複雑な計算をゆっくり解く練習には絵のほうが役立つ時もあります。ジブリ映画に分数のわり算が出てきますよね。「おもひでぽろぽろ」。
👆分数とわり算は全てを同じ大きさに分けます。
たしざんでもかけざんでもできます。
最後の「The Rose」は原曲のほうがおすすめです。
「6分の5個のりんごを、3分の2人で分けると、1人いくつかってことでしょ? だから(略)」
「それはかけ算! どうしてそうややこしく考えるのよ! かけ算はそのまま、わり算はひっくり返すって覚えればいいの! 」
分数のわり算はなぜひっくり返すのでしょうか。
6分の5個のりんごを「おもひでぽろぽろ」では
「円を6等分したうちの5個」にしています。👇❌抽象的な図は解きにくい。
👆切ったりんごが5 個あるので
5個描きます。
黒いところが皮です。
切った人間も2 つある(!)ので描きます。計算を解いて1 人に戻しましょう。
子供がグロテスクな話に脱線して困ったら、「人間にりんごを食べさせるにはどうするか」を考えつづけてください。
「血と内臓が出るのか。で、りんごを食べるのか。どう食べる?」
「ゾンビか。ゾンビはりんご食べる?」
問題に気が行きます。
場は少し白けますが悪ノリはなくなります。
3 つに切った人間ではありますが6 分の5 個をこの2つに同じ数ずつ配ります。
だから、
6 分の5 個 ÷ 2 です。
👆分数とわり算は全てを同じ大きさに分けます。
6分の5個 = 12分の10コ(2つ分)
点線も数えると全部で12コですね。
2つ分の「5個」が「10 コ」になりました。
だから1 つ分5コです。
3 つに切られた人を1 人に戻すので
3つそれぞれにりんごをあげます。
たしざんでもかけざんでもできます。
これで、
「6分の5個のりんごを、3分の2人で分けると、1人いくつかってこと」
です。
そして
この絵と式の全てが途中式です。
テストでやってると間に合わないから家で練習しましょう。
でも
時間が足りるならこうやって解いていいです。これを短縮したものが公式です。また明日。