タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ ウォーキング余録(同窓会館)≫

P1010008 昨年までは、戸外の気温が氷点下でも晴天で風が強くなければ、車庫の入り口に設置したロールカーテン風の透明ビニールシートを下ろして工作作業を行ったが、この冬は体調があまりよくなく、ほとんど書斎にこもっている。
 運動不足と体重増加を心配した女房の提案で、一月三日、六十六回目の誕生日を契機にウォーキングを始めた。まずは、もと住んでいた武佐三丁目(今は住宅が取り壊されて更地になっている)まで往復三十分の足慣らし。
 四日は西に向きを変え、北海道釧路湖陵高等学校のユニークな同窓会館の写真を撮り、女房の買い物に付き合って往復一時間半。我が家近くの上り坂道で足がもつれてズルッ、ズル、ズッ。やはり足腰の筋肉がかなり弱っている。頭部を防寒服のフードで覆っても、寒風で鼻水がジュル、ル、ジュッ。
P1010007P1010010P1010003 北見北斗高等学校と並ぶ道東の名門校・釧路湖陵高等学校は、平成二年に、春採湖西側の高台から現在地の緑ケ岡三丁目に移転。この同窓会館は、平成八年に竣工したが、寄付に頼った建築費用一億五千万円は、半額しか集まらず、再度の寄付依頼も所期の目的額をはるかに下回った。安易な資金調達計画・残債減額要請・支払い長期延滞により、利用開始は平成十五年六月と遅れた。
 設計は、同校卒業の建築家・毛綱毅曠氏による。ノアの箱船をイメージしたといわれる奇抜な外観は、周囲の景観とマッチしないし、内部の使い勝手も評判がよくない。ま、素人目にも、あの形で機能的であるとは思われない。そもそも同窓会館に、前衛的な建築家の自己主張など必要ない。直方体の箱に屋根があれば十分である。

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