振込みに不慣れ

　昨晩はアイロンを掛け、取れていたボタンを付ける。家計簿もつける。細々とした事を済ませる。

　コンタクト屋へ入金しようと、ATMの列に並んでおり、ハっと気付く。「振込み先はこの銀行だったか？」。余り振り込み作業をしないので、こういうミスがある。他の銀行への振込み手数料は馬鹿高い。馬鹿らしくなり、並んだこともフイにして良いと思い、機械の前から立ち去る。

　少し前まで「眼鏡なんか見えれば曇ったままでいいや」と、指紋など付いた眼鏡を掛け続ける気力のない日々だったが、最近少し浮上してきた。下らないことで笑えるのは大事だ。そして、その下らないことを考えることも。気持ちが落ちていると、下らないことを考えられないし、クスりとも笑えない。

　元気が良かったりなくなったり、凹んだりアガったりを繰り返しながら、人生終わっていくのだろうな。そう思うと、凹むのも落ちるのも、あって当然のことのように思える。