中国の習近平(シー・チンピラ)は、二十一日、「アジア相互協力信頼醸成措置会議」(CICA)での基調演説で、アジア重視のリバランス(再均衡)政策を掲げる米国を排除しようと、中国が主導するアジア新安保構想をぶち上げた。しかし、アジア各国が平等に協力する「アジア安全観」などという胡散臭い提唱(5月22日付『讀賣新聞』第7面参照。記者会見での習の画像は同紙から転写)は、現に中国が強行する海洋覇権行為と真っ向から対立する戯言で、到底受け入れられない。関係諸国は、習の提唱がアジアでの中国の影響力を増大させるだけだと知るべきだ。
習がぬけぬけと「民族間の対話促進」とほざいた翌日のウルムチでの爆発事件発生(爆発現場の画像は、5月23日付『北海道新聞』第6面から転写)は、テロ断固抑圧を叫んで段平を振りかざす度に少数民族政策の欠陥が浮き彫りになる悪循環を露呈している。習は「赤っ恥」を認めないだろうが、中国の夜郎自大はもはや国際的共通認識だ。「法治や人権での価値観の押しつけを拒否」とはよく言ったな、人権抑圧独裁男が。
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