Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

なぜLamar Jacksonは「Paul Pierceのようなことはしていない」と言ったのか

2020年12月16日 07時49分31秒 | NBA
日本時間の2020年12月15日10時15分KickOffのMNF(Monday Night Football)、BAL@CLEは白熱した試合になりました。
 
試合経過は飛ばして第4QのBALの攻撃が始まるところから、直前のドライブで追い上げられたBALのQBのポジションには、Lamar Jacksonではなく控えのTrace McSorleyが立っているではありませんか。
 
現地リポートでは「けいれんが理由でJacksonがロッカールームに戻り、復帰はQuestionableである」という情報が流れました。その時に流れた映像(NFL GamePassでは02:00:40頃)Jacksonがロッカールーム(というよりも、Bathroomらしい)に慌てて駆け込む様子も流れていました。
 

そのBALのドライブは3andOutに終わり、直後のドライブでCLEがTDを決めて34-35と逆転します。それに対するBALドライブでも、スナップを受けるのはMcSorley。Jackson不在のこのドライブを何とかつないで、CLE陣内44ヤードのところまでこぎつけたのですが、Two-minute warning直前の3rd Down5のプレイでMiles Garrettのタックルを受けたMcSoleyがひざを痛めていしまいました。
 
どうなるBAL!というところへ、Jacksonが走って戻ってきた!という映像が流れたとき、まるで図ったかのようにテレビにはTwo-minute warningのCMが流れます。そして、戻ってきたJacksonが何をしたかというと…
 
ここから先もこの試合にはいろいろあって、最終的にはBALが勝利するのですが、その経過は省略します(ぜひCLEの最後のプレイまでご覧ください)。ただ筆者はJacksonにいったい何があったのか気になったわけです。
 
当然、試合後のメディアインタビューでこのロッカールームの話に質問が飛ぶわけですが、そこでJacksonはこう答えたという報道があります。
 
"I was cramping," Jackson told reporters in his post-game press conference. "I ain't pull no Paul Pierce. I didn't pull a Paul Pierce. I was cramping."
 
https://www.insider.com/video-lamar-jackson-paul-pierce-poop-break-2020-12
 
「私はけいれんをしていた。Paul Pierceのようなことをしたわけではない」という趣旨です。じゃあ「Paul Pierce」って誰で何をしたのということになりますね。
 
Pierce はNBAのスターで、2008年にBoston Celticsの「Big 3」(Paul Pierce, Kevin Garnett and Ray Allen)の一員としてチームを2007-08シーズンのNBA Final 制覇(相手はLos Angels Lakers)に導いた選手です。このときはFinal MVPも獲得しています。
 
事件はそのFinal初戦(2008年6月)で起こりました。第3Qの途中、競り合いに巻き込まれたPierceはフロアに倒れこみ、そのまま立ち上がれず、チームスタッフの手を借りて車いすに乗せられてロッカールームへと引き上げます。
 
車いすで搬出されたPierceは、その後しばらくして試合に復帰。その時点で同点だった試合は、Pierceの3Pointもあって10点差を付けての勝利となり、Pierceは一躍ヒーローとなりました。
 
しかしその試合の直後から、Pierceはなぜロッカールームに、しかも車いすで運ばれなくてはならなかったのかが話題となっていました。この光景があるため、この試合のことは「Wheelchair game」と呼ばれています。
 
その後にいくつかの報道はありましたが、(Tront RaptorsとGoldenstate WarriorsのNBA Finals第3戦の試合中ということですから、2019年6月に)Pierce自身がESPNのカメラの前で当時の様子を告白しているので、それをご覧ください。
 
Paul Pierce’s ‘Wheelchair Game’ confession: Was he just joking? | ESPN Voices
 
動画では「I just had to go to the bathroom(字幕ではbalcony)」と言った後に字幕はなくなりますが、どうやら「something went down」(なんか出た)と言っているようです。つまり、このトラブルで自分で歩いてコートから退場できなくなっていたというの真相のようです。
 
この経過を知っていたJacksonが、Pierceの行為のどこまでを否定しているのかははっきりしませんが、Jacksonもbathroomに行かなくてはならなかったのは事実のようです。そのあとに復帰して、チームを勝利に導いたというPierceと同じ働きをしたといってよいでしょう。
 
こうしたコラムを書けるのは、筆者が長年NBAとNFLを並行して観てきたからです。日本でのNBAの報道が減ってきたことへの恨み言は以前書いたのでそちらをご覧いただくとして、この状況はそろそろ解決してほしいところです。
 
日本人として初めてNBAドラフトの1巡目で指名された八村塁のいるWashington Wizardsには、なんとRussell WilsonではなくRussell Westbrook(2016-17SeasonのMVPを獲った名選手)が移籍してきました。こんなビッグニュースも日本ではほとんど話題にならない状況を、非常に心苦しく思っています。何とかならないものなんでしょうかねえ
 
NFLに話を戻すと、現在BALはAFC北地区の3位で、まだPlayoff進出を確定できていません。同地区のCLEを破ったことで、なんとかAFCの8位となりましたが、7位のMIAや9位のLVとの競り合いが残っています。
 
NBA Final初戦のPierceとRegular Season中のJacksonとでは状況は違いますが、試合中の緊急事態に襲われたあとにチームをどこまで導けるか。2019年シーズンのMVPであるJacksonのこれからに注目していきましょう。
 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
LV ラスベガス・レイダース SEA シアトル・シーホークス

『NFL on 日テレジータス』オンラインの続報、遅延は何秒?テレビCMは入る?

2020年12月15日 05時22分40秒 | Game Pass
おとといこの場に書いた、『日テレジータスオンデマンドNFL Powered by Elevensports』が、日本時間の12月14日月曜日10時15分から試合時間と並行したリアルタイム動画配信をしていました。中継した試合はWeek14のSNF(Sunday Night Football)のPIT@BUFです。
 
この動画配信を在宅勤務の休み時間に視聴し、前回挙げた懸念を確認しましたので報告します。
 
まず、CS放送である日テレG+との遅延(タイムラグ)について。ほぼ現地の映像を衛星経由でつなぎリアルタイムで放送している日テレG+とは異なり、インターネット経由の動画配信にはエンコードのなどの処理が発生するため、若干の遅れが発生します。例えば日テレG+と動画配信のNFL Game Passとの間には1~2分の遅延が発生しています。
 
ということで日テレG+(テレビ中継)と日テレジータスオンデマンド(動画配信)の画面を見比べて、遅延時間を実測しました。結論は、両者の間には18~19秒の差がありました。ほんのちょっとではありますが、テレビ中継の方が未来を先取りしていることになります。
 
ついでに日テレジータスオンデマンドとGame Passの間の差を調べたところ、さらに27秒ありました。両方を足すと、日テレG+とGame Passの間には45~46秒の差があるわけですね。これならGame Passで中継される前にTDなどの情報がTwitterなどに流れてくることが分かります。
 
もちろんこの遅延時間は一定ではなく日によって、あるいは利用するネットワーク環境によって変わるものと思います。それでも、こういう遅延があったという一例とお考え下さい。
 
二つめのテレビCMについては、筆者は番組を通して観たわけではありませんが、日テレG+で流れているテレビCMは、日テレジータスオンデマンドには流れていませんでした。権利の問題とかいろいろあるのでしょう。
 
そもそも日テレG+のNFL中継のインターバルに前週の試合ハイライトが流れるのも、(権利の関係などで放映できない)米国のテレビCMの時間をつなぐためのもののはずですから、これは想定の範囲でした。まあ、CMの有無で番組の視聴を決める方はいないかと思いますが。
 
ということで、これから同サービスの加入を検討されている方がおいででしたら、参考にしてください。
 
それからおととい書いた、もう一つの記事のその後についても簡単に触れます。このブログではあまりありませんが、現在進行中のWeek14の試合の結果まで書いていますので、ここから先を読む方はご注意ください。
 
2020年シーズンからカンファレンスの首位だけが獲得できるように変更されたFirst Round Byeですが、Week13終了時点で両カンファレンスの首位にいたPITとNOがWeek14で相次ぎ敗れるという事件がありました。
 
その結果、Week14で勝利した2位のKCとGBがそれぞれカンファレンスの首位となりました。応援しているGBが首位に立ったことを浮かれているわけではありません。このまま行けばFirst Round Byeですが、そうなるかは神のみぞ知る世界です。
 
実際、この4チームが関わる試合はどれも手に汗握る展開でした。筆者もGame Passで試合を見返し、詳しく経過を楽しむ予定です。今朝の時点ではまだWeek14のMNFの1試合(BAL@CLE)が残っていますが(これも好試合)、それ以外のチームは残り3試合となりました。大詰めまで来た2020年シーズンを楽しみましょう。
 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

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TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
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日テレG+のNFL中継がネットで見られる!ポストシーズンまでなら1078円

2020年12月13日 10時14分13秒 | Game Pass

先週配信されたNFLJapanの『NFL on 日テレジータス』がオンラインサービス開始、ブロンコス対チーフス戦をライブ配信という記事を見ていたのですが、日テレG+と契約している筆者にはあまり関係ない話だと思って黙殺していました。

ところが、日本時間で11日金曜日午前のWeek14のNE@LARがなぜかうまく録画できていない。楽しみにしていたゲームなので、この際、このオンラインサービスがどんなものか調べてみました。

実際のサービス名は有料サービスの『日テレジータスオンデマンドNFL Powered by Elevensports』です。NFLJapanの記事によるとレギュラーシーズンは以下の試合を予定しているそうです(公式ページにはWeek15まで明記してありますが、Week16のTEN@GBは今のところ書いてありませんのでご注意ください)。

配信日 配信開始時刻 試合
13 12月7日(月) 10時15分 ブロンコス@チーフス
14 12月11日(金) 10時15分 ペイトリオッツ@ラムズ
14 12月14日(月) 10時15分 スティーラーズ@ビルズ
15 12月18日(金) 10時15分 チャージャーズ@レイダース
15 12月21日(月) 10時15分 49ers@カウボーイズ
16 12月28日(月) 未定 未定
16 12月28日(月) 10時15分 タイタンズ@パッカーズ
17 1月4日(月) 未定 未定

つまりこのサービスは、各週に日テレG+が中継する2試合(Week17は1試合?)をCSだけでなくインターネットでも視聴できるということです。しかも日テレG+の録画を失敗しても、見逃し配信で視聴できます(ただいつまで見逃し配信ができるかは明記されていません)。

筆者はNFL GamePassに契約しているので現地中継で見逃し視聴はできるのですが、日本語で(しかもこの試合は、有馬隼人さんの解説で近藤祐司さんのMC!)見られるなら契約してもいいかなあと考えました。まあ、このブログを書くネタにもなるし。 気になる料金はというと、以下の通りです。

チケット 概要 料金
NFL2020レギュラーシーズン 2020年レギュラーシーズンのNFLに
関する動画を視聴可能
495円(税込み)
NFL2020レギュラーシーズン+
ポストシーズン
2020年レギュラーシーズンとポストシーズンの
NFLに関する動画を視聴可能
1078円(税込み)

ということなので、レギュラーシーズンの495円を支払って契約することにしました。ポストシーズンはG+とNHKの両方で日本語中継があるから、生中継はNFL Game Passもあるし、テレビの録画を失敗しなければ不要かなと考えました。

実際の動画を見た感触ですが、日テレG+の中継がそのままインターネット動画で見られます。画質は自宅のインターネット環境に依存しますが(筆者の場合はたまに品質が落ちることもあります)、普通に観られます。

見逃し配信では、松木里菜さんでおなじみの某社をはじめとしたCMは権利の関係もあって抜いているようですが、インターバルに入っている前週試合の振り返りは残しています(オンデマンドのときはどうなるかは分かりません)。これなら筆者はテレビのあるリビングルームに行かなくても、日テレG+が中継している限りは、オンデマンドの中継を自室で日本語で見られることになります。

視聴した印象をいうと、日本語の中継は必要なところだけつまんで観られるので(筆者の英語力では英語中継は聞き流すことはできません)とても快適です。このブログもNE@LARの試合を自室からサブ画面で見ながら、パソコンで執筆しています。

実は筆者がアクセスした直後は、NE@LARの試合がうまく表示されませんでした(Week13のDEN@KCは視聴できたのですが)。困った筆者がメールで連絡したところ、サポート担当がしっかりした対応をしてれて、おかげで問題なく視聴できるようになりました。

たかが500円弱の支払額なのにここまでしてくれるとは感激しました。いや、ほかの動画サービスをくさすという意味ではありませんよ。念のため。

あとは、オンデマンド放送のときのリアルタイムの時差が気になるところです。というのもNFL GamePassではご存じのように数分のタイムラグ(実際のプレイよりも数分遅れる)があります。このため、得点が入ったときにTwitterなどを経由して速報が先に入るなんて気まずい事故に遭遇する場合があります(特に団体で試合観戦をしている場合など)。

このあたりは月曜日の朝に予定されているPIT@BUF(これは先ほどの記事にも書いた好カード)を見て確認しようと思います。その視聴結果は別途報告します。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
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Week14のFirst Round Byeをめぐる攻防、PITとKCはどうなる、NOとGBは?

2020年12月13日 09時03分03秒 | NFL 2020
Week13でPITがシーズン初の敗戦を喫し、11勝1敗でKCと勝ち星で並びました。しかし、現時点のPlayoff Pictureを見ると、PITがKCよりも上。これっていったいどういうことなんでしょう。
 
もちろんAFCもNFCも上位のチームが崩れ、現時点で5敗または6敗のチームが首位に並ぶことは計算上は可能です。ただここまで掘り下げるときりがないので、本原稿では各Conferenceの上位チームに絞って考えます。
 
今、思い出しましたが、このタイブレークルールを元に大相撲の優勝力士を考察した記事を書いたことがあります。これはこれで面白いのでご興味がある方はご覧ください。
 
ということで、最新のConference tiebreakersを調べてみました。出展はNFC.comのNFL Tiebreaking Producersです。今見ると、条件が大相撲の記事を書いたときと少しだけ変わっていますね。
 
まず各Divisionでの首位を決めた後、こんな条件で優劣をつけます。
  1. Head-to-head, if applicable
  2. Best won-lost-tied percentage in games played within the conference
  3. Best won-lost-tied percentage in common games, minimum of four
  4. Strength of victory
  5. Strength of schedule
  6. Best combined ranking among conference teams in points scored and points allowed
  7. Best combined ranking among all teams in points scored and points allowed
  8. Best net points in conference games
  9. Best net points in all games
  10. Best net touchdowns in all games
  11. Coin toss
前提となる各division内で1位になっているかについては、今のところPITとKCに優劣はありません。1.は直接対決の勝者ということになりますが、PITとKCに今シーズンの直接対決はありませんからこれも優劣ナシ。
ところが2.が引っ掛かります。KCは同一ConferenceのLVに敗れているのに対し、PITが敗れたのは他ConferenceのWAS。PITは現時点でConference内で全勝ですから、ここでPITがKCより上ということになるわけです。
 
この後の2チームの対戦相手を見ると、PITは@BUF、@CIN、IND、@CLEでこの4チームの現時点の勝率は59.4%と非常に高い。これに対して、KCは@MIA、@NO、ALT、LACで勝率は52.1%で、PITほどではありませんがそれほど楽ではありません。
 
ただPITは同一Conferenceが4試合残っており、対戦相手はJoe Burrowを欠くCINを除くとどれも強敵。しかも同地区のBUFとCLEがアウェーなのが気になります。
 
KCは勝ち越しているMIAとNOとの対戦が重要になります。PITと並ぶには、MIA戦に負けると痛いのが2.の条件(同一Conferenceの勝率が下がる)で分かるかと思います。言い方を変えればNOに敗れても、PITがどこか1試合で負ければ、同一Conferenceの勝率では並ぶわけですから、それなら許容範囲なのかもしれません。
 
もし2チームが2.の条件で並ぶと3.の条件となるわけですが、これは4試合(games)以上の共通の相手の成績です。調べてみると、PITとKCの2020シーズンの共通の対戦相手は、HOU、DEN、BAL、BUFの4チーム。KCは4チームから勝利(5試合全勝)ですが、PITはこれまでの3チーム(4試合)は全勝ですが、Week13にBUF戦が残っています。
 
PITがBUFとの試合で敗れると、2.の条件にも3.の条件にも厳しいということになります。例えば、KCがWeek15のNO戦に敗れて(残り全勝で)、PITとKCが14勝2敗で並んだとすると、2.の条件では優劣が付かないとしても、PITは3.の条件でKCを下回ってしまいます。
 
ただPITがBUFに勝ち、敗れるのがINDまたはCLEだったとした場合は、KCがWeek15のNO戦に敗れて(残り全勝で)、PITとKCが14勝2敗で並んだとしても2.の条件でも3.の条件でも差は付きません。
 
まとめていうと、PITもKCもWeek14のアウェーの試合が重要ということですね。PITがBUFに負けられないのと同じくらい、KCもMIAに負けられないことになります。
 
ここで並ぶと、その次は4.の条件となるわけです。これは負かしたチームの勝率を計算するものなのですが、もう少し試合が進んでからでないと面倒になるので、現時点ではやめておきます。
 
ではNFCに目を転じて、筆者が応援するGBはどうなのでしょう。
 
現在のFirst Round Byeは2敗のNOでそれを追うのが3敗のGBという構図です。ただしWeek02でGBがNOに勝利しているので、NOとGBの勝ち星が並んだ場合は、1.の条件によりGBがFirst Round Byeとなります。
 
ただ、AFCと違ってNFCは、LARとSEAが4敗という1敗差で3位と4位につけています。この両チームはWeek16で直接対決があるので、これに勝った方がNOとGBに並ぶ可能性があります。もしそうなった場合は3チームで下の条件で比較となります。
  1. Head-to-head (best won-lost-tied percentage in games among the clubs)
  2. Best won-lost-tied percentage in games played within the division
  3. Best won-lost-tied percentage in common games
  4. Best won-lost-tied percentage in games played within the conference
  5. Strength of victory
  6. Strength of schedule
  7. Best combined ranking among conference teams in points scored and points allowed
  8. Best combined ranking among all teams in points scored and points allowed
  9. Best net points in common games
  10. Best net points in all games
  11. Best net touchdowns in all games
  12. Coin toss
そうなると1.はNO、GB、LACまたはSEAで試合をしていない組み合わせがあるのですが、試合をしているという意味で言えばGBは1勝、NOは1敗。LACまたはSEAは0勝0敗です。この条件が適用されるのか、直接対決がないからこの条件がスルーなのかは筆者には分かりません(ご存じの方がおいででしたら教えてください)。
 
もし1.の条件がスルーされると、2.の条件、つまり同一Divisionでの勝率ですが、これはNOが5勝0敗で最終戦の@CARを残すだけ。GBは3勝1敗で@DETと@CHIを残しています。
 
LACとSEAは2勝2敗ずつでLARは@SEAとARIを、SEAはLARと@SFを残しています。どちらも混戦のDivision内で2敗ずつを喫しているので、どちらが勝ち残ったとしても2.の条件ではNOの上に立つことは厳しそうです。とすると2.の条件ではNOが有利ということです。
 
こんなことを考えられるのも、今日がWeek14が始まった日曜日で、日本時間の金曜日に試合を終えたNEとLACを除く30チームが4試合を残しているからですね。
 
これから先の白熱した終盤戦を楽しみましょう。
 

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CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
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【2019 Week13】相手のMahomesとCooperが伸びす逃げ切り、最終戦に勝てば5割

2020年12月12日 15時20分36秒 | 2020 Fantasy

GREEN and GOLDs 116.70 vs Team Ricky 113.62

日本時間の水曜午前中までキックオフが延期されたDAL@BALの試合、筆者の相手チームがAmari Cooperを先発させていたので、この日までWeek13の決着はお預けでした。この試合が始まる前に相手チームとのポイント差は14.80。Cooperの成績次第では相手チームに逆転される可能性もありました。

試合の終盤までCooperのポイントは伸びませんでしたが、4Qの残り5分で10-27の大量リードを奪われたDALが反撃を開始し(今シーズンのDALはこれが多いから困るのですが)、直後のドライブでCooperが4th Downで2ヤードのReceiving TDを決めました(その前までの3PlayではすべてEzekiel Elliottがゴール前2ヤードで止めれられるという展開でした。もちろん筆者は「さっさと決めろよ」とElliottに念じていたのですが)。この時点で相手チームのポイントは112.82。あと4ポイント(Recievingなら40ヤード)をCooperに獲られたら逆転負けです。

その後の17-27となったBALのドライブでは、DALがOnsideKickを仕掛け(て失敗し)たこともあって、DAL 44ヤードからの攻撃が始まりました。残り4分ほどなので、筆者はBALが適当に時間を流して、Lamer Jacksonが膝をつく展開を期待しましたが、BALはするするとTD。ポイント差をつけてしまえば時間をつぶさなくていいということなのでしょうが、これではDALに攻撃権が渡ってしまう!

残り2分程度で攻撃を始めたDALですが、Timeoutは使い果たしているので、サイドライン近くのパスを狙います。そして、Cooperに8ヤードのパスが通った時点で、相手チームのポイントは113.62に。残りは3ポイントちょっとです。

さらにAndy DaltonがCooperに投げたパスが決まってRun after Catchが炸裂していたら...あるいはBAL 33ヤードまで進んだプレイでTDパスがCooperに通っていたら...そう思いながら試合を観戦しました。結果はそのまま勝利に終わりましたが、本当に肝を冷やす展開でした。

長くなりましたが、何を言いたいかというと、筆者が応援していないチームの対戦でもFantasyが絡んでいると手に汗握る展開になるということです。だいぶ前に、当時ARIにいたJohn Brownの試合終了8分前のTDでわずか0.54ポイント差で負けた話を書きましたが、Fantasyが絡んでいると試合経過が気になって仕方がなくなります。まだ未経験の方は、ぜひこの楽しさをFantasyリーグに参加することで味わっていただきたいです。

では恒例の選手の入れ替えから。

OUT Cleveland Browns DEF IN Las Vegas Raiders DEF
  Darrell Henderson RB - LA   Mark Andrews TE - BAL
  Malcolm Butler DB - TEN   New England Patriots DEF

今週は、TBがBye Weekのため、代わりのDEFが必要。前週に使ったCLEは今一つなので、LVのDEFを使うことにしました。理由は相手がNYJだからですね。

この試合でLVは28点を奪われますが、3Sack、1INT、2Fumbleで8.00ポイントを稼いでくれました。しかし、「終盤戦対策」で獲得しておいたNEのDEFが、なんと29.0ポイントを挙げていましたので、結果論で言えばこっちを先発させるべきでしたね。といってもLAC相手にあんな試合をするとは思いませんでしたが。

そういう意味ではLV@NYJの幕切れもあんなことになるとは。DCのGregg Williamsが馘になったのも仕方がない、NYJが自ら負けを望んだような試合でした。

あと、BALのTEであるMark AndrewsがCOVID-19の関係で欠場したためか、FA市場に放出されていたので、Week13は出場できないのを知りながらも獲得しておきました。筆者のチームのTEには好調のRobert Tonyanがいるのですが、AndrewsはPlayoffを競うBALのファーストパスターゲットなので、終盤戦のポイントの伸びに期待します。

Week13は上にも書いたようにCooperのポイントが伸びず勝利となりましたが、もう一つ。相手チームの先発QBだったPatrick Mahomesがチームは勝ったものの1TDしか挙げられず、ポイントが伸びなかったことも大きく作用しました。それでも318ヤードを投げて、19.32ポイントを稼いでいたんですね。

Mahomesがもう1TDを獲っていたら筆者が負けだったので、ゴール前で踏ん張ったDENの#Dには感謝しています。この試合結果を受けて、Aaron RodgersのシーズンMVPの可能性が少しだけ高まりました(TD数ではRodgersが上、ただしMahomesのINT数が驚異の「2」なのでまだ分かりません)。

STARTERS
POS Player Opp Status Stats   Fantasy
Points
QB A. Rodgers QB - GB PHI Win, 30-16 295 Pass Yds,3 Pass TD,-3 Rush Yds   23.50
RB D. Henry RB - TEN CLE Loss, 35-41 60 Rush Yds,1 Fum,9 Rec Yds   4.90
RB N. Chubb RB - CLE @TEN Win, 41-35 80 Rush Yds,1 Rush TD,26 Rec Yds   16.60
WR D. Hopkins WR - ARI LA Loss, 28-38 52 Rec Yds,1 Rec TD   11.20
WR S. Diggs WR - BUF @SF Win, 34-24 92 Rec Yds   9.20
TE R. Tonyan TE - GB PHI Win, 30-16 39 Rec Yds,1 Rec TD   9.90
W/R A. Gibson RB - WAS @PIT Win, 23-17 14 Rush Yds   1.40
K T. Bass K - BUF @SF Win, 34-24 4 PAT,1 20-29,1 30-39   10.00
DEF Raiders DEF @NYJ Win, 31-28 28 Pts,3 Sck,1 Int,2 Fum   8.00
DL A. Donald DL - LA @ARI Win, 38-28 2 Tack,1 Ast,1 Sck   4.50
LB D. Leonard LB - IND @HOU Win, 26-20 4 Tack,2 Ast   6.00
DB J. Adams DB - SEA NYG Loss, 12-17 8 Tack,3 Ast,1 Sck   11.50
            116.70

個別の選手の成績を振り返りましょう

  • Nick ChubbはBaker Mayfieldが前半だけで4TDを奪ったあとにTDを挙げました。どうやらCLEはPlayoff進出ですね。何シーズンぶりなんだろう
  • そのCLEの対戦対手だったTENはDerrick Henryを走らせる展開にならず、Henryは4.90ポイントに終わりました
  • DeAndre Hopkinsは試合の終盤にTDを挙げてくれましたが、チームは負け。ARIのPlayoff進出に黄信号がともりました
  • Stefon Diggsも0TDながら92ヤードを稼ぎ、そこそこの成績でした
  • W/R枠で出場させたAntonio Gibsonは、試合途中に退場したようでポイントが伸びませんでした。しかしWASはPITにまさかのアップセット。SEAにアップセットを食らわせたNYGとNFC東地区の優勝を争うことになりました
  • Aaron Rodgersは順当のTDパス。対戦したPHIのQB Carson Wentzが試合途中で下げられました。リリーフしたJalen Hurtsが次の試合も先発するようです
  • Tonyanは3試合連続のTDです。Week14はAndrewsとどちらを先発させるか迷うところです
  • Tyler Bassは着実にポイントを稼いでくれています
  • Aaron DonaldとDarius Leonardは普通の成績でしたが、Jammal Adamsが11.50ポイント。ディフェンスの3人で22.00ポイントを稼いでくれたのも勝因でしょう
BENCH
POS Player Opp Status Stats   Fantasy
Points
BN D. Parker WR - MIA CIN Win, 19-7 35 Rec Yds   3.50
BN K. Golladay WR - DET @CHI Win, 34-30     0.00
BN A. Lazard WR - GB PHI Win, 30-16 50 Rec Yds   5.00
BN Patriots DEF @LAC Win, 45-0 0 Pts,3 Sck,2 Int,1 TD,1 Ret TD   29.00
BN Buccaneers DEF Bye        0.00
RES M. Andrews TE - BAL DAL Win, 34-17     0.00
            37.50

さてGibsonはWeek14では使えなさそうなので、代わりのRBを連れてこなくてはなりません。そしてもう一人、獲っておきたい選手がいるので、そこは押さえておくつもりです。

29.00ポイントを獲ったNEのDEFですが、Week14は相手がLARなので先発させるのはやめておきます(冒頭に書いた「終盤戦対策」とはWeek15~17のPlayoff進出をかけた争いで高得点を稼いでくれるという期待を込めたものです)

筆者のチームはこれで6勝7敗の5位。次週勝って4位のチームが負けたら、4位でPlayoffとなります。負けたら多分6位となり、3位のチームとの対決になります。順位も大事ですが、今シーズンは前半に負け続けたので、せめて5割に戻してレギュラーシーズンを終えたいです。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
LV ラスベガス・レイダース SEA シアトル・シーホークス

フッター

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
LV ラスベガス・レイダース SEA シアトル・シーホークス