タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ 魁皇スペシャルで豊ノ島が大怪我 ≫

P1010207 西張り出し大関・魁皇は、大相撲初場所出場を決め、十一日、史上最多の十二度目のカド番で初日を迎えた。昨年九州場所は、場所前に右ふくらはぎを負傷、取組中の左腕の怪我で途中休場。新聞の見出しに、「傷だらけ魁皇 背水の陣」(1月11日付『讀賣新聞』第25面〈スポーツ〉、稽古場の写真を転写)とある。
 自分の体を満身創痍と表現し、怪我に苦しんでいることを強調するのなら、土俵上の対戦相手に怪我を負わせない配慮をするべきだ。
 相撲は取ってみなければ分からないもので、満身創痍のはずが、九日目まで六勝三敗の成績をあげ、新大関・日馬富士の三勝六敗と好対照である。しかし、大関の地位にある力士として、ただ勝てばよいというものではない。
 七日目、西小結・豊ノ島に対して、左肘関節を極め強引に振り回した小手投げは、これまでに多くの力士に怪我を負わせた曰くつきの危険技である。
P1000666_2  昨年の九州場所二日目に豪栄道の左肘関節を負傷させたのもこの危険技(写真は、平成20年11月11日付『北海道新聞』第17面〈スポーツ〉から転写)だ。豪栄道は、この怪我のせいで、新小結の場所に十分活躍できなかった。
 豊ノ島は、「左ひじ外側側副靱帯(じんたい)損傷で全治6週間」(1月19日付『釧路新聞』第14面)と診断され、八日目から休場を余儀なくされた。左肘関節を逆手に振り回され、取り組み後、肘を抱え痛みでしばし動くことができなかった。ダメ大関・魁皇よ、責任を取れ、責任を

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