Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

#21だけどLTじゃないよ、Tim Duncanに惜別の言葉を

2016年07月12日 22時51分29秒 | NBA

昨日のPVは、たぶんブログ開設以来最高だったんじゃないかな。みなさんConcussionの映画、好きなんですねえ。さて今回はNFLではなくNBAの話をさせてください

San Antonio Supers(SAS)のTim Duncanが引退を発表しました。NFLよりもNBAを長く見ている筆者にとって、Duncan引退はとてつもなく重大な意味があります。本ブログのタイトルにはそぐわないかもしれませんが、今回はDuncanの19シーズンを取り上げます。

 
筆者は昨年から始めたFantasy Footballのチームに「Texas Chaparrals」と名付けています。これはSASの昔のチーム名なんですね。現在のソフトバンクホークスのファンが「近畿グレートリング」(このチーム名にはちょっとした逸話がありますが、ここは省略)というチーム名を使ってゲームに参加するようなものでしょうか。

まずお約束の、Jersey Numberの話からしましょう。Duncanが入団から引退までずっと着けていたのは#21。NBAでこの番号はKevin Garnett(Minnesota Timberwolves時代)とDominique Wilkins(Atlanta Hawksなど)が有名です。

NFLでも多くの有名選手が着けている番号ですね。日本で最も有名なアメリカンフットボール漫画「アイシールド21」ではタイトルにまでなって、主人公が着けてましたし。
 
引退選手で真っ先に思い浮かんだのはLawrence Taylorじゃない方の「LT」、 LaDainian Tomlinsonですね。
 
あとはSuper BowlとWorld Seriesに出場した唯一の男、Deion Sandersでしょうか。Sandersはキャリア終盤のBALで37番を着けた以外は21番でした。MLBではさすがにそうはいかなかったようで、ほかの番号をいくつかのチームで着けてます。
 
なんて調べているうちに、こんな記事を見つけました。
http://m.thepostgame.com/blog/list/201206/top-21-athletes-wear-no-21
ここにはNHLの選手もいます。もちろんDuncanはランクに入ってますが何位だったでしょう。そして最後まで読むとトリがこの人かよ、とちょっと感激しますよ。今シーズン、日本でもある事情から何度か名前が挙がっている選手ですが(追記しておくと、このころはイチローの3000本安打達成直前だったため、MLBで選手生涯の安打数3000本丁度の安打数だったこの人が取り上げられていたのです)。
 
それから筆者が唯一持っているGBのJerseyも21番です。前シーズンを最後に引退したWoodson隊長のものではありません。ちょっとした成り行きで買いましたが、あと3年は着られるかと思ってます。現役の有名どころでは目つぶしAqib TalibとSuper Bowl 49のヒーローMalcom Butlerがいます。
 
さてDuncanですが、1997年に入団後の全19シーズンでPlayoffに出場。99年に初優勝以来、三つのDecade(90年代、2000年代、2010年代)でNBA Finalに勝利しました。これはNBAの歴史でも二人目で(一人目がJohn Salleyだったとは知らなかった)、一つのチームではDuncanが初めてなのだそうです。
 
SASが初優勝した99年シーズンからNBA西はSASが6回(Final勝利は5回)、LA Lakersが7回(同5回)であとは、Dallas Mavericsが2回(同1回)Golden State Warriorsが2回(同1回)、Okrahoma City Thunderが1回(同0回)しかFinalに出ていません。AFCからのSuper Bowl出場QBが片寄っているのと同様に、NBAにもFinalに出られるチームと出られるないチームに見えない格差があるようです。
 
見ての通りSASはこの20年近く、LALとNBA西の覇権を争ってきました。LALばかりが勝つ状況にSASがストップをかけていたので、リーグの均衡も保てたと思います。
 
チームのカラーリングは黒とシルバーという、OAKと同じ地味な色合いですが、戦績はOAKと違って着実。そのチームカラーを身をもって示していたのがエースのDuncanでした。
 
しかもLALが某選手を野放しにしたツケが回って、ここ3年低迷しているのに、SASは次世代の柱を育て、有力選手をFAで獲得しています(以前もこの話を書きましたが、そのあとまさかPau Gasolを獲得するとは)。今シーズンもまさかのOKC覚醒がなければ、GSWとNBA西の決勝で戦い、それにも勝利できるだけの戦力を保持していました。それができた理由の一つに、Duncanが減俸を受け入れたことがあります。
 
ここ最近のDuncanで思い出されるのは、2012-13年シーズンのMiami HeatとのFinal第7戦。競った終盤でそれほど難しいとは思えないシュートを外した後の「床ドンでしょうか。YouTubeに映像が挙がっていたのでこちらからご覧ください。
 
 
その前の第6戦でRay Allenが放った同点シュートも懐かしいですね。その翌年、再び同じHeatとFinalで再戦し、リベンジしたのがDuncanにとっての最後のリングになりました。
 
このとき「Beautiful Basketball」と言われたチームを筆者は忘れないでしょう。
 
 
DuncanとLALの#24が今季をもって引退し、GSWにKevin Durantが移籍したことで、NBA西地区は時代の節目を迎えました。MavsのDirk Nowitzkiも38歳になり、引退が近づいています。Duncanが引退しても戦力を維持できそうなSASのほかに、GSWを止められるチームは出てくるのでしょうか。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

 

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
 MIA マイアミ・ドルフィンズ  NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
 NE ニューイングランド・ペイトリオッツ  PHI フィラデルフィア・イーグルス
 NYJ ニューヨーク・ジェッツ  WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
 CIN シンシナティ・ベンガルズ  DET デトロイト・ライオンズ
 CLE クリーブランド・ブラウンズ  GB グリーンベイ・パッカーズ
 PIT ピッツバーグ・スティーラーズ  MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
 IND インディアナポリス・コルツ  CAR カロライナ・パンサーズ
 JAX ジャクソンビル・ジャガーズ  NO ニューオリンズ・セインツ
 TEN テネシー・タイタンズ  TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
 KC カンザスシティ・チーフス  LA(STL) ロサンゼルス(セントルイス)・ラムズ
 OAK オークランド・レイダース  SF サンフランシスコ・49ers
 SD サンディエゴ・チャージャース  SEA シアトル・シーホークス

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