ラジヘリ空撮

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新型Hexa-Kopter・・・2日でロールアウト

2013-05-21 18:51:14 | マテリアル
今回、カーボン仕様のオリジナル800サイズのHEXA-Kopterを、
僅か2日の突貫工事で仕上げた。

15インチのプロペラを装備した、DSLRも搭載可能な本格的な機体である。



この機体の青写真は、既に以前からあって、何時でも作れる様に
部品も揃えてあった事が、今回短期間で仕上げられた大きな理由であった。

また、今迄製作してきた機体データの蓄積から、制御系の調整がプリセットのまま
仕上がっていた事も、短期間で製作出来た要因の一つでもある。


弊社では、もう随分とこのクラスの機体を製作しているが、その都度
細部に検討を重ね、その結果を基に今回更なる軽量化を施したと言う訳だ。

その結果・・・機体を軽量化出来た分、S800を凌駕する性能を
手に入れる事に成功したのである。



通常S800に、本格的なDSLRを搭載すると、7kgを超えてしまう。

今回の機体では、その部分を改善できたのがフライト時間の延長へと繋がった。


そんなに良いモノなら、何故今迄作らなかったのか?・・・と、言う事だが、
要は・・・製作するタイミングだけの問題であった。



ずっと、何時作ろうか?と思い悩んでいたのだが、今回あるキッカケから、
作るなら・・・今でしょ・・・と言う事になった。


今回は、新規格のモーターも採用している。

このモーター、実にバランスが良い・・・勿論・・・プロペラもバランス取りを
施してはいるが、明らかに他のモノとは異質の感がある。


機体自体も剛性UPが功を奏しているのか?・・・このサイズの機体にしては、
今までに無い程の異質のバランスの良さを示していて、モーターとのマッチングも
バッチリの様だ。


ジンバルは自社開発のモノを使用しているが、流石に今回は他の機体から流用した。

このジンバル・・・残念ながら、最近はやりのブラシレスジンバルでは無いが、
試にテスト撮影を試みた。


勿論、動画を撮影したのだが・・・撮影画像に振動が全く無い。


これは、調整の悪いZ15で撮影した動画よりも、画質が良い程である。(手前味噌か?)


この仕様で・・・フライト時間はMAX12分・・・短期間で仕上げた割には、
まずまずの仕上がりで苦労した甲斐があった。


この機体に使用した材料のストックは十分にある・・・販売しようと思えば
販売も可能なのだが・・・さて、どうしたモノか?