タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

北海道釧路管内の開拓を支えた簡易軌道をモチーフとしたフレーム切手

画像上段 2月6日付『釧路新聞』第14面の記事の見出し参照。
画像中段 3月6日付・同新聞・第3面「巷論」の標題参照。
画像下段 3月10 日に発売されたオリジナルフレーム切手「釧路地域の開
拓を支えた簡易軌道」。(画像はクリックで拡大できる)

 日本郵便北海道支社から発売されたオリジナルフレーム切手「釧路地域の開拓を支えた簡易軌道」は、釧路地域の鶴居村、標茶町、浜中町の各軌道車両が写っている 82 円切手 10 枚で構成。自走客車のほかに、ラッセル車や集乳缶輸送貨車を含む。1シート 1, 300 円。

 上掲「巷論」の筆者・伊藤重行氏(松蔭学大学大学院教授)は、鶴居村出身で、現在は横浜市在住。「今の鶴居村が存続して、発展してきたのには、この鶴居村営軌道がどれほど役だってきたかを書き残して置きたい」と、簡易軌道への熱き思いを縷々綴っている。

 簡易軌道は、国鉄(当時)の車両や線路と比べると文字どおり簡易で、開拓民の移動や物資の運搬を目的に、大正時代から道東や道北で路線が広まった。しかし、昭和 30 年代以降の高度経済成長期に、道路網が整備されるとともに廃止が続き、昭和 47 年の浜中町営軌道を最後に、全てが姿を消した。
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