Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

Eli ManningからUnitasまで、QB限定でJersey Numberを調べてみたら(後編)

2016年04月10日 21時00分00秒 | Jersey
昨日の記事はPVがすごいことになっていました。皆さんもお好きなんですね。Jersey Numberの話が。。。
 
ということで続きを行ってみましょう。
 
前回言い忘れましたが名前の後ろにある()内のチーム名は2015年シーズンのものです。シーズン途中に移籍した選手は、Jersey Numberも変わる場合がありますので、そこもフォローしています。
 
「2015年シーズンに#○を着けていたのは~」というのは「QBとして」(つまりKやP、WRには着けていた選手がいるかもしれない)という表現を省略しているので、よろしくお願いします。
 
#10   
 
現役ではSuper Bowlで2度MVPのEli Manning(NYG)は外せません。残念ながら4年ぶり3度目のSB進出はなりませんでしたが、2016年シーズンにはちょっと期待しています。
 
Jimmy Garoppolo(NE)はせっかくの先発チャンスだったのに「Tom Bradyおとがめなし」のあおりで今期もただの控えで終わってしまいました。Ryan MallettやBrian Hoyerのような先人たちの轍を踏まぬよう、しっかり成長してほしいなあと期待しています。
 
おっと2015年シーズンは試合に出ていないRG IIIを忘れるところでした。よりによって選んだ先がCLEなので心配ですが、腐っても新人王受賞者。ここでもう一花咲かせてほしいです。ちなみに新背番号は何番なんだろう。
 
OBだとFran Tarkentonでしょう。MIN→NYG→MINで活躍し、MINのQBとして73、74、76年シーズンの3回SBに進出。残念ながらリングには届きませんでしたが殿堂入りを果たし、#10はMINの永久欠番です。
 
ほかにはMarc Bulger(STL)、Trent Green(KC)、Chad Pennington(NYJ)、Vince Young(TEN)といったあたりが、#10を付けた2000年代の先発QBとして名を連ねています(カッコ内は主な所属チーム)。前回、#5に若手QBがそろっているという話をしましたが10年ほど前は#10がそんな状況だったのでしょうか(Greenは若手とは言えない歳でしたが)。
 
#11
 
現役では2015年シーズンに#11を3人が着けましたが、Alex Smith(KC)とその他二人といった感じです。Smithにとって今期は充実のシーズンだったようです。
 
16試合に全て先発し、なにかと比べられるドラフト同期生Aaron Rodgersをレギュラー定着後、パッサーレイティングで初めて上回りました。Smithが脳震盪を起こして退いている間にレギュラーを奪いSuper Bpwlまで駆け上がったKaepernickとは、明暗がはっきり分かれたシーズンとなりました。
 
LegendではNYGで長年活躍したPhil Simmsがいます。全休のシーズンはあるものの15年、14シーズン出場し、#11はNYGの永久欠番です。
 
あとは、Tom BradyとTony Romoにスターターを奪われた男、Drew Bledsoeを忘れてはいけません。NEを皮切りにBUFとDALでプレイしましたが、すべて#11を付けていました。
 
#12
 
ご存知、QBのエースナンバー。現役でも、Tom Brady(NE)、Aaron Rodgers(GB)、 Andrew Luck(IND)という大物が3人も並んでいます。ただLuckは2015シーズンに怪我でかなりの試合を休んだのが心配です。そのほかにも現役に3人ほどいましたがここは省略します。
 
それよりすごいのはLegendの方。Terry BradshawにJoe Namath、Roger Staubach、Jim Kelly、Bob Griese、Ken Stablerまで6人の殿堂入り選手がいます。現在、QBで殿堂入りしているのは25人。この番号の占有率が一番高いのは間違いないでしょう。それぞれの経歴についても、あえてここで語る必要はないかと思います。
 
あと、SEAは選手ではなく観客が、「12th man」ということで永久欠番になっています。QBにはエースナンバーはいらないってことですかね。
 
#13
 
現役では二人。Josh McCown(CLE)とShaun Hill(MIN)とは渋すぎる。
 
というのも、#13にはDan MarinoとKurt Warnerという大物二人がいるからですね。Marinoは剛腕QBとして名を轟かせました。そのインパクトは強烈で、筆者の知り合いにMarinoがいた当時からMIAのファンという人が何人もいます。
 
WarnerはSTLとARIで2回Super Bowlに進出。STLの1999年シーズンは勝利を飾り、MVPにもなりました。ARIのときはSantonio Holmesのアレで負けました。
 
 
Warnerの話なのにARIが負けた試合なのに動画を貼って申し訳ありません。
 
WarnerはSTLでの1年目は#10を付けましたが2年目以降、引退するまでは#13を付けています。ちなみにSTLでWarnerからエースQBの座を奪ったのはMarc Bulger。翌年の移籍先NYGでは新人のEli Manningにとって代わられました。
 
あえて上で動画を貼ったわけにお気づきいただけましたか?そう。ご覧になった通り、Holmesも#10でしたね。
 
Warnerは、かつて自分が捨てた#10に祟られる運命だったのです。ちょっとこじつけかとは思いますが、調べているうちに三つ重なったのでここに提示しました(みんな知ってる常識でしたか?)。これはもう、偶然ではないかと思います。
 
#14
 
現役ではRyan Fitzpatrick(NYJ)が昨シーズンに大活躍。全試合に先発しチームをあわやPlayoff進出させるほどでした。
 
Fitzよりも一段格上なのはAndy Dalton(CIN)。この人が2015年シーズン親指を怪我していなければ、DENのAFC第一シードはなかったはず(CINは僅差でDENにRSの直接対決で負けましたが、この結果が違っていたのではないかという意味です)で、Super Bowlの進出チームにも大きな影響を及ぼしていたことでしょう。
 
ただ、CINがSuper Bowlに進出できたかというと、そこには首をかしげざるを得ません。DaltonがPlayoffにからっきし弱いという指摘を払拭できていなかった(試合に出られなかったのでは仕方ない)からです。チームのPlayoffの負け方もひどかったので、2016年シーズンで出直しといったところでしょうか。
 
LegendにはDan FoutsやOtto Graham、Y.A. Tittleといった殿堂入り選手がいます。3人ともちょっと筆者からすると世代が上なので、名前だけにさせてください。あとは81年にシーズンMVPになったCINのKen Andersonがいますね。
 
#15
 
この番号も、初代Super Bowl MVPのBart Starrの番号のせいなのか、なかなか着けるQBがいません。このあたりから、Jersey Numberとして使うQBの数が減ってくるのは、数字が重すぎるっていうこともあるのでしょうか。
 
現役ではRyan Mallett(HOU)がBradyの控えをしていたNE時代から着けていました。ただしHOUを解雇され、BALに移ったときは#7に変わっていました。この後、#15をMallettが選ぶかは微妙なところです。
 
そう、DEN時代のTim Tebowが#15でした。DENがTebowを育てようと判断していたら、今のNFLは別の世界になっていたはず。そんな並行世界があるなら見てみたいという気もします。
 
Tebowはトレード先のNYJでも#15を付けていましたね。2013年シーズン開幕前にカットされたときは#5を付けていましたが、これは上のMallettと重なったためでしょう(Mallettは2012年シーズンから#15を着けていました)。
 
2015年シーズンのPHIでは#11を選んだTebowでしたが、こちらもシーズン直前にリリース。まだ出直す気があるなら、そのチームでは#15をもらうことが、不可欠かもしれません。
 
#16
 
これもJoe Montanaの印象が強くてなかなか着けられない背番号。Montana後に活躍したQBとして名の知れたVinny Testaverdeは、NYJに移籍してからこの番号を着けるようになりました。2000と2001年シーズンに全試合に先発しています。
 
現役ではMatt CasselがBUFとDALの両方で#16を着けています。Casselはこの番号が好きなようで、KC時代を除いて#16を付けています。2008年シーズン、NEでBradyが開幕戦で故障してほぼ全休しましたが、そのときは残りの15試合で#16のCasselが先発しています。
 
#7を着けたKCでは2008年シーズンの活躍が評価され先発QB待遇でしたが、出番は徐々に減り、Alex Smith獲得後に解雇されました。
 
#17
 
現役では何といってもPhilip Rivers(SD)。2015シーズンは全試合に先発しました。彼自身の成績は悪くないのに、チームは4勝12敗と低迷。故障者続出では仕方ありませんが、チームを立て直すにはもうひと頑張りしてもらわないといけません。
 
Ryan Tannehill(MIA)も全試合先発しましたが、この人の場合、性格に問題があるのがばれちゃったので、ここを直さない限り、伸びしろはないかと。
 
そしてBrock Osweiler(DEN)ですが、筆者の友人はHOUでの移籍会見のOsweilerの姿が、衆議院議員になった直後、会見に臨んだ杉村太蔵にかぶるといっていました。
 
 
「それほどの実績もないのに、若くして法外な未来を約束されたものの余裕」がにじみ出てますね。その未来が分不相応なものだったのか、HOUの眼力が正しいものだったのかは、これからのOsweiler自身が決めることでしょう。
 
Legendでは、なんといっても黒人QBとして初めてのスーパーボウルMVPとなったDoug Williamsですね。TBでキャリアのスタートを切り(この時は#12)、3シーズン間を置いて、86年シーズンにWAS入り。
 
Super Bowlに進出した87年シーズンの成績を見ると、Jay Schroederの控えとしてRSの先発は2試合で2敗。Playoffでの2試合もパッとしません。それがSuper Bowlの2Qに突然覚醒。4TDを上げ試合全体のパッサーレイティングが127.9となる大活躍をしました。
 
筆者はこの試合をリアルタイムTV観戦していましたが、途中で見るのをやめたくなりましたね。ただWilliamsのJersey Numberまでは覚えていませんでした。
 
Wiiliamsはその後、2シーズンをWASで過ごしたのち引退。ドラフト1巡目指名を受けた選手であり、TBで3シーズン全試合に先発しているので、「一発屋」と呼ぶほどではありませんが、Super Bowlでの活躍にかんしては突然変異としか言いようがありません。
 
#18
 
Peyton Manning(DEN)がINDとDENで付けて。2015年シーズンはQBではPeyton一人だけが着けていました。本来DENではFrank Tripuckaの永久欠番だったのですが、INDから着けていたこの番号を、本人の承諾を得てManningが使う格好になりました。先日、Peytonは引退を発表し、#18はINDの永久欠番になりました。
 
Peytonへの#18を貸してくれたTripuckaは、60年代前半(つまりSuper Bowlが始まる前!)にDENで活躍。2013年9月に85歳で亡くなりました。#18は86年に永久欠番となっていました。
 
#19

やっとここまでたどり着きました。#19は現役のQBは誰も付けていませんでした。やはり番号としては重すぎるんでしょうか。
 
この番号はJohnny Unitasの番号としておなじみ。ColtsがまだBaltimoreにあった50年代半ばから73年まで、ほとんどColtsでプレイし、最後の1年だけSDに移籍しました。Super Bowlでは68年の第3回にNYJに敗れ、70年の第5回にDALを破って優勝しています。
 
筆者の友人が愛してやまない、Bernie Kosarも上げておきます。80年代後半からCLEのQBとして名をはせ、86年シーズンのPlayoffではElwayの「The Drive」を食らって敗れた試合でも先発していました。当時のCLEは85、86、87、89年にPlayoffに進出する強豪でしたが、後ろの3年は全てDEN(つまりElway)に敗れるという、いわば「お客さん」状態でした。
 
最後にMontanaがSFから移籍した先のKCで付けたのが#19だったそうです。

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ということで、大変お疲れ様でした。

今回も執筆にあたり、http://www.pro-football-reference.com/と、http://www.bestbythenumbers.com/2012/08/current-nfl-quarterback-jersey-numbers.htmlhttp://espn.go.com/nfl/playoffs07/news/story?id=3218941を参考にしています。こちらもご覧ください。


2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。
 
AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
 MIA マイアミ・ドルフィンズ  NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
 NE ニューイングランド・ペイトリオッツ  PHI フィラデルフィア・イーグルス
 NYJ ニューヨーク・ジェッツ  WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
 CIN シンシナティ・ベンガルズ  DET デトロイト・ライオンズ
 CLE クリーブランド・ブラウンズ  GB グリーンベイ・パッカーズ
 PIT ピッツバーグ・スティーラーズ  MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
 IND インディアナポリス・コルツ  CAR カロライナ・パンサーズ
 JAX ジャクソンビル・ジャガーズ  NO ニューオリンズ・セインツ
 TEN テネシー・タイタンズ  TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
 KC カンザスシティ・チーフス  LA(STL) ロサンゼルス(セントルイス)・ラムズ
 OAK オークランド・レイダース  SF サンフランシスコ・49ers
 SD サンディエゴ・チャージャース  SEA シアトル・シーホークス

フッター

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CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
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TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
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