タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 松下電器産業 ≫

P1020206 松下電器産業は、昭和10年以来(大正7年に松下電気器具製作所の会社名で創業)、七十四年間にわたって使用してきた会社名を、10月1日付で<パナソニック>に変更することになった。
 国内の電気製品への信頼度で他社を圧倒してきた、<松下><ナショナル>の名称が消滅することには、私のような初老の世代にとって格別の感慨があるが、グローバリゼーションの世にあって、国際的デジタル家電メーカーとして、避けることのできない方策だったのだろう。
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 国内外でAV機器などに既に用いられていた<パナソニック>ブランドは、松下の製品として十分浸透しているので、ナショナルからパナソニックへの移行は有利に機能すると思われるが、社名変更によるブランド力強化策に対しては、「ブランド戦略ではソニーや韓国のサムスンなどが先行しており、社名変更が『第2の創業』に結びつくかどうか予断を許さない」(1月11日付『讀賣新聞』第11面〈経済〉)との見方もあって、松下が新たな世界戦略に成功するかどうか、興味深いところである。
 個人的には、三年前に買ったデジタルカメラ<ルミックスDMC-FX7>(左の写真は、ルミックスのバッテリーチャージャー兼ACアダプター)は、ブログ投稿写真撮影用として十分満足しているが、八年前に買ったパソコンの外付け機器、スーパーディスクドライブ<LK-RM734U>は、全くの期待はずれだった。他社の外付け記録媒体との生存競争に敗れ、市場から完全に姿を消した。

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