝候補同士の手に汗握る戦い。かつてWASでKirk Cousinsを指導したSean McVayにとっては師弟対決でもあるわけですが、爆発したのがJarred Goff。465Yard 5TDを投げパッサーレーティングが158.3の満点でした。久しぶりに満点が出たので、別の記事で計算式を確認しましょう。Cooper KuppとBrandin Cooks、Robert Woodsという3人の100Yard Recieverが生まれたこの試合。おかげで筆者のリーグでLARのWRがあっという間に売り切れました
  • CIN@ATLは壮絶殴り合い。Andy DaltonもMatt Ryanも3TDを挙げる活躍で一進一退の攻防です。勝負を決めたのはDaltonからA.J.GreenへのTDパス。身を挺してのキャッチはさすがといったところでしょうか。1勝3敗で地区最下位となったATLは、Jurio Jonesがいまだ0TDとのこと。Week05ではやはり出足が悪いPITとの勝負が待っています
  • そのPITは同地区のBALと対戦。14点差を前半に追いつきますが、後半は無得点。Leveon Bellの不在がチームに重くのしかかります。BALのドラフト1巡目ルーキーのLammer Jacksonは4回ほどJoe Flaccoの代わりにスナップを受け、そのままRushするというプレイで試合に参加していました。そのうちパスも投げるんでしょうかね。Box Score上はパスを投げていないので、Rushingのみ記録されています
  • DET@DALはEzekiel Elliottに復活の兆し、152Yardを走り、88YardをReceiveしました。DETは132Yardを受け2TDを挙げたGolden Tateが目立っていました
  • PHI@TENはいつの間にかAlshon Jefferyが復帰していました。105Yardを受け1TDをあげる活躍。前シーズンの駒が少しずつそろってきた感がありますが、チームは4Qで追いつかれ、OTの末に敗れました。2勝2敗はSuper Bowl Championとしては物足りない感もありますが、NEも2勝2敗なのでまあこんなもんでしょうか
  • HOU@INDはJadeveon Clowneyが復活の兆し。J.J.Wattとともに2Sackを挙げて、ClowneyはFumble RecoverTDも上げました。HOUをDEFとして保有している筆者ですが、この展開は読めませんでした。ただINDのOLがいまだダメダメで4TDを挙げたAndrew Luckを守り切れていないことはよくわかりました
  • NO@NYGはAlvin Kamaraの鬼神のごときRushingに目を奪われました。特に49YardのTD Runは見事。3TDを挙げ、Drew Breesに楽をさせています。Kamaraを見た後は、Saquon Barkleyはまだまだひよっ子って感じ。相変わらずNYGのOLも弱く、Eli Manningが苦戦しているのが見とれます
  • SF@LACは、Jimmy GaroppoloのいないSFにLACが苦戦。最終的には27-29で振り切りましたが、Joey Bosa不在が響いているのでしょうか?
  • そしてMNFのDAN@KCも好試合。4Qに10点差を追い上げ2TDで逆転したKCは、これで4連勝。Power RankingでもLACに次ぐ2位ですがWeek05は3位のJAXが相手。KCの攻撃か、JAXの守備か。Patrick MahomesもいいけどLARのGoffをFantasy Teamで手に入れたので、Week05はGoffを使うつもりです

もうWeek05のTNFの結果は知っているけどそれはまた後日。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

Fitzmagicはいつまで続く、ファンタジーオーナーを悩ますTB首脳陣の決断

2018年09月30日 06時47分51秒 | NFL2018

Week04にTBのQBを務めるRyan Fitzpatrickが先発するのかがちょっとした話題になっています。Jameis Winstonが開幕から3試合の出場停止となり、BackupのFitzpatrickが先発を務めていたわけですが、その3試合で大活躍。1230Yardを投げて11TD。Passing Rateで124.8ポイントを獲得しています(Passing Rateについては、こちらをご覧ください)。

対戦相手はNOにPHIにPITという、今期各地区で位を予想されている有力チーム。今シーズン苦戦が予想されているTBが2勝1敗という好スタートを切れたのは、Fitzpatrickの確変が大きな要因と言えるでしょう。その活躍ぶりは「Fitzmagic」と命名されています。

では、Winstonが出場できるようになったから、Fitzpatrickを先発から下げるのか。そしてFitzmagicを自らの采配で終了させるのか。これがTBの首脳陣を悩ませています。

そしてこの問題はFitzpatrickをチーム内に抱えるファンタジーオーナーも悩ませることになります。これだけ好調なQBを抱えるという幸運に恵まれながら、その選手が出場しない可能性があるかもしれないとは。

出場してポイントを稼いでくれる期待と、出場しないことでQBのポイントが0になるリスクのどちらを選ぶか。怪我ではなくTB首脳陣の決断に左右されるだけに、試合が始まってみないと分かりません。これはスリルありすぎでしょう。

筆者が属するリーグでも、Fitzpatrickを抱えるオーナーが別のQBを先発させる決断を下しました。もし筆者が同じ立場だったら、うーん。やはりリスクヘッジするかなあ。

それほどTBの首脳陣とファンタジーオーナーを悩ませるFitzpatrickとは何者なのでしょう。ご存知の方もおいでと思いますが、筆者は2016年シーズン開幕前にもFitzpatrickについての記事を書いています。Payton Manning引退後のDENにFitzpatrickが先発QBとして招聘されるといううわさがあったため、その検証の意味も含めて書いたのです。過去のお話は省略しますので、それ以降も含めて成績を再掲しましょう。

YearAgeTmNo.GGSQBrecCmpAttCmp%YdsTDTD%IntInt%Y/AY/GRate
2005 23 STL 12 4 3 0-3-0 76 135 56.3 777 4 3.0 8 5.9 5.8 194.3 58.2
2006 24 STL 11 1 0   0 0   0 0   0     0.0  
2007 25 CIN 11 1 0   0 0   0 0   0     0.0  
2008 26 CIN 11 13 12 4-7-1 221 372 59.4 1905 8 2.2 9 2.4 5.1 146.5 70.0
2009 27 BUF 14 10 8 4-4-0 127 227 55.9 1422 9 4.0 10 4.4 6.3 142.2 69.7
2010 28 BUF 14 13 13 4-9-0 255 441 57.8 3000 23 5.2 15 3.4 6.8 230.8 81.8
2011 29 BUF 14 16 16 6-10-0 353 569 62.0 3832 24 4.2 23 4.0 6.7 239.5 79.1
2012 30 BUF 14 16 16 6-10-0 306 505 60.6 3400 24 4.8 16 3.2 6.7 212.5 83.3
2013 31 TEN 4 11 9 3-6-0 217 350 62.0 2454 14 4.0 12 3.4 7.0 223.1 82.0
2014 32 HOU 14 12 12 6-6-0 197 312 63.1 2483 17 5.4 8 2.6 8.0 206.9 95.3
2015 33 NYJ 14 16 16 10-6-0 335 562 59.6 3905 31 5.5 15 2.7 6.9 244.1 88.0
2016 34 NYJ 14 14 11 3-8-0 228 403 56.6 2710 12 3.0 17 4.2 6.7 193.6 69.6
2017 35 TAM 14 6 3 2-1-0 96 163 58.9 1103 7 4.3 3 1.8 6.8 183.8 86.0
2018 36 TAM 14 3 3 2-1-0 78 111 70.3 1230 11 9.9 4 3.6 11.1 410.0 124.8
Career       136 122 50-71-1 2489 4150 60.0 28221 184 4.4 140 3.4 6.8 207.5 81.1
  STL   5 3 0-3-0 76 135 56.3 777 4 3.0 8 5.9 5.8 155.4 58.2
  CIN   14 12 4-7-1 221 372 59.4 1905 8 2.2 9 2.4 5.1 136.1 70.0
  BUF   55 53 20-33-0 1041 1742 59.8 11654 80 4.6 64 3.7 6.7 211.9 79.8
  TEN   11 9 3-6-0 217 350 62.0 2454 14 4.0 12 3.4 7.0 223.1 82.0
  HOU   12 12 6-6-0 197 312 63.1 2483 17 5.4 8 2.6 8.0 206.9 95.3
  NYJ   30 27 13-14-0 563 965 58.3 6615 43 4.5 32 3.3 6.9 220.5 80.3
  TAM   9 6 4-2-0 174 274 63.5 2333 18 6.6 7 2.6 8.5 259.2 101.7

こうしてみると2018年の赤字にした成績がとんでもないことがわかるでしょう。

以前の記事でも触れましたが、Fitzpatrickはキャリア開始以来、Backupとして雇われることが多いのですが、なぜか先発QBが出場できなくなり先発QBとして出場するという「暗黒面」を抱えています。有名なのは「Geno Smith殴打事件」ですが、これも過去に触れているので省略。

では2016年シーズンはというと、2015年シーズンの悲劇(Fitzpatrickが犯した4Qでの3連続INTで最終戦に敗れPlayoff進出を逃す)のあとに契約を引っ張った挙句に結局NYJと契約。チームは前シーズン10勝6敗だったチームは5勝11敗と不振に陥ります。2015年シーズン3905Yardの31TDを上げ、チームを上位に押し上げながら、すんなり契約を継続してもらえない(Fitzpatrickが契約を渋った?)ことがチームに影響を及ぼしたのかもしれません。

このシーズンのFitzpatrickは不安定で、2度先発落ちをします。しかし代わって先発になったSmithは怪我を負い、Bryce Pettyも今一つ。結局14試合に出場し、開幕戦と最終戦を含む11試合に先発していました。

2017年シーズンからはWinstonの控えの座を得てTBに移籍しましたが、Winstonの肩の負傷もあって、6試合に出場し3試合に先発しています。

Fitzpatrickは2005年のドラフト7巡目ですから、先日2018年シーズンのWeek03で激突したAlex SmithとAaron Rodgersの同期に当たります。まだ現役のQBはほかにMatt Cassel(2018年シーズンはDET)とDerek Anderson(現時点ではFA)がいるくらいですから、息の長い選手といえるでしょう。

これも前に書きましたが、Fitzpatrickで怖いのはINTの多さ。BUFで16試合に出場した2011年シーズンはINT王を獲得しています。そして先日のWeek03のPIT戦でもその兆候は見てとれて前半だけで3INTを食らいました。これを見る限りFitzmagicも終わりかなあ、なんて筆者はMNFの試合をCondensedモードで見ながら感じたものです。

ところがこれで終わらないのがFitzpatrick。最終的に400Yardを超えるパスを投げ、後半はPITを急追。最後は30-27で敗れましたが、TBの逆襲に今期この試合まで勝利を挙げていなかったPITも肝を冷やしたことでしょう。

ではFitzmagicは終了するのでしょうか。いまから予測すると、NOとATLという強力な2チームにCARが絡んでくるNFC南地区でTBがこのまま好調(NOに直接対決で勝っているので2勝1敗で3チームが並ぶ状況ながらも地区首位)を維持するのはなかなか厳しいと考えます。FitzmagicはすでにWeek03でその兆候が表れた「INT癖」によって崩壊するような気がしてなりません。

もちろんこんな記事をしかも2回も書くわけですから、筆者はFitzpatrickの活躍ぶりに注目しています。本当にFitzmagicを継続して、チームを地区優勝(Playoff進出でも)に導ければ、この場で三度取り上げることを約束しておきましょう。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

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【2018 Week03 Highlights】ドラフト1巡目上位4人が勢ぞろい、PITほか6チームが今期初勝利(完結編)

2018年09月29日 21時57分43秒 | NFL2018

2018年シーズンWeek03のまとめです。今日時点ではMNFは終わっていませんが、それ以外のYouTube Digestをはります。タイトルもMNFの試合結果次第で変わるかもしれません。

なおここからまとめて16試合を連続再生できます。なぜか今日の段階では、CIN@CARがリストに入っていませんが。

Week03では、Baker Mayfield(全体1位)とSam Darnold(同3位)、Josh Allen(同7位)、Josh Rosen(同10位)の4人がそろってQBとしてスナップを受けました。全体32位のLamar Jacksonも1巡目ではありますが、Week01でデビューし02にも出場したものの、Week03には登場していません。

Week03ではCLEのほか、SEAやDET、NYGなどがうれしいシーズン初勝利を飾っています。

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Bills vs. Vikings Week 3 Highlights | NFL 2018 Raiders vs. Dolphins Week 3 Highlights | NFL 2018
Colts vs. Eagles Week 3 Highlights | NFL 2018 Packers vs. Redskins Week 3 Highlights | NFL 2018
Bengals vs. Panthers Week 3 Highlights | NFL 2018 Broncos vs. Ravens Week 3 Highlights | NFL 2018
Titans vs. Jaguars Week 3 Highlights | NFL 2018 Saints vs. Falcons Week 3 Highlights | NFL 2018
49ers vs. Chiefs Week 3 Highlights | NFL 2018 Chargers vs. Rams Week 3 Highlights | NFL 2018
Cowboys vs. Seahawks Week 3 Highlights | NFL 2018 Bears vs. Cardinals Week 3 Highlights | NFL 2018
Patriots vs. Lions Week 3 Highlights | NFL 2018 Steelers vs. Buccaneers Week 3 Highlights | NFL 2018

ということで今週も思いつくまま行ってみます。

  • NYJ@CLEは試合途中から、怪我を負ったTyrod Taylorとしてついに2018年ドラフト全体1位のBaker Mayfieldが登場。チームの逆転勝利に貢献しました。2017年シーズン全敗したCLEには635日ぶりの勝利だそうな。ちなみにNYJの先発は3位のSam Darnold。こちらは0TDで、2INT2sackを食らいました。早くも開幕戦の輝きに陰りが見えています
  • BUF@MINは、圧倒的有利を伝えられていたMINが1Qだけで2Fumble。前半は27-0と、地元観客を怒らせるのに十分なスコアを喫しました。先発したJosh AllenはPassはそこそこの成績でしたが、Rushingで2TDを挙げています。思わぬ大差となった試合では、大量失点をしたチーム(この試合ではMIN)は時間を使わないことを重視するためRunよりもPassが増えます。しかもDalvin Cookが欠場という事情もあってRBの成績は不振でした
  • そしてCHI@ARIではJosh Rosenが4Qに登場しました。逆転を狙ったドライブでINTを食らいチームもそのまま敗戦となりましたが、もし本当にチーム幹部がSam Bradfordに不満を持った交代だとするなら、Week04の先発はRosenかもしれません
  • NE@DETは、先ほど書いた記事をご覧ください

今日はドラフト1巡目QBが出た4試合を抜粋しました。週末までに続きを書きます。

ということで週末に続きを書いているわけですが、PIT@TBでPITが今季初勝利を飾りましたので、タイトルを変更します。今季初勝利を飾ったのはDET、SEA、BUF、CLE、PIT、NYGでしたね。三連敗はHOUとARI、そしてOAKの3チームになりました。

  • NO@ATLは同地区の猛烈な殴り合い。37-37で同点となりOTにもつれ込みました。Drew Breesが2Rushing TD。パスでも3TDに396Yardを投げており、うちのリーグの設定では42.54ポイントを叩き出しました。Matt Ryanも40.16ポイントでしたがチームは敗戦。ATLはあれほどの攻撃陣を擁しながら1勝2敗の立ち上がりです
  • 同地区ながら渋い試合となったのがTEN@JAX。なんと両チームTDなしの9-6という試合。Leonard Fournetteに続きT.J. Yeldonまでが怪我を負ったようで、もともとWR人にあまりタレントがいないJAXは攻撃に精彩を欠きました。先発が不安視されたMarcus Mariotaも完調には程遠い様子で、見どころがないまま淡々と試合が経過していったという印象です
  • SF@KCというと、Joe Montanaを思い出します。日テレジータスでMontana特集をやっていたのはこれがきっかけ?のわけないですよね。SFはJimmy GaroppoloがACL断裂でまさかのシーズンエンド。怪我をしたのはライン際のステップだったのですが、どうせ負けているのだから無理せずアウトオブバウンズに出ていれば防げたように見えました。Patrick Mahomesも相川ラスの調子でPassingで3TD。この強肩は見ていて楽しいです。Kareem HuntもRushingで2TDを挙げています
  • OAK@MIAはRyan TannehillがPassingで3TD。Jordy Nelsonが173YardのReceivingでOAKでの初TDを挙げました。チームは詰めが甘く3連敗。3連勝のMIAは来週いよいよNE。ここでNEを叩けるか、相変わらずやられるのか
  • 2005年シーズンドラフト1巡目対決となったKC@WASは、Adrian Petersonの2TDが効果的に効いたのと、Clay Matthewsの3試合連続のRuffing the Passerが勝負所で出てしまい、いいところなくGBが土俵を割りました。Matthewsが悪いようにはとても見えませんでしたが、QB保護を目的としたルール厳格化(2017年シーズンのAaron Rodgersの鎖骨骨折がきっかけになったといわれています)という趣旨は理解できるので、どうか公平な判定をお願いしたいです
  • IND@PHIはついにCarson Wentzが復帰。成績はいまひとつでしたがチームの2勝目を演出したので、復帰戦としては上出来化と。Andrew Luckは何か普通のQBになっちゃったなあ。昔は1ポゼッション差の4Qに逆転のPassを放ったものですが(筆者の個人的印象です)、この試合は最後のプレイで、相手のタックルをかわしたときにバランスを崩して膝をついてしまいました。両手で芝を叩き嘆く姿に悲哀を感じました
  • DAL@SEAは、DALへのトレードがうわさされているEarl Thomasが2INT。これでDALへの移籍は白紙となり(嘘)、今度はKCへの移籍がうわさされるようになりました(これはホント)。Russell Wilsonは相変わらず、相手をかわしながら必殺のパスを投げるプレイスタイルで、うれしいシーズン初勝利を演出しました。一方でDALの攻撃不振は深刻ですね。この試合前は、引退したばかりのKam ChancellorがCentury Link Fieldでおなじみの#12の旗の掲揚をしたそうです
  • CIN@CARはCam NewtonがPassingとRushingで2TDずつ。パスは大した距離を投げていませんが、RushingのTDがあるのでポイントを稼ぎました。CINは途中からA.J.Greenが退いた後、そこから攻撃のリズムを失ったように見えました
  • LAC@LARのロサンゼルス対決はLARの攻撃がさく裂。終始リードを奪ったLARが順調に3連勝。Robert Woodsが2TDを上げました。AFCの優勝候補と言われるLACは1勝2敗の滑り出しですが、KCとLARが相手じゃ仕方がありません。Mike Williamsの2TDが強烈な印象を残しました
  • NYG@HOUはNYGのオフェンス選手の才能を総覧できる試合展開。Saquon BarkleyはいいRBですね。Odell Beckham Jr.はTDこそなかったものの100Yard越えのReceivingを披露しました。しかしNYGのOLはJ.J. Wattを止められず3Sackを献上しました。攻撃が今一つのHOUはWill Fuller Vがロングパスを取って気を吐いていましたが、Runが今ひとつでしたね
  • そしてMNFのPIT@TBは、「俺にもっと球をよこせ」といったAntonio Brownが早々にTDを上げ、優位に試合を運びますが、TBのまさかの反撃にあい最後は30-27の僅差。Ryan Fitzpatrickは結局、3試合連続のパスで400Yard越え。Fitzについては時間があったら別に原稿を書きます

既にWeek04に突入しておりTNFの結果も知っていますが、それはまた来週。しかし仕事の関係で、全試合のダイジェストをYouTubeで見られるのはやはり週末というのが現実的です。月曜日が休みでないWeek04は、これまでよりも更新タイミングが遅くなることをご容赦ください。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
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AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
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PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
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JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
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LAC ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

今度こそNE王朝を終わらせよう、Week03のDETに続く因縁の対戦相手とは

2018年09月24日 18時25分24秒 | NFL2018
(ちょっとタイトルが変だったので直しました)

筆者は昔から、リーグを数年続けて制覇するチームを嫌う傾向があります。NBAでいうならMichael Jordanがいた時のChicago Bullsしかり、Shaquille O'nealとKobe BryantがいたLos Angeles Lakersとか(だからいまだに「Eleven Rings」おじさんは忌み嫌っています。誰のことかわからない方はググってね)。
 
お前は「San Antonio Supers(SAS)を応援しているじゃないか」とお気づきになられた方には、「このブログのファン」の称号を差し上げましょう。確かにSASは、この20年で5回もNBA Finalを制していますが、なんと「一度も連覇がない」という、ほかのチームにもチャンスを与えるシェア精神にあふれた戦い方をしています。20年以上チームを率いているHCのGregg Popovichがどういうチーム運営をしているかはわかりませんが。

そういう意味では、MLBなら松井秀喜が加入する前の1996年から2000年の5年間で4回優勝していたNew York Yankeesを応援する気にはなれませんでした。ただし2003年の松井加入後にWorld Seriesで勝てたのは2009年まで待たなくてはいけませんでした。
 
3段落も使って何を言いたいかというと、「NEばかり勝つ展開が面白くない」ということです。以前、NBAとNFLの境遇が似ているチームを比較する記事を書いたことがありますが(これこれですね。今になってこの2本の記事を読むと感慨深いものがあります)、その後も少なくとも2017年シーズンまで、NEの勢いは止まっていません(SASの方はさすがに厳しくなっているのに)。
 
そのNEが2018年シーズンWeek03でDETに敗れ開幕1勝2敗というまさかの黒星先行に陥っています。今日も祝日だった関係でほぼリアルタイムで試合を楽しみましたよ。ええ、NEが負ける試合はとても楽しかったですとも。
 
元NEのDefence CordinatorであるMatt Patricia率いるDETは、Runで時間を使いながらたまに効果的なパスを織り込む攻撃を繰り出し、前半からリードを奪います。Patrick ChungとTrey Flowers欠場の穴も小さくなかったでしょうが、NEの弱点を知っているPatriciaが巧妙に試合を進めた感があります。
 
Matthew Staffordは1TDを食いましたが、力任せのパスはほとんどなく、ゲームコントロールに気を配っています。Kerryon Johnsonがチーム久しぶりの100Yard Rushingしたこともあって、PatriciaにHCとして初勝利をプレゼントしました。
 
NEはというと、出だし3回のドライブを3 and Outとしたあたりから「いつもと違う感」が漂わせていました。Rob Gronkowskiは先週JAXに封じられたときよりは改善して、Receivingで51Yardを稼ぎましたがTDは0。そのGronkowskiがReceivingリーダーというところが、今週のNEの厳しさを物語っています。
 
中盤にSony Michelが続けざまにPassをDropしたときは、日テレジータスで解説を務めた生沢浩さんに酷評されていましたね。昨年までいたDion LewisのようにRBでありつつ、QBが危機の時はSafety Valveとなる役割を期待されているけれど、それができていないという指摘でした。
 
結局Tom Bradyは133Yardの1TDかパスで挙げられず、1INTと2Sackを食らいました。16点差がついていた最後のドライブでは、とうとうプレイを続けずに、時間を流して試合終了を迎えました。先週のJAXに続けての惨敗です。
 
そしてNEはWeek04にGllette Stadiumに全勝のMIAを迎えます。これまでNEの独走を許してきたAFC東地区の一角が、開幕3連勝の勢いをどこまでぶつけられるのか。いつものようにあっさり土俵を割るのか、これまでのように楽をさせないのか、その戦いぶりを見守っていきましょう。
 
そしてWeek05は3日挟んだだけでTNFでINDと対戦します。INDといえばDeflategate事件の相手であり、2018年シーズンのINDのHCに内定していたはずのJosh McDanielsが就任を辞退しNEに残留したというとんでもないことをした相手。Payton Manning在籍時からNEに煮え湯を飲まされてきたINDとしては、帰ってきたAndrew Luckの力を存分に使ってNEを叩きたいところです。
 
さらにWeek06以降は、プレイオフでNEに負けてばかりのAlex Smithに三下り半をたたきつけてPatrick Mahomesに切り替えてきたKC(3勝)、Khalil Mackを引き入れNFC北の首位となった(といっても2勝1敗)、そしてMINをWeek03で叩き潰して強いのか弱いのかよくわからなBUFとの対決が控えています。しばらくは面倒な相手が続くという、NEばかり勝つ時代を終わらせたい筆者にとっては理想的な展開ですね。ここをうまく乗り切れないなら、いよいよNE王朝に終わりがやってくるかもしれません。
 
といいつつ、思い出すのは2014年のWeek05のNE@KCのこと。14-41でKCに惨敗した直後に「NE王朝(Bill Belichick時代)の終焉」論が沸き上がりました。その時に記者会見に臨んだBelichickが「On to Cincinati(次の試合のCIN戦に備える)」と連発していたインタビューの一部がYouTubeで見られるのでリンクを貼っておきます。
 
On to Cincinnati | Do Your Job: Bill Belichick and the 2014 Patriots | DIGITAL EXTRA

その後のNEがどうなったかは皆さんご存知の通り。終わったと思ったNEがそれから4年も「君臨」しています。

とはいえBradyはまちがいなく4歳も年を取りました。PatriciaがやったことをヒントにしたNE対策が進むのも間違いないでしょう。筆者としてはAFC東の3チームには結果を出してほしい。そう願っております。

なおWeek03の結果については、別記事を用意しています。この後に執筆を始めます。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

【2018 Week02 Highlights】MIN@GBのスリルある展開に困惑、番狂わせも相次ぐ(完結編)

2018年09月22日 15時19分29秒 | NFL2018

月曜日が祝日なので、早起きしてMIN@GB戦を自宅で見ました。朝、自宅にいないといけない事情があり、某所での観戦会には参加できず残念でした(念のためお断りしておくと、筆者はGBを応援しています。ただFantasyをやっている都合上、原則各チームの試合を見るようにしています)。

まだ全試合のダイジェストを見たわけではありませんが、MIN@GBについて休日の今日中に公開したいので、追記もありってことでこちらに公開します。なおまだWeek02の試合はもう一試合、明日(日本時間18日火曜日午前)のMNFが残っていますが、このページの下で試合結果に言及していますことをお断りします。

Ravens vs. Bengals Week 2 Highlights | NFL 2018 Panthers vs. Falcons Week 2 Highlights | NFL 2018
Vikings vs. Packers Week 2 Highlights | NFL 2018 Chiefs vs. Steelers Week 2 Highlights | NFL 2018
Texans vs. Titans Week 2 Highlights | NFL 2018 Eagles vs. Buccaneers Week 2 Highlights | NFL 2018
Browns vs. Saints Week 2 Highlights | NFL 2018 Chargers vs. Bills Week 2 Highlights | NFL 2018
Patriots vs. Jaguars Week 2 Highlights | NFL 2018 Dolphins vs. Jets Week 2 Highlights | NFL 2018
Cardinals vs. Rams Week 2 Highlights | NFL 2018 Raiders vs. Broncos Week 2 Highlights | NFL 2018
Colts vs. Redskins Week 2 Highlights | NFL 2018 Lions vs. 49ers Week 2 Highlights | NFL 2018
Giants vs. Cowboys Week 2 Highlights | NFL 2018 Seahawks vs. Bears Week 2 Highlights | NFL 2018

MIN@GBは4QのTwo-minute warningの時間の使い方と(PassではなくRunにしておけば、時計が止まらないためMINのTimeOutを減らせていた→Mason Crosbyの4Q最後のFGに横やりを入れられなかった)、Clay MatthewsのRoughing the passer(勝負が決するINTを帳消しにする反則)の二つが残念でした。前半からGBが余計なところでTimeOutを取っていたのは、Aaron Rodgersの怪我の余波だったのでしょうか

前の試合に次ぐ試合終盤のRoughing the passerについて、Matthews自身は先週のプレイを「みっともない(shame on me)」と認めていますが、今週の試合は「unbelievable」だと試合後に語っています。さすがに改善が必要と思うのですがどうするのでしょう。

GB視点で見ると、本来逃げ切ったはずの試合に追いつかれ、勝ったと思ったらキックを取り消され、相手のFGで万事休したと思ったらそれが外れて引き分けとは。筆者もさすがに動揺しました。この試合を悲しむべきか喜ぶべきなのか分かりません。地区ライバルのMINである以上、Lambeau Fieldで勝てなかったことは尾を引きそうですが、負けなかったことを支えに気を取り直すしかないでしょう。

GBはMINの新人キッカー(K)Daniel CarlsonのFG失敗に救われ引き分けましたが(OTの2本を含めFGを3本外した)、それ以外にもKの受難は続いています。CLEの2年目KのZane GonzalezはFGを4本中2本とXtra Point(XP)を2本中2本外すという大乱調。FG1本とXP1本を決めていれば、CLEが久しぶりの勝利となっていたのですがまたもお預け。Wil Lutzに決勝FGを食らって敗れました。

PITのChris BoswellもFG1本とXPを1本外しました。こちらもKCに追いすがったものの僅差の敗戦だっただけに、Kの重要性を問われます。

CarlsonとGonzalezの行く末には、暗雲が垂れ込めています。昨シーズンも、開幕4週目時点でこんな記事こんな記事を書いていたことを思い出しましたが、序盤戦は特にKが「シーズン通して戦うために」重要視されるのですね。

なおYouTubeにこんな動画が挙がっていました。

Every Missed FG & Extra Point from Sunday | NFL Week 2 Highlights

後は、ダイジェストなどを見た試合のみ箇条書きで。残りは週末に書きます。

  • NE@JAXはRob Gronkowskiを封じ込めたJAXが最後まで主導権を渡さないまま押し切りました。NEに勝つには、先手を取りGronkowskiを抑えることだと分かりましたが、なぜ昨シーズンのAFC Championshipでこれができなかったのか。もちろんそれができれば誰も苦労しないのですが
  • PHI@TBはRyan Fitzpatrickがこの日も400Yard越えの絶好調。突然の確変に目を見張りますが、しばらくするとまた昨シーズンの姿に戻るんだろうなという確信めいたものがあります。NEとPHIという昨シーズンのSuper Bowl出場チームが相次いで負けたのは、番狂わせといっていいでしょう
  • CAR@ATLは最後まで手に汗握る展開 。Cam Newtonへの悪質なヒットはいただけませんし、こういうことをする選手は退場だけでなく長期の欠場処分が妥当かと。Christian McCaffreyとNewtonのコンビは見ていて切れがあっていいですね。でもATLの攻撃は強力で止められません。Matt RyanがNewtonのお株を奪う2Rushing Touch Downを挙げました
  • ARI@LARは得点経過を見ていましたが、ARIの攻撃がすぐ終わってしまう展開に動揺しました。Sam Bradfordもそうですがチームの成績も酷いですね。得点というより1st Downが5回(LARは24回)しか取れておらず、Red Zoneにすら入れていない試合では0封を食らうのも仕方ありません

続きはまた週末に。

ということで追記分です。Game Highlights (Week 2) | NFL 2018は、YouTubeでまとめてこちらから参照できます。筆者は今朝も、これをChromecast経由でリビングのテレビで再生して、まだ見ていなかったダイジェストを順番に見ました。

繰り返しになりますが、これを見た後でNFL倶楽部も見ると、テレビという放送時間に制約がある媒体では、情報量に限界を感じます。かといって、Game PassのCondensed Modeで全16試合を見ている余裕はありません。

ということで、順に行きます。

  • TNFのBAL@CINはA.J.GreenとAndy Daltonのホットラインを楽しむ試合。このコンビで3TDとはすばらしい。Joe Flaccoは2TDを挙げたものの2INTを食らっています。開幕戦が良かったReciever陣も今一つ
  • KC@PITはPatrick Mahomesの6TDパスがさく裂。QB Ratingが154.8ポイントと満点に近い出来。筆者はFantasyで先発させたため40ポイント超をMahomesで稼ぎました。試合は1Qに21点取ったKCを2Qで21点取ったPITが追いかける展開。上にも書きましたがBoswellがFG1本とXP1本を外していなければ1点差でした。Jesse JamesとJuJu Smith-Schusterが好成績を上げた一方で、あまりポイントが伸びなかったAntonio Brownが不満を漏らしています。
  • IND@WASでWASはまさかの0TD。開幕戦が良かったAdrian Petersonも不発で、こういうAlex Smithを見ているとKCを追い出された理由もなんとなくわかります。来週は@WASでGB戦。つまりRodgersとドラフト同期対決ですね。この二人の軌跡はこちらで書いてきましたのでご興味のある方はどうぞ。Andrew Luckは2TD2INTでいまいち精彩がない。Frank Goreが抜けた後のRBの成績がひどいことになっています
  • OAK@DENはDENの2連勝でOAKは開幕2連敗。Case Keenumが先発でいいのかとJohn Elwayに言いたいところですが、筆者的にはFantasyでFAで獲得後、すぐに先発で使って10ポイント強を稼いでくれたPhillip Lindsayのプレイが心の支えです。OAKはAmari Cooperに復活の兆し。過去3年で筆者のFantasyのポイントを支えてくれたDoug Martinはちょっと使えない感じ
  • MIA@NYJは開幕戦で輝いたSam Darnoldに早くも影が。Ryan Tannehillの方が断然目立っていました。4Sackを食らい168Yardしか稼げませんでしたがいろんなWRに投げ分けてチームを勝利に導きました
  • CLE@NOは上にも書いた通りCLEのKに大問題。Michael Thomasの2TDには貫禄を感じました。Statsで存在を思い出したほど、Alvin Kamaraには見せ場はなかったようです
  • TEN@HOUはMarcus Mariotaがお休みのTENに負けるHOUは大丈夫?
  • DET@SFは可もなく不可もなく省略で
  • LAC@BUFはJosh Allenに5Sackを浴びせたLACの完勝。Philip Riversが充実のプレイぶりでMelvin Gordonは3TD
  • SNFのNYG@DALは、NYGのOLが酷くEli Manningは6Sackを食らっています。攻撃タレントをそろえながら、QBの時点でつぶされていたのでは攻撃になりません。DALの攻撃のあまり覇気がなく、2年前のDak PrescottとEzekiel Elliottのコンビが色あせてしまいました
  • そしてMNFのSEA@CHIはKhalil Mack獲得で突如DEFを強化したCHIがRussell Wilsonに6Sackを浴びせ2Fumbleを誘発(一つはLost)。多くのキープレーヤーが去ったSEAで孤軍奮闘気味のWilsonが怪我を追わぬよう祈るばかりです。

巷ではWeek03が始まっておりますが、その様子はまた月曜以降に。筆者は来週月曜日も早起きして、GB@WASを見るつもりです。RodgersとSmithの対決やいかに。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

フッター

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
LV ラスベガス・レイダース SEA シアトル・シーホークス