ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

反田恭平さん、本日プロコフィエフでスペインデビュー

2022-01-28 | クラシック音楽

スペイン時間の1月28日から30日までの3日間、反田恭平さんが、スペイン国立管弦楽団(ダビド・アフカム指揮)のソリストとして、マドリード国立音楽堂においてプロコフィエフのコンチェルト第3番を演奏します。
反田さんにとって、スペインデビューとなるコンサートとなります。
残念ながら、スペインでの演奏なので観られませんが、心の中で応援したいです。
予定曲目は、
・トゥリーナ: アロンソ・ムダーラのファンタジアによる幻想曲
・プロコフィエフ: ピアノ協奏曲第3番ハ長調作品26
・ショスタコーヴィッチ: 交響曲第10番ホ短調作品93

このスペイン国立管弦楽団と常任指揮者のダビド・アフカムさんは、3月初めの東芝グランドコンサートの企画で、ギタリストの村治佳織さんをソリストに迎え、サントリーホールで演奏する予定になっていましたが、日本政府の外国人入国制限により来日ができなくなりました。

その代替公演が、反田さんが率いるオーケストラに引き継がれ、村治さんを迎えた新たなコンサート日程が組まれています。
こんなことを企画してしまうとは、反田さんという人は、改めてすごい人だと思います。新しいオケなので、ギターのための協奏曲は演奏したことないのでは…メンバーの皆さんはこれから練習に取り掛かるのでしょうかね。

東芝グランドコンサート2022 
演奏:ジャパン・ナショナル・オーケストラ 特別編成
指揮:ガエタノ・デスピノーサ (Gaetano d’Espinosa)
ソリスト: 村治佳織(ギター)、反田恭平(ピアノ)

3月3日(木)開場 18:00 開演18:45 愛知県芸術劇場コンサートホール 
3月5日(土)開場 14:00 開演15:00 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
3月6日(日)開場 13:00 開演14:00 サントリーホール 
3月8日(火)開場 18:00 開演19:00 ミューザ川崎シンフォニーホール 

予定曲目:
・ ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(ギター:村治佳織)
・メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」
・ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11 
(ピアノ:反田恭平)

前の公演日程ですでにチケットを買っている人のための代替公演なので、払い戻しをする人があまりいなければ、チケットを取るのは難しいかな、というところです。

2月19日(土)10:00から再販売が開始されるそうです。

 

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1/1 Eテレ: 2022ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート放送

2022-01-01 | クラシック音楽
毎年元旦に、NHK がウィーン楽友協会大ホールから生中継で放送する、ウイーンフィルの新年恒例のニューイヤーコンサートが、観客を入れて本日の日本時間19:00〜22:00の予定で開かれています。
2021年は無観客で演奏されましたので、今年は観客が入って楽団も演奏に熱が入っているように思えます。
前半1時間ほどで、休憩をはさんで後半に続きますが、その間、NHKのスタジオで、反田恭平さんが、シュトラウスのピチカート・ポルカをピアノで演奏しました。

そういえば、反田恭平さんがゲスト出演すると告知がありましたっけ。(ウィーンフィルと共演するわけではないのでご注意。)

見逃してしまった方は、再放送があります。
1月8日(土) 14:00〜17:00 NHK Eテレ



ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
指揮: ダニエル・バレンボイム
前半の曲目
①ヨーゼフ・シュトラウス作曲 フェニックス行進曲 作品105
②ヨハン・シュトラウス作曲 ワルツ「フェニックスの羽ばたき」作品125
③ヨーゼフ・シュトラウス作曲 ポルカ・マズルカ「セイレーン」作品248
④ヨーゼフ・ヘルメスベルガー作曲 ギャロップ「小さな広告」作品4
⑤ヨハン・シュトラウス作曲 ワルツ「朝刊」作品279
⑥エドゥアルト・シュトラウス作曲 ポルカ・シュネル「小さなニュース」作品128

後半の曲目
①ヨハン・シュトラウス作曲 喜歌劇「こうもり」序曲
②ヨハン・シュトラウス作曲 シャンパン・ポルカ作品211
③カール・ミヒャエル・ツィーラー作曲 ワルツ「夜遊び好き」作品466
④ヨハン・シュトラウス作曲 ペルシャ行進曲 作品289
⑤ヨハン・シュトラウス作曲 ワルツ「千一夜物語」 作品346
⑥エドゥアルト・シュトラウス作曲 
ポルカ・フランセーズ「プラハへのあいさつ」作品144
⑦ヨーゼフ・ヘルメスベルガー作曲 性格的小品「妖精ハインツェル」
⑧ヨーゼフ・シュトラウス作曲 ニンフのポルカ 作品50
⑨ヨーゼフ・シュトラウス作曲 ワルツ「天体の音楽」作品235

続き: アンコールはこの3曲でした。
①ヨハン・シュトラウス作曲 ポルカ・シュネル「狩り」作品373
②ヨハン・シュトラウス作曲 ワルツ「美しく青きドナウ」作品314
③ヨハン・シュトラウス(父)作曲 ラデツキー行進曲 作品228

ラデツキー行進曲は、観客が手拍子をして、オケとの一体感を感じて元気になります。


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12/11 ヘンデルのメサイアを聴く

2021-12-12 | クラシック音楽


今朝から何かのアレルギー症状なのか、くしゃみと鼻水が止まらず、少しめまいもあり、やる気のでない日曜日です。

昨日、昭和音楽大学で毎年行なわれているというヘンデルのメサイアを聴きに行きました。
初めて訪れたのですが、この大学のメサイア公演は、1976年から学生を中心に毎年開催されている伝統行事なのだそうです。
規模は小さいですが本格設計の歌劇場があり、さすが音大です。

オーケストラと合唱団は全て学生、ソリストは卒業生からオーディションで選ばれた4人、指揮者は同大学の指揮科の先生。
コロナ禍であるため、合唱団は80名、オーケストラは30名と小規模編成でしたが、ソリスト以外は全員マスクを着用。マスクをしながら発声するのは辛いでしょうね。

ヘンデルのメサイアは、1部「予言とキリストの誕生」、2部「受難と贖罪」、3部「復活と永遠の生命」を描いた約2時間半の大曲ですが、オーケストラ演奏部分が割愛されて、合唱中心になったということで、休憩含めて約2時間で終わりました。

メサイアの目玉は、2部のソプラノのアリアと、ハレルヤコーラスでしょう。
ハレルヤコーラスが始まると、観客席で立ち上がる人がちらほら。なぜ立ち上がったのかわかりませんでしたが、キリストへの敬意をこめての伝統らしいです。ロンドン初演の時に英国国王ジョージ2世が、ハレルヤの演奏直前に立ち上がったのが始まりだとか…

久しぶりに聴いたハレルヤ。
クリスマスならではの曲です。🎄🎶

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11/27 ヴェンツァーゴ 読響と初共演のブルックナー / オピッツ モーツァルト(ピアノ)

2021-11-27 | クラシック音楽
昨夜は読響コンサートでサントリーホールへ。
2夜連続のコンサートです。
今年に入ってからは、前半だけ聴いて退出していたのですが、感染者数も減ってきたこともあり、それに伴って、早く出ても遅く出ても電車は普通に混んでいるので、今回は後半も残って聴くことにしました。

当初の予定では、この日は、フルート奏者 エマニュエル・パユを迎えてのフルート協奏曲等がプログラムされていたのですが、日本への入国制限や待期日数の問題があり、また、代わりになるフルート奏者が手配できなかったのでしょう、ひと月前にコンチェルトのプログラムがフルートからピアノに変更されました。(後日談で、パユさんは入国待機期間が11/25頃に終わり、明日からの公演は可能になったようです。)

2021/11/27
指揮:   マリオ・ヴェンツァーゴ
ピアノ:  ゲルハルト・オピッツ
曲目:
・モーツァルト ピアノ協奏曲第20番
・ブルックナー 交響曲第3番「ワーグナー」



マリオ・ヴェンツァーゴさん、スイス生まれ、73歳。
ゲルハルト・オピッツさん、ドイツ生まれ、68歳。

二人ともマスクをして登場。演奏を始める際に外しましたが、指揮者のヴェンツァーゴさんは、外したマスクをどこに置こうか、一寸迷い、譜面台の楽譜の下にはさみます。

オピッツさんのピアノ演奏は、あまり飾り気のない品のよいモーツァルトで、円熟した、とても安心感のある演奏でした。以前オピッツさんの演奏を聴いたことがある気がするのですが、容貌以外は全く覚えていません。

ブルックナーといえば、故朝比奈隆さん指揮の「ロマンティック」を例に挙げると、全体的に重厚で演奏時間が長いイメージが強く、ブルックナーを敬遠する人は多いのではないかと思います。
でも、解説を読んで、ヴェンツァーゴ指揮のブルックナーを聴く気になりました。ヴェンツァーゴさんは、今回、33年前にN響を指揮して以来の来日で、昨年4月に読響と演奏をするはずが、コロナ感染拡大で公演中止となり、ようやく来日が叶い、読響と初共演でブルックナーを指揮することが実現したわけです。
そのヴェンツァーゴさんの指揮ですが、これがブルックナー?と思えるような、音の流れが明快で軽やか、金管の音も重たくなく、余計なボリュームをそぎ落とした感じの爽やかさが感じられました。3楽章のスケルツォは、3/4拍子で特に軽快で、指揮者の足が踊っていました。
最終楽章、どんどん盛り上がっていく最後、余韻を残さず、スパッとタクトを振り下ろし終わらせる潔さが新鮮でした。
ブルックナーに対するイメージが変わりましたね。

演奏後、カーテンコールに何度も応じるヴェンツァーゴさん。
足取りも軽快で、公演が成功してとてもご機嫌な様子でした。

コンサートマスターが楽団員に終了の合図をして、全員ステージから立ち去り、ブロック順の退場で観客も一部出てしまっていたのに、突然ヴェンツァーゴさんがステージに戻ってきたのです。お茶目な方です。
残っていた人たちで感謝の拍手を贈りました!😊 








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映画「クレッシェンド 音楽の架け橋」が来年1月に全国公開

2021-10-29 | クラシック音楽
クラシック音楽好きの友人が教えてくれた映画が良さそうなので、観に行きたいと思っているのですが、来年のことで忘れそうなので、備忘のために投稿しておきます。

「クレッシェンド 音楽の架け橋(原題:Crescendo)」という映画。
巨匠指揮者ダニエル・バレンボイムが率いるオーケストラの活動をモデルにしているもので、紛争地パレスチナとイスラエルから、音楽家を夢見る若者たちを集めてオーケストラを結成する、という実現が難しいプロジェクトをテーマにした物語です。



2019年にイスラエル出身の監督ドロール・ザファヴィ氏が制作したドイツ映画で、同年7月にミュンヘン国際映画祭で初公開され、10分に及ぶスタンディングオーベーションを受けたそうです。

モデルとなった、指揮者ダニエル・バレンボイム率いる「ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団」は、米文学者エドワード・サイードと共に、中東の障壁を打ち破ろうと1999年に設立され、「共存への架け橋」を理念に現在も世界中でツアーを行うなど活動を続けているということです。

来年2022年1月28日(金)に全国公開。

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