弊社で使用しているマテリアルの中に、リフターと言うメインローターがある。
このリフター・・・・製造元は、メインローターメーカーの老舗ハイプロダクトであるのだが、私が嫌がる社長に、
半ば強引にお願いして・・・・足掛け5年もの歳月を費やして・・・それは誕生した。
開発に当たり、無責任にこちらの要望を押し付けた結果・・・・プロトが完成したのである。
開発テストの大部分は、弊社で行った。
その頃、ハイプロダクトには空撮用に使用出来るローターとして、Big1800&Pro1800が有ったのだが、
弊社の開発した40ccクラスの機体に使用するメインローターとしては・・・明らかにソリディティーが不足していた。
その頃私は、そのことに起因する、様々な癖に日々頭を悩ませていたのである。
そこで、そんな超マイナーな機体用のメインローターの開発を無理やり、お願いする事になったのである。
やがて、そのメインローターは完成したのだが・・・今考えれば・・・・良くそんな事を引き受けてくれたモノだと・・・
関心するし、恐縮してもいる・・・そして感謝も・・・。
かくして・・・私の当初の目的は達成した。
しかし、流石にそのままでは・・・・私も気が引けたのである。
ロターの開発には、必ず型が必要なのだが・・・その型代だけでも大変な出費なのである。
自分だけ喜んではいられない。少しは利益を還元したい・・・そんな思いから・・・26ccクラス用にスパンを詰めたローターを製作したらどうか?・・・と言う提案をハイプロの社長に対して行った。
それはいいね・・・と言う事になり、リフター800の開発がスタートしたのである。
そのローターも度重なる、ハードなテストを経て・・・標高600mでも7.4kgのペイロードを持ち上げ・・・その素晴らしい性能を実証して見せた。
実際に、ハイプロの社長にもテストに同行して頂き、その実際を見て頂いたのだが・・・・そのテスト結果が、多分社長の予想を遥かに超えていたのだろう・・・。
それを見たとき・・少し挙動不審になった様にも見受けられた程であった。
どうも・・・電話で話した位では・・・俄かには信じて貰えなかったらしい。
恐らく、地面効果内でホバーリングした・・・位の話だと思っていた様だった。
それが・・・テストでは普通に数百メートル上空でホバーリングするのを目の当たりにしたのだから・・・驚くのも無理はなかったのである。
その時に使用したのは、JRボイジャーGSR260を空撮用に補強した機体だったのだが・・・補強したのは、
フレームだけで・・・クラッチはノーマルであった。
但し・・・ライニングの面研を行っては・・・いたのだが・・・。
元々、ボイジャーのクラッチは、ノーマルでも十分な容量がある。
そんな訳で、弊社では通常HGクラッチは使用しないし、その必要性も感じないのである。
7.4kgのペイロードを掛けても滑らない事が、そのことを実証している。
そんなテストを経て生まれたのが、現在では空撮を初めとする業務用のメインローターとして各方面で使用されている、
リフター800と言う、メインローターなのである。
暫くして・・・ハイプロの社長から・・・翼型は同じだが・・・材質を変更し可撓性を持たせたバーレス用の試作品が届いた。
(写真参照白色のローターがバーレス用の試作品)
早速、電話をした処、他の業者がリフターをバーレスで使用したら変な癖が出た・・・と言うのが・・・開発のキッカケの様だった。
良く話を聞いたら、どうもその業者は、DJIのAceOneと言う制御系を使用している事が判った。
しかし、その様な制御を使用している場合は、例えメインローターに多少癖が有ったとしても、全て制御がスポイルしてしまい、
特にバーレス用のローターを使用していなくても、オペレーターに、そんな癖など感じさせないもの・・・なのだが・・・・。
私は、その話を聞いて・・その原因の・・大凡の察しは付いた・・・のではあったが・・・。
しかし、弊社には私が察しを付けた事を、実際にテストを行って、実証する準備(機材)がなかった。
因って、機材の準備が出来るまで、暫く時間を頂く事に・・・・。
私も、以前から空撮機をバーレスで製作して見ようと考えていた。
その理由は・・・元来、スタビライザーが装着されている事で、約20%~25%の機械的なパワー損失がある。
巧く事が運べば・・・26ccエンジンでも・・・20%~25%は黙っていても、パワーUPさせる事が可能なのだ。
事実、模型のバーレスでは、その通りの結果で有った。バーレスにする事で、驚く程パワーがUPするのである。
空撮機でも、そのことを試す・・・丁度いい機会でもある。
年内中に準備を整え・・・年明け早々から・・・そのテストに入るつもりでいる。
どんな結果が出るのか・・・今から楽しみである。
良い結果をご報告できると思っているので・・・乞うご期待。
このリフター・・・・製造元は、メインローターメーカーの老舗ハイプロダクトであるのだが、私が嫌がる社長に、
半ば強引にお願いして・・・・足掛け5年もの歳月を費やして・・・それは誕生した。
開発に当たり、無責任にこちらの要望を押し付けた結果・・・・プロトが完成したのである。
開発テストの大部分は、弊社で行った。
その頃、ハイプロダクトには空撮用に使用出来るローターとして、Big1800&Pro1800が有ったのだが、
弊社の開発した40ccクラスの機体に使用するメインローターとしては・・・明らかにソリディティーが不足していた。
その頃私は、そのことに起因する、様々な癖に日々頭を悩ませていたのである。
そこで、そんな超マイナーな機体用のメインローターの開発を無理やり、お願いする事になったのである。
やがて、そのメインローターは完成したのだが・・・今考えれば・・・・良くそんな事を引き受けてくれたモノだと・・・
関心するし、恐縮してもいる・・・そして感謝も・・・。
かくして・・・私の当初の目的は達成した。
しかし、流石にそのままでは・・・・私も気が引けたのである。
ロターの開発には、必ず型が必要なのだが・・・その型代だけでも大変な出費なのである。
自分だけ喜んではいられない。少しは利益を還元したい・・・そんな思いから・・・26ccクラス用にスパンを詰めたローターを製作したらどうか?・・・と言う提案をハイプロの社長に対して行った。
それはいいね・・・と言う事になり、リフター800の開発がスタートしたのである。
そのローターも度重なる、ハードなテストを経て・・・標高600mでも7.4kgのペイロードを持ち上げ・・・その素晴らしい性能を実証して見せた。
実際に、ハイプロの社長にもテストに同行して頂き、その実際を見て頂いたのだが・・・・そのテスト結果が、多分社長の予想を遥かに超えていたのだろう・・・。
それを見たとき・・少し挙動不審になった様にも見受けられた程であった。
どうも・・・電話で話した位では・・・俄かには信じて貰えなかったらしい。
恐らく、地面効果内でホバーリングした・・・位の話だと思っていた様だった。
それが・・・テストでは普通に数百メートル上空でホバーリングするのを目の当たりにしたのだから・・・驚くのも無理はなかったのである。
その時に使用したのは、JRボイジャーGSR260を空撮用に補強した機体だったのだが・・・補強したのは、
フレームだけで・・・クラッチはノーマルであった。
但し・・・ライニングの面研を行っては・・・いたのだが・・・。
元々、ボイジャーのクラッチは、ノーマルでも十分な容量がある。
そんな訳で、弊社では通常HGクラッチは使用しないし、その必要性も感じないのである。
7.4kgのペイロードを掛けても滑らない事が、そのことを実証している。
そんなテストを経て生まれたのが、現在では空撮を初めとする業務用のメインローターとして各方面で使用されている、
リフター800と言う、メインローターなのである。
暫くして・・・ハイプロの社長から・・・翼型は同じだが・・・材質を変更し可撓性を持たせたバーレス用の試作品が届いた。
(写真参照白色のローターがバーレス用の試作品)
早速、電話をした処、他の業者がリフターをバーレスで使用したら変な癖が出た・・・と言うのが・・・開発のキッカケの様だった。
良く話を聞いたら、どうもその業者は、DJIのAceOneと言う制御系を使用している事が判った。
しかし、その様な制御を使用している場合は、例えメインローターに多少癖が有ったとしても、全て制御がスポイルしてしまい、
特にバーレス用のローターを使用していなくても、オペレーターに、そんな癖など感じさせないもの・・・なのだが・・・・。
私は、その話を聞いて・・その原因の・・大凡の察しは付いた・・・のではあったが・・・。
しかし、弊社には私が察しを付けた事を、実際にテストを行って、実証する準備(機材)がなかった。
因って、機材の準備が出来るまで、暫く時間を頂く事に・・・・。
私も、以前から空撮機をバーレスで製作して見ようと考えていた。
その理由は・・・元来、スタビライザーが装着されている事で、約20%~25%の機械的なパワー損失がある。
巧く事が運べば・・・26ccエンジンでも・・・20%~25%は黙っていても、パワーUPさせる事が可能なのだ。
事実、模型のバーレスでは、その通りの結果で有った。バーレスにする事で、驚く程パワーがUPするのである。
空撮機でも、そのことを試す・・・丁度いい機会でもある。
年内中に準備を整え・・・年明け早々から・・・そのテストに入るつもりでいる。
どんな結果が出るのか・・・今から楽しみである。
良い結果をご報告できると思っているので・・・乞うご期待。