ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

山口は・・・遠い

2011-12-22 10:16:55 | 移動
山口市まで撮影に行った。

しかし、その道のりは・・・遠い。

片道、約880km・・・往復で1760kmの道のりである。

一昨日の午後(12/20)・・・事務所を出発した。

その日は、防府東の駅前にある定宿に泊まった。

その定宿であるホテルの窓から、山口市方向を撮影してみた。AM7:00・・・まだ・・・うす暗い。



現場は、山口県庁にほど近い場所にあった。



撮影そのものは、1時間弱で終了した。

ただ1時間の作業の為に・・・・880km・・・ただ・・・ひたすら走って来たのである。


現場到着時には、そこそこの天候で有ったが・・・寒波が押し寄せて来る前ぶれか?天気が刻々と変化する。

マニュアル露出で撮影している為に、光量とにらめっこしながら、絞りを調整しながらの撮影と・・・相成った。

使用しているカメラは、言わずと知れた・・・八セルブラットSWC/Eである。

今日も機体は絶好調・・・・勿論、カメラも調子がいい。

メンテナンスが行き届いた機材は、私の期待に・・・いつも確実に答えてくれる。

撮影作業もすこぶる順調に進捗し・・・・毎度の事ながら、今回も安全に無事作業終了。


作業後は、取引先の社長と昼食をご一緒した。

夜は、その社長と下関あたりで、トラフグで一杯やる予定では有ったのだが・・・社長の都合で・・・次回に持ち越しに・・・残念。


そうこうしている内に、私にも会社からヘルプ信号が・・・そうと決まれば・・・ちょっくら・・・帰りますか・・・・ナンテネ・・・。


また・・・ひたすら走る・・・とは言っても、事故はNGなので・・・休憩もチャンと・・・とる。


すこぶる順調に恵那峡SA迄・・・来たのだが・・・・その先は・・・何と・・・事故で通行止め。

それは・・・5時間も続いたのである。

その事故の原因は・・・・2台のトラックが絡んで衝突したとの事・・・全く・・・勘弁してほしいものである。


トラックのマナーの悪さは・・・以前から目には留まっていたのだが・・・弱ったものですね。


そんな訳で・・・この寒空だと言うのに・・・余儀なく車中泊をするハメに・・・。

AM6時20分・・・ようやく通行止め解除。


会社の始業時間には・・・・ギリギリ何とか・・・間に合った。


暫くして・・・・模型のユーザーが来社した・・・。

今日は、バーレスヘリの調整と納品があるのだが・・・。

ん・・・・・今日も・・・・一日・・・頑張るぞ~







別れは・・・突然に・・・。

2011-12-16 21:46:01 | ガソリンエンジン
某空撮会社の依頼で製作し、先日来調整を続けて来た、260Zを・・・遂に嫁に出す事に・・・なった。

それは・・・突然の事で・・・気持ちの準備が出来ていなかったが・・・・・朝、電話で天気が悪くて撮影にならないので、
今日機体を引き取りに行くとの事だった。

それから・・・ゼンマイ仕掛けで、納品の準備を行い・・・その時を待った・・・のだが・・・一向に来ない。

他の仕事をしながら、待ったのだが・・・到着はPM2時ごろ。

暫く、お茶を飲みながら雑談をしていたら・・・3時を回っていた。

天候も悪化してきて、雪もちらほら・・・・寒い。

さりとて、テストフライトをせずには、納品も出来ないので・・・・意を決して・・・フライトを行った。

実際に客先のオペレーターにもフライトして頂き、納品となった。(タイトル写真)

又、このオペレーター物持ちが良いのか・・・・???何なのか知らないが・・・とんでもない物を持ってきた。

何と・・・数十年も前のUコン技術やらラジコン技術を何冊も持って来たのである。

何でも鑑定団で・・・鑑定してもらったら?などと、冗談を言いながら、写真を撮らせて頂いた。

以前はもっと一杯有ったのだそうだが・・・・諸般の事情で無くなってしまったのだそうだ。

でも・・・普通は・・・・諸般の事情が無くても・・・・普通に無くなる・・・と、思うのだが。

その写真がこれである。



ラジコン技術の人が見れば・・・多分欲しがる・・・?

偶には・・・こんな事も・・・。

2011-12-15 13:04:59 | 撮影
先日ある撮影現場で、可愛いい女の子に声を掛けられた。

何でも、ヘリコプター(空撮機)を見たいと言う。

結果、UPした写真と、相成った訳であるが・・・。

今回に限らず、撮影現場には色々な人がいて、その興味からか、結構撮影の際には結構質問攻めに遇う事も多い。

大体からして・・・弊社の使用している機体は、他の空撮業者が使用しているそれよりも小型なのである。

今回は、ボイジャーベースの機体を使用していたので・・・尚更である。

質問の内容は、大抵機体の金額に付いてや、飛行させる為には免許がいるのか?・・・等々が多い。

しかし、今回の様に若い娘が、ヘリの事を聞いて来る事など皆無に近いので、今回は少し嬉しかったのである。

JR260Z空撮仕様機・・・やっと・・・完成

2011-12-12 13:09:58 | ガソリンヘリ
某空撮会社からの依頼で、JR製の260Zを空撮仕様で完成させた。

処が・・である。種々の問題点が、次から次へと浮上。


取り敢えず、機材は弊社から納品したのだが・・・諸般の事情から、機体は基本的な組立てを客先が行い、
DJIを含む設定及び、調整を弊社で行い、最終的に仕上げる事となった・・・・のだが・・・・
この時・・・既にやな予感が・・・・。

取り敢えず、客先から260Zの完成機体が届いた。

その時は、弊社の都合で、直ぐに手を付けられる状態ではなかったので、特段検査する事無く、
ただ・・・受け取ってしまったのである。

一見、良く出来ていた様に見えた・・その機体は・・・実はトンでもないモノであった。

その機体は、通称・・・地獄作り・・・と呼ばれる手法で作られていた。


地獄作り・・・とは、あらゆるネジ類が、ネジロックで固められており、ネジを外す事もままならない
状態を指す。

これでは、後から部品を組み替えたり、調整をする事が、ほぼ不可能に近いのである。

従って、機体のメンテナンスを行う事は出来ない・・・と、言う事を意味する。

メンテナンスを行う事は出来ないモノを無理やり行なえば、大変な労力と、最悪部品の破損も有り得るのである。


参考までに、熱を加えて必死で外した状態の、キャップスクリューの写真をUPしたので見て欲しい。



ネジ山に、ネジロックが張り付いて残っているのが、見て取れる。

全て、この様な状態で組み付けられていた、この260Z・・・・バラしたりする必要が無ければ
良かったのだが・・・。

これが又、次から次へと問題が浮上して・・・・結局、全ての部位を分解する事に・・・・。

流石に、これには・・・・泣けた。

その上・・・・前述した様に、膨大な時間を要する事に・・・。

その上、雲台も新規でカメラに合わせて製作しなければならない・・・・それも水平を自動で制御出来る
自在雲台の製作なのだ・・・前途多難・・・ん~・・思わず・・・・唸ってしまった。

まず最初に気が付いたのは、リコイルを引いた時、どうもエンジンが何かに引っかって、
スムースに回転しないのである。

大体・・・察しは付いていたのだが・・・何に引っかかっているのか?・・・エンジンが組み付けられている、
この状態からは正確に判らないし、その状態では改善も出来ない。

結局・・・エンジンを降ろす事に・・・。

処が・・・である・・・その時点で・・・つまずいてしまった・・・ネジを外そうにも・・・外れないのである。

ヒ~ヒ~言いながら、ヤット・・・エンジンを外した・・・。


機体側にも問題があった・・・エンジンをフレームから外す為には、クーリングファンを外さないとならない。

この巨大な・・・クーリングファン・・・何の為に、こんなに大きくしてしまったのか・・・・?

普通のエンジンを希薄燃焼(ニードルの絞り過ぎ)させれば・・・どんなエンジンでも・・
当然オーバーヒートや、最悪焼きつきが発生するのは・・・至極当たり前で・・・当然な事である。

多分、エンジン調整が巧く出来ないユーザーの為に、エンジンの焼き付き等が多発したのだろう。

そう言えば・・・少し前にも、東海地区で空撮を生業でしているのか?趣味でしているのか?判らないが・・・
エンジンの調整について教えて欲しいと・・・泣き付かれた事がある。

その人は、エンジンに対して全く知識を持ち合わせていない様で、ゴールドパラジュームのプラグに交換しても、焼き付いた・・・などと・・・支離滅裂な事を言われて・・・困った覚えがある。

もし、プラグを交換して焼き付かないエンジンが有れば・・・私も直ぐに手に入れる・・・のだが・・・。

しかし、ソンナモノは・・・この世には・・・無い。

JRにもキャブレターの調整方法を聞いたが・・・何回もエンジンが焼き付いた・・・と、言っていたが・・・?

勿論、弊社の指導でチャンと飛ぶ様になった事は・・・言うまでもない。


この様に、間違った取り扱いをして壊れないモノなど・・・この世には無いのである。

使い方の問題を改善する為に、メンテナンスを犠牲にして、このような巨大なクーリングファンに、
なってしまったのだとしたら・・・悲しいし・・・本来そんな対策など本末転倒である。

しかし、メーカーとすれば、模型である以上、未熟なユーザーに対処出来なければ・・・売れないのだろう。

メーカーは、何時でもこの様な無理難題に直面しているのであろう・・・と思うと、気の毒でもある。

メーカーの技術陣の心中を察して・・・余り無い。

しかし、模型ユーザーは兎も角、空撮でも何でも共通している事だが・・・それを生業にする以上・・・
そのやろうとしている事に対して、最低限の知識を有している事が必要である事は間違いないし、増してや、
知識を有せず業務で空撮を行なう事は、危険なので御遠慮いただきたい・・・と、私は思うのである。


随分と・・・脱線してしまった・・・悪い癖である。

さて・・・本題に戻ろう。

エンジンがスムースに回転しない原因は・・・予想通り・・・クラッチライニングの波打ちであった。

ライニングが、真円ではないのだ。

写真の指差している先のライニングの部分を見て欲しい。ライニング内面に、黒く変色している部分がある。

これは・・・ライニングを貼り付ける際に合わせ目になっている所であるが・・・膨らんでいたのである。



この状態では、たとえクラッチがミートしている時でも、点当たりしていて、完全にクラッチは繋がっていない。

これでは、設計上の面圧を確保出来ない事に・・・他ならない。

HGクラッチでは、クラッチ容積が大き過ぎるので、通常滑る事は無いので、殆どのユーザーは、気付かずに使用しているのだろう。

そんな馬鹿な・・・と、思われる方は、クラッチベルを外した時にでも、内面を確認すると良いだろう。

内面の擦れ方に、バラツキがある筈だ。

それを解消する為に・・・まず・・・これを旋盤で面研した・・・しかし、これも例の製作方法に因り・・・
バラせないのである。

因みに、上記の加工を施す事で、ノーマルのクラッチ&クラッチベルでも機体の他に、7kgのペイロードを
掛けても滑らないのである。

弊社にも、ボイジャーベースの空撮機が有るが、その殆どが・・・ノーマルクラッチシステムである。

しかも、エンジンは、29ccである。この状態で、フルペイロードからフルパワーを掛けても滑る事は皆無であるので、弊社では・・・HGクラッチの必要性を全く感じていない。

次の問題は、テールパイプである。

通常・・・・この様なアルミ等のパイプを組み付ける時は、内面のエッジ部のバリ取りをして組み付けるのが常識である・・・一般的にはどうか判らないが・・・少なくても弊社ではそうしている。

処が、その処理が全く施されていない。

この状態で、そのまま使用を続けると・・・ベルトの背が削れ・・・最悪破断する事も・・・。



写真は、面取りを済ませた状態のテールパイプであるが・・・その前に少し飛行させただけでベルトに異変を
感じたのである。

早速分解した・・・ベルトの背が削れて、パイプ内にベルトの削れた粉が付着している様子が、
写真でも見て取れる。

もし、皆さんの中にも、その様な処理を施す事無く、テールパイプを組み付けていたら・・・
ベルトが破断する前にバリを落として欲しい。

その他・・・不備を上げればきりがない状態のヘリであったが・・・紆余曲折を経て・・・やっとまともなヘリに生まれ変わった。

あまりにも快調に飛行するこの機体・・・巧く仕上がり過ぎて・・納品するのが・・・
少しもったいなくなってしまったが・・・さて何時納めましようか?



変な施設が併設されているホテルで・・・2人きりの忘年会

2011-12-10 17:26:06 | 旅行
香川のygさんの計らいで、大層立派なホテルで忘年会を行った。

そのホテルの入り口を入ろうとした時・・・少し違和感が・・・・・。

その入り口にイルミネーションが有ったのだが・・・・それが少し場違いと言うか・・・それは、良く高速のIC付近に有るような、
ホテルのそれと、酷似していたのである。

そこで私は、すかさず・・このホテルって・・・本当に男二人で泊まれるホテルなんだよね~?・・・と、ygさんに尋ねたのである。

そのイルミネーションとは・・・噴水や花火のように放射状に光が流れる・・・・アレ・・である。


どうせなら、可愛い女の子と一緒が良かったな~・・・などと、冗談を言いながらホテルへ・・・チェックイン。


ホテルの中に入って見ると・・・驚いた。

私は心配になって・・・ここって・・・高いんじゃないの~と、ygさんに聞いた。

格式が高そうな、その佇まいから、とても仕事の序でに泊まって、忘年会をする様な感じのホテルでは・・・ないのである。


こりゃや~下手をすると・・・皿洗いをする羽目になる?・・・と、心配した程であったが・・・処が・・・である。


チェックイン時の、フロントのお姉さんの対応が・・・それ相応では・・・ないのである。

何と言うか・・・・その様な格式のホテルの対応とは・・・明らかに違うのである。



聞けばそのホテル、バブル期に建設されたが、御多分に漏れず倒産した。

そして次に引き継いだ会社も・・・又、倒産して、現在は3社目の会社が引き継いで経営しているのだそうだ。


懐の心配をしながら・・・そんなホテルで忘年会を・・・した。

その夜は、二人っきりで(深い意味は・・・有りません)心ゆくまで、杯を酌み交わした・・・い、処だったが・・・・
意外にも速い・・・ラストオーダーが・・・・。

仕方がないので、部屋で飲み直す事に・・・。

部屋に戻る途中、眼下に目をやると・・・讃岐平野の美しい夜景が広がっていた。

讃岐富士も遠くに・・・ぼんやりと見える。


それと同時に、ホテルに併設されている施設の、イルミネーションも見える。

ygさんから聞く処によると、森の影や山の向こうにもこのホテルの施設があると言う。


そこには遊園地や、テーマパークと・・・バブル期の常道とも言える施設も併設されていると言う事だが・・・しかし・・・
テーマパークは、現在では営業されていないとの事だった。

翌朝は雨が降っていた。

私は、チェックアウトの前に精算を済ませた・・・のだが、ygさんも精算をした様だ。

意外と安い、宿泊費では有ったが、2度払えば・・・それは高い物になる。

ygさんの支払い分を、払い戻しして貰ったのだが・・・通常、この様な佇まいのホテルではあり得ない事だった。

でも・・・どうやら皿洗いは免れる事が出来たので・・・チェックアウト後でに、現在は閉園しているテーマパークまで、
車で行って見た。

そこには、インドの建物らしき物や、インドネシアかタイ、或いはカンボシジアに有るような、ヒンズー教?の建物らしき物が
建っていた。

しかし、雨の中に佇んでいたその建物は、私がかつて見た本物とは・・・明らかに違和感がある。

スケールが小さい上に、訴求力と言うか・・・迫力が全然伝わって来ないのである。

恐らく、現在は閉園しなければならなくなった理由が・・・そこにある。


しかし、・・・・・どの位の・・・どの様なお金を投じて、この様な建物を建設したのだろうと考えた時・・・多分、
汗水流して稼いだお金で建設したのでは無い事が伺え知れたし、この様な無残な姿を晒している建物達も哀れであった。