何故競艇をやるのか

　起きれない。曇りの天気。秋の匂い秋の風。実家の家族たちは風邪をひいているらしい。この時期、風邪をひき易いのかも。胃がムカつく。肩こり。気が抜けた感じ。まぶたの痙攣。不具合出てるなぁ。
　
　最近目黒孝ニの単行本を読んでいる。競馬本の書評から読む。面白い。秋競馬、見てみたくなった。
　「何で競艇なんですか？」稀に聞かれるがいつも上手く返答出来ない。
　ずーっと昔に興味本位で一度競艇へ行った。競艇行きたいと思った理由は、高校の頃、モグラネグラという番組で、当時好きだった電気グルーヴが行っていたから。好きな
アーティストがやっていることは自分もやってみたいという単純な理由だったのだろう。
初競艇の日はレースが鉄板だったからか、ビギナーズラックか、勝った。気を良くして、また行った。負け。さらに今度はひとりで。で、負け。それで止めた。その後すぐに開催された競馬の有馬記念で、勝ち、そこから翌年の有馬まで、競馬。何故一年で止めたかというと、翌年の有馬で、一年追ってきた強い馬が負け、わたしの馬券も負けたからだ。
　
　今年初めに競艇の大きなレースに行った。モンキーターンを、そのレース以降読むようになったので、モンキーターンを読んだから、競艇をしたという訳ではない気がする。
その後読むことで、競艇への興味は増長されたが。着火されたわたしの気持ちに薪を
くべた感じか。
　博多にいるころよりも競艇場が近くにあるのも追い風になったか。電話投票出来るのは便利かも知れないが、競艇場のあの雰囲気が好きなのだ。競馬場のように綺麗ではない、
あのうらぶれ感。何か悩みがあっても、「こんなに様々なおじ様方がいらっしゃる」と思うと「わたしのような女子供の悩み、あの方々の悩みに比べれば」という塩梅。
勝手な妄想と言えばそれまでだが。競艇は平日も開催されているので、何となく空いた
なという時にぶらりと行ける。
　そして、競艇をやることで会話出来る人が増えた。家族もあるし、居酒屋でもある。競艇に行く時間とお金を使って、帽子買ったり洋服買ったりも良いが、それでは自分のお洒落度数が上がった程度。同じお金使って競艇やるでしょ。買っても負けても何らか思うところが出てくる。疑問点とか、感情とか。そういうのを、会話に還元。すなわち、人と関わるツールになる。
　買った帽子の話だって、会話のツールにはなるだろうが…。居酒屋で隣合わせた
おじ様に青山で買った帽子の話するよりは、やっぱり競艇かな、なんて？こうして屁理屈こねてお洒落道からますます離れて行くのだろうが…。お洒落な話、してないなぁ、長い間（笑）。