うちに来てようやく1年がたったDEFENDERですが、新しい家での居場所が見つかりません。駐車場が地理的にも、もちろん経済的にもですけど確保ができず、残念でしょうがないのですが、やむなくお別れすることにしました。手放すとは思っていませんでしたので、購入してからいろいろと手を入れたりしてきたのはここで書いてきたとおりです。このブログを見ている方で180万円くらいで引き受けてくれる方はおられないでしょうか?フロントのAバーやスペアタイヤははずしてありますが、もちろん保管してありますし、Atlantic Britishで購入したオイルフィルターやベルト、パイプ類、マニュアルなんかもお付けします。ご質問があればご連絡ください。10年前のクルマですからそれなりに劣化はあると思いますが、私が二人目の持ち主ですし、悪路の走行をした形跡もないようですので、比較的状態は良いほうだと思います。見晴らしが良くって快適だったんですけどね・・・
だいぶ涼しく(寒く?)なってきましたが、うちのDEFENDERは元気に走っています。毎朝駅の近所の駐車場まで乗っていって帰りは買い物、都内へのお出かけからちょっとした遠出まで、たいていのことをまかなっていますが、普段使いではエンジンを1,500回転以上回すことは滅多にありません。トルクがあるので急がなければ1,000回転くらいも回せばスルスル走ってしまいます。でも、古いアメリカ製のエンジンがベースとはいえ4リッターのV8で182馬力、車重は1.8トンくらいですから、結構走るかもと思っていました。この前、高速の料金所を通過すると、前が結構開けていたので、物は試しと思いっきりアクセルを踏み込んでみました。頭の中にV8というイメージがあるからでしょうか、勇ましいV8エンジンの咆哮を上げて、グングン加速していきます。言い過ぎかもしれませんがエアロパーツをつけた大柄なワンボックスカーには負けないような気がします。遮音性に気を配っているとは思えないボディですから、エンジン音が遠慮なく入ってきますが、けっして耳障りな音ではありません。やれば出来るとわかったので、後はいつもどおりにゆったり走りましょう。
我が家のDEFENDERはこれといったトラブルもなく元気に過ごしています。強いて言えば停車する寸前にブレーキがギーギー鳴ることと、ハンドルをいっぱいに切るとパワステがちょっと唸ること、ギアをバックに入れる時にVWのスポルトマチックほどではありませんが音とショックがある事ぐらいでしょうか?(重大なことだったら誰か教えてほしいです)Ranchoに交換したショックの硬さは前後共ひとつだけ硬いほうにして落ち着いてますが、ちょっと気になるのは空気圧です。これまでは前をちょっと高めの2.2、後を2.5にしていました。気持ちだけ燃費も良かったのですが、やっぱりちょっとごつごつします。室内なども立て付けが良いほうではないので、振動でいったん緩んだりずれたり(?)するとずっとそのままかも知れないと思い、前は規定の2.0,後ろは低めの2.2にしてみました。視点が高くてやわらかめの足でふわふわ動くと、車というより馬に引かれた馬車に乗ってるみたいです。
ディフェンダーのオーディオですが、車がきてすぐにカセットテープのカーステレオから、オークションで購入したMP3対応のものに交換しました。メーカーも同じSONYにしたので、CDチェンジャーもそのまま使えます。でも最近買ったiPodをつなげると便利だと思いいろいろ考えていました。CDチェンジャーはAUX端子に接続されているので、接続に使われているオーディオケーブルを二股に改造してiPodにもつなげてみたのですが、CDチェンジャーの電源が入っているとそちらを認識するようになっていて、いくらつながっていもiPodを認識してくれません。切り替えスイッチが作れないかと考えたのですが残念ながら電気系は得意ではないのでスムーズ仕組みは組み立てられません。ならば「CDチェンジャーの電源をカットしてしまえばいいや」という考えが浮かびました。CDチェンジャーの電源は大きなコネクターがついたケーブルで供給されているようです。思い立ったらすぐ実行です。外側の皮膜を切り取ると導線が見えますがこれは電源ではありません。この内側の赤い(黄色だったかな?)線がどうやら電源のようです。途中で切って延長コードをつなげて間にスイッチを入れます。見た目はあまりかっこよくないので、普段はセンターのもの入れに隠しておきます。スイッチを入れるとCDチェンジャー、切るとiPodの音楽が流れます。ちょっと乱暴な感じではありますがうまくいってます。
この前購入したRANCHOのRS9000XLを取り付けてもらうことにしました。作業は件の自動車屋さんにお願いします。うちに来てから走行距離も3000キロを超えたので、ついでにオイルも用意しておいたChevron Supreme に換えてもらうことにしました。木曜日の夜にショックとオイル、オイルフィルターを積んで預けにいきます。本当は翌日持ち込んで、そのまま交換作業を見ていたかったのですが、仕事があって無理でした。仕事を終えて急いで車屋さんに直行です。作業工賃は¥32,000位ですみました。RS9000XLは9段階の調整機能が付いていますが、4駆乗りのご主人が試乗してくれた結果、一番柔らかい設定になりました。とはいえスタビライザーが付いているのでカーブでグラッとくるわけではありませんが、以前より少し柔らかくなっています。細かい段差でのバタバタ感や突き上げもなりをひそめて、乗り心地はとてもよくなりました。もちろんキシキシ音もしていません。やっぱり換えてよかったです。車屋さんのご主人が凝っているオフロードのラジコンで遊ばせてもらって、いろんな話をして帰りました。しばらく運転してみて硬さは2に落ち着きました。
梅雨の最中に3,000キロに届きそうな走行距離ですが、合わせてエンジンオイルの交換時期になります。さてどんなオイルにするかで悩むところです。PUNTOやAZ-1には100%化学合成オイルを使用していましたが、Giulia Siperには鉱物油ベースのオイルを使用していました。やっぱり旧い設計のエンジンだと、クリアランスなんかも大きいので、固めの鉱物油がよさそうなんですが、DEFENDERのエンジンってどうなんでしょう?レンジローバーにも載せられていたエンジンですが、本やウェブで調べてみると1960年頃に設計されたGM(ビュイック)のファイヤーボールというV8エンジンがベースのようです。排気量も上げられ、補器類などは改良されているんでしょうけど、アルミ製のエンジンブロック等基本的には変わっていないようです。今から40年以上前の設計のエンジンとなるとオイル選びもGiulia Superと似通ってくるかもしれません(こっちはもっと旧いエンジンですが)実は気になるオイルがあります。子供の頃に100円で買えたゼンマイで動くレーシングカーのプラモデルを作って遊んでいました。その時によく耳にした車の名前に シャパレル、ローラ、シェブロン、マーチ、フォード、フェラーリ、ポルシェなんかがありましたが、この前コストコでシェブロンと言うブランドのオイルを見かけました。シェブロン??レーシングカーのシェブロンと関係あるのかどうかわかりませんが、名前の刷り込みと言うのは恐ろしいもので、コストコ-アメリカ-シェブロン-レーシングカー-高性能オイル という関連付けが出来つつありました。Chevron Supreme 調べてみると北米の原油を原料として作られた鉱物油系のオイルのようです。北米系の原油というのはエンジンオイルの基に適しているような記載もありました。値段も激安の部類(1QT-946ccで300位)に入るので買ってみようと思い早速コストコへ向かいましたが残念ながら品切れです。こうなると半ば意地です。ネットで探して注文しました。イギリスの車だけどアメリカのエンジンなのでアメリカのオイル。自然な流れではないでしょうか。(このオイルシェブロンのウェブサイトでは見つからなくなりました。まだオークションなんかでは売ってるみたいですけど・・・Nov.2012)