義務教育の算数。今から使える自宅学習のコツ

学校を出てから使える基礎教養の授業開講予定。でも今は、このブログをご拡散ください。小・中学生個別指導経験7 年。

点数のつけられないもので出来なさを補ってはいけない

2020-05-29 23:05:01 | やりがちな失敗
努力や熱意は成果よりもずっと個人的で共有できないものなので、胸のうちに大切にしまっておいてください。
努力や熱意を語られたら、

聞くほうもよく聞いて考えて主観を交えた意見を返さなくてはいけない。
でも
努力や熱意はどうしても他人の主観に矮小化されてしまうものだと私は思います。
やった本人が一番尊重できる。

成果は成果でしかなく
間違っていればバツがつきますが、
ただ間違えただけなので
悔しがるのはまだしもツラく思うのは筋が違う。
あなたにはバツはつかない。
どうしたってツラく思う気持ちは本当だと思う。
でも事実ではない。解いた人にバツはつかない。
結果を出す途中に間違いが有っただけです。

誰であっても結果しか採点できない。

努力や熱意を語りたくなったら「休みたい」と先に言ってほしいし、

返事を待たずにさっさと休んでほしいです。
ゲームは中断がツラいので休憩中はやめてください。却って疲れます。

解くのを待っているほうからは
方法を教えることしかできません。
例えば

途中式を書く習慣づけとは丸を増やす方法です。
途中式が合っていれば、

その途中式には丸が付きます。

方法しか教えられない先生とは
心のこもった熱い交流は望むべくはないかもしれませんが、

努力や熱意を話しても通じない相手との時間が内心の真実を大切にする練習になることを私は願います。

採点後に間違い探しできる

2020-05-29 15:30:18 | 本当の達成度
計算途中式の話です。丸つけをしては投げ出していた勉強に「どこが違うんだ?」が加われば、

大人でも難しい「再検討」です。
いっしょうけんめいやった後の再検討は嫌で面倒なので大人もしばしば回避します。

どんなにイラついても最終的には、
間違えた箇所を探し出して直さなくてはいけません。
問題と解決策に「充分考えたから」「解決しようとまじめに思ってるから」と言っていると、

次からも熱意を持ってたっぷり考えなくてはいけなくなります。
問題が見つかって修正されればいいだけですから、

熱意と努力は必須ではありません。
探し出して直せば終わり。

筆記試験は実技より甘くて
やり直しが利きます。

外れた音程の歌い直しはできませんが、
試験の提出時間までは何度でも修正をかけられます。
紙が真っ黒になっても読めれば問題なし。

みんな頭では分かるのに
それでも再検討はしない。
だから
できるようになると大差がつきます。

なるべくすぐに再検討したほうが得です。