今日は下総の海上自衛隊航空基地祭へ行ってきました。横田、百里に続いて今年3度目ですが、今回はちょっと違います。なんと事前に応募した体験登場に当選してYS-11に乗ることが出来るのです。もう国内では飛んでいないYS-11、ラストフライトのことは知っていましたが乗ることは出来なかったのでとても嬉しいです。勿論旅客機ではありませんから、ゆったりと過ごすわけにはいきませんが、こちらのほうが珍しいですから本当に楽しみでした。飛行ルートは千葉から幕張、江戸川沿いを北上して柏市藤ヶ谷の飛行場へ戻ってくる、およそ20分コースです。搭乗前に説明を受けてからいよいよ乗り込みます。体験搭乗はこのほかにP3CとヘリコプターのUH-60Jがあります。細い胴体は内張りがむき出しで、座席が後ろ向きに一列、窓際は収納スペースになっていて、座って外を眺めるのはちょっと大変です。昔の車のような2点式のシートベルトを締めるとプロペラの音、エンジンの音というよりは、しゃもじみたいな幅広のプロペラがぶんぶん唸るみたいな音が大きくなって離陸します。しばらくすると隊員の方が自由に機内を見学してかまわないというので、マルク突き出た天窓や、下を覗く、なんとなく爆撃照準機のようなスコープ、機内のレーダーを観て回ります。窓の外ではプロペラが元気に回っていて、そのおかげで飛んでるんだなって実感できます。勿論操縦席も見せてもらえます。高度が低いので。良く揺れますがあっという間の20分でした。もう乗る事は無いかもしれませんが、同世代としては末永くがんばって欲しいと思いました。