塾講師として私は一貫して決めてきたことがいくつか有ります。
問題を解いている間は
相手をなるべく見ず自分の仕事をする。
嫌われても言うべきは言う。
ちゃんと教えようと思えば、
教え方も1 種類ではきかないので
「自分の仕事」は結構たくさん有ります。持ってきてくれた問題を読んだら正しい解法を押さえてから、
それを相手が分かって使えるように説明の仕方をその場で考えます。
この時によく、
生徒の経験を引き合いに出して失敗しました。
文章題の舞台をその子の部活や日常に合わせて変えても意味が無い。
よほど良くても愚痴に発展します。
大抵は嫌がられる。
当然
こっちの知ったかぶりをやめようとして相手に質問をふっても意味が無い。
不勉強なインタビュアーと同じ結果になります。
それだけではない。
塾と学校と部活と家で全く態度を使い分けている人は大勢います。
人には距離が大切です。
あまりにも当たり前ですが。
そして在宅オンライン授業の最難関は距離の確保です。
これは家で子供の勉強を一手に引き受ける人に共通の課題です。
オンライン授業は講師の質が明るみに出ます。
オンライン授業への移行に乗り気でない講師や塾の授業の質は疑っていいと思います。
(私とて顔を撮るのには反対ですが)
端的に言えばオンライン授業は、
いつ誰に見られてもいい授業でないといけませんから、
遊んでる講師や先生の質が揃わない塾は「段階的に」と濁しがちだと思います。
しかしながら
距離の確保は最大の課題です。