ブログをお休みしていた期間中に、大きなニュースを一つ見逃していました。よくよく見ると大変なことが書いてあったのでちゃんと整理しますね。
取りあえず、この記事を読んでください。二つ重要なことが書いてありますね。
一つはTNF(Thursday Night Football)をAmazon Primeが配信するというニュース。ソースはWall Street Jounalの記事のようですが、この記事は全編を読むには、サブスクライブしないといけないようです。著作権を侵害してはいけないので、サブスクライブせずに読める部分だけ見ると、2017年シーズンのTNFの10試合はAmazon Primeだけが見える(10 Thursday night games will be available only to Amazon Prime members)と書いてあります。
Amazon Primeのメンバーだけが見られるということは、例えばDAZNのユーザーは、Amazon Prime と契約しないとその10試合を視聴できないということだと思います(事実関係が明らかになったらこの部分はアップデートします)。どの10試合になるかはわかりませんが、例えばNEのホームゲームとなるシーズン開幕戦がAmazon Primeに入るかどうかは、大きな判断材料になりそうです。
そしてこの契約は多分、NFLが全試合を見せる「NFL Game Pass」と契約している人には及ばないでしょう。昨年のTwitterとの契約がそうだった(Twitterで中継した試合もGame Passでは見られた)ことから推測しています。「全256試合のうち10試合は、Amazon Prime以外では見られません」なんてやったら、Game Passの解約が増えるでしょう。
これは逆の見方もできます。Amazon Primeに契約しておけば、TNFのうち10試合(2016年シーズンはTNFは全16試合ありました)を必ず見られるということです。そしてこの10試合とDAZNで見られる試合は重ならないはずですね。ただしDAZNは2017年シーズンのNFL中継の情報(試合数など)はまだ公開していません。
Amazon Primeは年間3900円(税込み)で、DAZNは年間2万1000円(1750円×12カ月)。Amazon Primeには無料で視聴できる動画がたくさんありますし、DAZNはほかのスポーツも見られまから正対した比較とは言えませんが、NFLのゲームのオンライン視聴に限ればAmazon Prime+DAZNなら2万5000円である程度の試合が見られます(ただどの試合が見られるか、あるいは見られないかは現時点ではわかりません)。
昨日も触れましたが、3万円弱(前期はこの料金でした)でレギュラーシーズン全256試合+プレイオフを見られるNFL Game Passとどちらがいいかという判断になりますね。
筆者のようにAmazon Primeとすでに契約してしまっている人間からすると、DAZNにダウングレードしたほうが安上がりです。どうしても見たい試合は、1週間契約(もし今シーズンもあれば)を選ぶ手もあります。
あと、Game Passが前シーズンよりも大幅な値上げをしたら、涙を呑んでDAZNで我慢するという判断もあるかもしれません。このあたり、DAZNの中継試合数やGame Passの料金を含めて推移を見守りましょう。
そしてもう一つの重要なこととは、なんとAll or Nothing(オール・オア・ナッシング、AoN)の2シーズン目が存在するということ。昨年のAoNは非常に見ごたえがあったので筆者としては大歓迎です。まだ放映開始日は公開されていませんが、前年同様シーズン直前に公開され、字幕付きで日本でも視聴可能になることでしょう。
そして2016年シーズンの主役となるのはなんとLA Rams。英文ソースにちゃんと書いてありますね。
しかし、ここで筆者には大きな二つの心配が沸き上がりました。一つは2016年シーズンのLAが、2015年シーズンのARIほどの好成績を残していないということです。
ARIの場合はこの2015年シーズンに13勝3敗で地区優勝を飾り、NFC Divisional playoffでOver Timeに及ぶ劇的な試合でGBを下し、さらにNFC championshipでCARに敗れるという、大きなドラマがありました。2016年のLA Rams はというと4勝12敗の成績で、ここ5シーズンで最悪の成績となってしまいました。
2015年シーズンはARIのHCであるBruce Ariansが主役級の扱いでしたが、LAはシーズン終盤でHCのJeff Fisherを解雇しています。前年と同じような筋立てでは詰まらないとはいえ、Amazon Primeの契約を増やすための重要なコンテンツだけに、次回が見たくなるよう話を演出できなくてはいけません。シリーズを構成するシナリオライターの腕の見せ所となるでしょう。
そしてもう一つの不安とは、2016年シーズンのARIの成績が予想外の大崩れだったこと。筆者はNFC西地区の優勝本命に上げていましたが、まさかの7勝8敗1分け。AoN2015年版でAriansがRams(当時はSTL)のことを「万年8勝8敗」と揶揄しましたが、それすら下回る成績でした。これは「AoNの呪い」なのか、カメラに追われ続ける取材疲れなのかは分かりませんが、あまりよろしくない方向です。
では2016年シーズンに取材を受けたLA Ramsの成績はどうなるのでしょう。4勝12敗を大きく下回らないよう、ぜひ上昇機運に乗ってもらいたいものです。AoNに出ると、前年と成績が逆に振れる(つまり2017年シーズンのLA Ramsは成績が伸びる)ならよいのですが。そうでないと翌シーズン以降、取材チームからの許可獲得に苦しむことになりかねません。
Amazon PrimeはNFLの映像コンテンツに着目し、加入者増大に活用しています。日本でのNFL関連情報が減ってきているだけに、AmazonのNFL推しの傾向は日本のNFLファンにとってもありがたいことです。
筆者はamazonの回し者ではありませんが、AoNを未見の方は、ぜひAmazon Primeをお試しで加入してみてはいかがでしょう。お試し期間中にAoNを見終えて、お金を払わずに解約というのもできたようです。ただこのあたりは自己責任でお願いします。
2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。
AFC東 | BUF | バッファロー・ビルズ | NFC東 | DAL | ダラス・カウボーイズ |
---|---|---|---|---|---|
MIA | マイアミ・ドルフィンズ | NYG | ニューヨーク・ジャイアンツ | ||
NE | ニューイングランド・ペイトリオッツ | PHI | フィラデルフィア・イーグルス | ||
NYJ | ニューヨーク・ジェッツ | WAS | ワシントン・レッドスキンズ | ||
AFC北 | BAL | ボルティモア・レイブンズ | NFC北 | CHI | シカゴ・ベアーズ |
CIN | シンシナティ・ベンガルズ | DET | デトロイト・ライオンズ | ||
CLE | クリーブランド・ブラウンズ | GB | グリーンベイ・パッカーズ | ||
PIT | ピッツバーグ・スティーラーズ | MIN | ミネソタ・バイキングス | ||
AFC南 | HOU | ヒューストン・テキサンズ | NFC南 | ATL | アトランタ・ファルコンズ |
IND | インディアナポリス・コルツ | CAR | カロライナ・パンサーズ | ||
JAX | ジャクソンビル・ジャガーズ | NO | ニューオリンズ・セインツ | ||
TEN | テネシー・タイタンズ | TB | タンパベイ・バッカニアーズ | ||
AFC西 | DEN | デンバー・ブロンコス | NFC西 | ARI | アリゾナ・カーディナルス |
KC | カンザスシティ・チーフス | LAR(旧STL) | ロサンゼルス・ラムズ | ||
OAK | オークランド・レイダース | SF | サンフランシスコ・49ers | ||
LAC(旧SD) | ロサンゼルス・チャージャース | SEA | シアトル・シーホークス |