山岡賢次・民主党国会対策委員長が、発行済み株式の六割を妻が保有していた学習塾経営会社<ニューワールド>の口座を使って、実際には「山岡氏の公設秘書が市長選を手伝ってくれた報酬だった」(1月24日付『北海道新聞』第31面〈第1社会〉)にもかかわらず、福田武隼・栃木県真岡市長が理事を務める医療法人へのコンサルタント料として、〇一年から〇三年まで計四百五万円を受け取っていたことが二十三日明らかになった(右上の図は、1月23日3時の asahi.com から転載)。
山岡氏は同日、「報道各社の取材に対し、『全く事実に反する。関係する選挙には、陣営強化のため秘書派遣など物心両面で応援しているが、見返りは受け取ったことはない』とする談話を発表」(1月24日付『朝日新聞』第38面〈社会〉)したが、福田市長は、「初当選した〇一年春の市長選の際、山岡氏側から当時の公設秘書ら数人が事務所の活動を手伝った。山岡氏と秘書は、応援の報酬として四百万円余りを支払うよう要求した」(前掲『北海道新聞』)と述べている。 新聞報道だけでは、どちらとも黒白をつけ難いが、<ニューワールド>の口座に、マルチ商法業者から山岡氏に「花代」が入金され、「山岡氏側が入金を指示した」(同新聞)とされ、<ニューワールド>が山岡氏の政治資金の隠れ蓑になって不透明な資金の流れができていたことは事実だろう。
そもそも、実体が定かでない学習塾経営会社が医療法人に何をコンサルトできるというのか。民主党の国対委員長がそのようなうさんくさい政治資金調達をしていて、政権交代もヘチマもない。小沢代表以下、碌なことをしていないではないか。これが民意を代表する面(つら)か?
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