とうとのひとり言:TKN心理サロンブログ

カウンセラーを目指す方々や
悩みを抱えた方々に「悩みのカラクリの謎解き」です。

【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:恥をかこう!ナンボのもの】

2024-10-14 12:00:00 | 日記
恥をかきましょう!

恥をかくことは、ダメなことでしょうか?私達は恥をかくことを恐れています。他者評価が下がり、バカにされ、ひどいときには時には人格まで全否定される時があります。
お陰で、引っ込み思案になったり、失敗を気にして新しいことに挑戦する事を恐れたり、自分の意見、意思や感情を表現する事を抑え込む事もあります。何故、こんなに恥をかくことを恐れるのでしょうか?
やはり、生育歴の中にカラクリが隠されています。親からの「愛情という名の躾け」によると処が多いにあります。学校や外でイタズラをして怒られたら「親が、家が恥をかく」。結果、子供の心の中に「恥をかくことは悪いこと、親に怒られる、嫌われる、見捨てられる」に繋がります。
でも、恥をかくことは、そんなに悪いことでしょうか?



なんぼのもの

いったい私って「ナンボのもの」(大阪弁丸出しです!)普通でしたら、私の価値はどれ程のもの?売るとしたら売値は?と、問いかければ高値を付ければいいのですが、出来ますか?自分自身への評価です。大多数の人は他者評価による自分への評価によって値打ちを付けます。
対人関係に於いて、良い人で居たい、真面目、誠実、おおらか、優しい等、相手から好かれる人になろうとしています。「相手から見て、良い人の着ぐるみ」をかぶり、成りきって居ます。時には、「プライド」という名前に変えて。本当の自分で居れば、肩ひじ張らずに楽に生きれるのに!
10年程前の話です。女房との会話の中で、次女の話が出てきました。その頃次女にとって、中学・高校を通して一番、楽に居てれるらしいです。(中学時代に、他人関係で苦しみましたから)自分を作らなくて、良いからです。私のゲノムの影響か、人からの評価は・良い人・人の面倒をよく見てくれる・しっかりとしている・真面目・頼りになる・約束は守る・嘘をつかない・頼めば嫌とは言わない・・・・等など。いわゆる、「良い人の典型版」です。言いかえれば「アホ」(これも大阪弁です)です。
処がある日、ラジオ体操を間違ったのか、覚えていなかったのかは分かりませんが、とんちんかんなラジオ体操をしたそうです。これにより、友達たちの評価一変しました。「普通の子」になり、友達からは助けて貰える存在になりました。今まで、当たり前の如く頼まれていた事が、「○○さんはいいわよ。私がするから」重い物を持ったら「○○さんは持たなくて良いよ。私が持つから」等、変わってきたそうです。しっかりしていない・構われる存在・私達と一緒・・・等と変わりました。おかげ、もう作る必要が無くなりました。ラジオ体操で、ドジって恥をかいたからです。「素のままの私」で居てもよい事になったのです。作らなくて、演じなくてよくなりました。

恥をかいた私

私も経験が有ります。「ええかっこ(大阪弁)」ばかりしていました。相手から良い人に思われる為に!横井の家のアホなプライドです(ほんとアホです)
ある時、女房の前で大泣きをしました。総てのものをかなぐり捨てて!もう、一杯いっぱいだったのです。横井の家のしがらみで!一番、女房には弱みを見せたくないとの思いが有りましたが、限界を超えてしまったのです。洗いざらい、弱みをさらけ出しました。その時、女房はただじっと聴いてくれました。(本当の受容と共感ですね)出し切った後は、まるで憑きものが落ちたの如く、スッキリとしていました。
この体感が有るからこそ、今は生徒さんたちの前でも弱みをさらけ出せます。泣きもできます。恥ずかしくありません。「I'm not OK」の部分を吐き出す事が出来たお陰で、「恥」でなくなりました。勝手に他者評価で嘘をついていた「着ぐるみ」を脱ぐ事が出来ました。自分自身を「肯定もせず否定もしない」「ありのままの私で居る」皆さんも「恥」をかきませんか?楽ですよ!
「いったい、おまえはナンボのもんじゃい!ええかっこすな!」
素敵な、大阪弁です。







【2024-MUZINAワークショップ:レポート】

2024-10-07 12:00:00 | 日記
MUZINAワークショップ

MUZINAワークショップが終了しました。今回は盛りたくさんなハードなワークショップでした。ゲシュタルト療法をベースにして「MUZINAセミナー」&「マスクリチュウアル」&「苔盆栽」を3日間で行ないました。次から次へと「心の揺さぶり」が続き、色々な「私」の叫びが現れました。
MUZINAワークでは、対人関係に於いて色々なとトラブルの原因を「MUZINA≒妖怪」が犯した事なのだと置き換えをしました。出てきたMUZINAに名前を付け、そのMUZINAがどんなトラブルを起こし、結果どの様な結果になったかを見つけ出します。
MUZINAのトラブルは「交流分析」の「心理ゲーム」に相当し、MUZINA自体は「禁止令」そのものでした。厄介なことをMUZINAにより繰り返し、対人関係でトラブルを起こし続けました。
しかしながら、MUZINAは悪い面だけではなく、時には「私」を救う存在でもありました。対人関係の中で苦しみから逃れさしてくれる存在でもあり、色々な気付きを促してくれた存在でもあります!


ブログ最後にYouTube動画をリンクしています。
ご覧ください。▼






【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:幸せになりたくない症候群】

2024-09-30 12:00:00 | 日記
幸せになりたくない症候群

あなたは本当に好きな人を、恋人にしていますか?好きな人を恋人(好き人と結婚)にすると、幸せな恋(結婚)が続きます。でも、恋人が嫌になったり、結婚相手が嫌いになったりするのは、あなたが、「幸せになれない人」・「嫌いな人」と恋をし、結婚をしたからです。何故でしょう?
その訳は、あなたの中にある『刻印付け』られたものが影響しています。もしかしたら、マザコン・ファザコンかもしれません!あなたは!
ファザコン娘とマザコン息子は、どこか惹かれ合うのです。父親・母親の影が、あなたたちに響いています。



それで幸せ?

幸せになれば、何か落ち着かず不安になる! 不幸せになれば何故かホッとする!少し癖(影のある)のある人に魅かれる!強引に引っ張ってくれる人に魅力を感じる!何処となく構いたくなる人に興味を持ってしまう!
何故、私には素敵な恋人が現れないのだろうか!今度こそ、こころから愛し合える恋人を見つけたのに、いつものように辛い思いだけが残る。せっかく楽しいデートのはずが、別れ際にはいつも嫌な感覚がついて廻る。
嫌な恋人・パートナーから、やっとの思いで別れられた!今度は違うタイプの人を好きになった!なのに、暫くすると同じ感覚になっています。結局、蓋を開いたら「同じタイプ」の人だった!何処か変ではありませんか?
それは、あなたが「ファザコン」「マザコン」だからです!

ファザコン・マザコン

あなたの中にある『刻印付け』られたものが影響しています。幼いときに父親・母親に求めても貰えなかった愛情を、恋人・パートナーから貰おうとしているからです。
両親がお互いに愛情一杯で、信頼関係がしっかりしていれば、こんな事は起きません。マザコン父とフザァコン母が愛情の奪い合いをした結果、愛憎欠乏症になっています。この愛情欠乏症を埋めるために、無抵抗で、絶対に裏切らない、自分を必要としてくれる子供から愛情を奪っていきます。結果、マザコン父は娘に、ファザコン母は息子に仕立てていきます。
又、厄介なことにマザコン息子とファザコン娘は、親から貰えなかった愛情を埋めようと、ファザコン娘とマザコン息子は、どこか惹かれ合うのです。 父親・母親の影が、あなたたちに響いています。特に、求めている愛情を貰える恋人から貰っても満足をしないのです。「貰えない相手から貰ってこそ満足をする」があるからこそ、問題の有る恋人に惹かれるのです。ここで、お互いが気付き二人で築き上げれば幸せなカップルになります。
両親を見てください。幸せな両親であれば、あなたは幸せになれるチャンスを持っています。不幸せな両親であればカウンセリングを受けてください!





【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:思春期病・親離れ】

2024-09-23 12:00:00 | 日記
思春期

思春期には大きな変化が求められます。子供から大人への大事な時期です。この時にいかに親離れができるか。それにより、その後の成人期に大きな影響与えます。
思春期までに、充分に、親からの愛情をもらってた場合(但し、子供が求めてる愛情です。親本位の愛情は逆効果です!)は、堂々と親離れができます。愛情を充分もらったから、「大丈夫、これからは自分の人生を歩いていける」と、親離れができます。
逆に、愛情欠乏症であれば、親離れすることが不安になり「分離不安」が、生まれ親離れができなくなってしまうんです。その後の人生に大きな影響を与えます。



親船

思春期までは「我々親子」と言う「親船」に乗っています。子供は何もできません。親の庇護の中でしか生きていけません。親の人生と共に、生きているのです。全てが親と一心同体なのです。
親を同一視します。考え方、感じ方、物事の捉え方、良いか悪いか・・・等々!いろんな価値観を親からコピーして自分の基礎を作ります。但し、親自身になるわけではありません。あくまでも基準です。
このままでは自立ができません。だって、親船に乗っているんですから、親が決めた人生しか歩めないんです。中には、「親の決めたぞ人生を歩む」「親の夢を追いかける」が増えてきています。このままでは親離れはできません。

自分の船

思春期は、この親船から降りる時なのです。自分の人生を歩むのですから。但し、自分の船はまだまだ「小舟」です。大海原を小舟が漕ぎ出すのは、とても怖いことなのです。でも、同時期に思春期を迎えたメンバーが大海原を不安を抱えて、漕ぎ出して来ます。
その仲間同士で、護送船団を形成します。独りの船では怖いです。みんなが集まれば安心なのです。その中で、お互いが切磋琢磨して、自分と言う「アイデンティティー」を作り上げていくのです。やがて、護送船団から独り立ちし、自分の船で漕ぎ出します。その時、「親船」が後ろ盾なのです。「自分の道を歩け。後ろからしっかり見ているから。何かあれば助ける」これで安心して、自立の道を進み、親離れができるのです。
やがて、後ろ盾の親船が「パートナー」に変わり、パートナーと共に人生を歩むのです。何があっても、受け止めてくれる安心感。
これがとても大切です。




【心理カウンセラー資格・悩みの謎解き:対人感情】

2024-09-06 12:00:00 | 日記
好きな人

対人感情と対人行動のからくりの中で「嫌い」と「苦手」の違いが有ります。「嫌い」は、幼い時に、親から刷り込まれた「嫌い」がベースになります。
子供は、真っ白で産まれてきます。好き嫌いはありません。親の反応を観ています。親が好きなことは、子供にとっても好きなこと。そして強化として、「褒めてくれる人」「受け止めてくれる人」「優しい人」などが、「好きな人」として基準が作られます。
自分の中で「好きな人は25%」「嫌いな人は25%」「どちらでもないが50%」です。これがある意味で最大の比率です。私達は出会った人の中で、先ず嫌いな人を見つけリストから排除します。そして残りの人が好きな人としてリストアップするのです。現に、第一印象が嫌いでも付き合っていく内に「あぁ!この人は良い人」と思ってきます。でも、その人が少しでも裏切ったら「やっぱし、嫌な人」と、思います。好きな人ならば、少しぐらいの裏切りは許せます。



嫌いな人

「嫌い」はこの逆です。やはり親の反応がベースになります。子供の行動に対して「怒る人」「ダメ出しする人」「傷つける人」「無視する人」「ハブる人」が嫌いな人のベースになります。そして、人生で経験した事により「嫌いな人」を蓄積し強化ていきます。恐怖を伴って!永続的な感覚として、私達は持っています。対人感情、対人行動の中に組込まれていきます。

苦手な人

でも、「苦手」はちょっと違います。感覚で決めています。嫌いな人の感覚で、相手の人を決め付けています。思い込みで!
苦手な人を思い出してみてください。自分の中の嫌いな人と、比べていませんか?まだ、話もしていないし、一緒に何か仕事をしたり、遊びに行ったりして居ないのに、「苦手な人」として、リストアップして居ませんか?その人が、自分にとって嫌いな人か、どうか分かっていない内から!関わってみたら案外、良い人かもしれないのに?苦手な人と、思い込んでいるだけかもしれません。嫌いな人のイメージが強すぎて居ませんか?
嫌いな人が多い人ほど、苦手な人も多く居ます。苦手な人に関わってみませんか?それから苦手と決めるのも、良いんじゃないでしょうか?
先ずは、挨拶から「おはようございます」からでしたら、自分自身の負担≒恐怖も少なく済みます。苦手な人が、返事を返さなくても構わないじゃないですか?その人の価値観なのですから。もし返事が却ってきたら、チョット気分が良くなりますよ。苦手意識も変わってきます!
自分の中で、勝手に作り上げた「苦手な人」こんな空想の産物なんかに、振り回されないようにしましょ!