ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

ミューザ川崎 夜ピアノ2024 第1回 マルティン・ガルシア・ガルシア

2024-11-13 | ピアノ
2024.11.11

ミューザ川崎シンフォニーホールの企画、6人のピアニストのリサイタルシリーズをセットで買い、第1回目のマルティン・ガルシア・ガルシアの演奏を聴いてきました。


このシリーズはとても良いです。
国際コンクールの覇者6人の演奏が毎月聴けるのです。
11/11 マルティン・ガルシア・ガルシア
11/27 アレクサンドル・カントロフ
12/18 ベンジャミン・グローヴナー
25.1/31 三浦謙司
25.2/19 ケヴィン・チェン
25.3/12 アレクサンダー・ガジェヴ

スペイン出身のマルティン・ガルシア・ガルシア氏、2021年のショパンコンクールで第3位受賞。
直後、コロナ禍に来日し、読響との共演やリサイタルを聴いた時はガルシア氏は25歳。
3年経ち、28歳のガルシア氏の演奏は、相変わらず歌いながら、でしたが、ダイナミックな演奏スタイルに磨きがかかり、情緒表現が大人っぽくなってきた感じがしました。

演奏曲は、
シューベルト:「楽興の時」より第1番、2番、3番
ラフマニノフ:「楽興の時」全6曲
リスト:
尼僧院の僧坊
伝説S175より「水の上を歩くパウラの聖フランチェスコ」
ピアノソナタロ短調

ピアノはFAZIOLI。


シューベルトの「楽興の時」第1番を弾いた後にガルシア氏が立ち上がってお辞儀をし、続けて2番3番からラフマニノフを弾き続けたために、多くの観客が、ガルシア氏が挨拶した時にシューベルト3曲は終わったのかと思ったようです。ラフマニノフの6曲のうち4曲目のプレストが終わった時に、拍手をしてしまった人が多数。ガルシア氏は全く動じず、次の曲へ。
曲がわからなければ、演奏者をちゃんと見てほしいなと思います。演奏者がまだピアノに向かっているということは、まだ終わっていないということ。

ラフマニノフにしてもリストにしても、強弱の振り幅が大きい、ピアノを歌わせるような曲線的なフレージング(本人も歌っていた)、静寂も音楽の一部と思わせる間を作るキレ。リストのピアノソナタがこんなに表情豊かになるものかと驚きました。
これがガルシア・ガルシアです。

アンコール曲は3曲。
ドビュッシー:プレリュード第2集より 5.ヒースの茂る荒れ地
リスト:ハンガリー狂詩曲第10番「前奏曲」
シューベルト:楽興の時第6番

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最後に、ブログをサボっていた言い訳です。
数ヶ月前に人生初のジム通いを始め、早速、運動不足の洗礼を受けました。
ぎっくり腰、背骨の靭帯を傷める、肋骨捻挫。
トレーニングメニューが多過ぎるのです。
(誤解のないように、若い頃はスポーツをしていたので運動音痴ではありません)
最近はスクワットのトレーニング中に、頭痛&心拍数上昇。脳梗塞になるんじゃないかと心配になりました。労作性頭痛という運動中に起こる頭痛だそうです。
その日はちょっとお腹の調子が悪かったのです。
体調が悪い時のスクワットは気をつけるように、と医者から注意。
トレーナーと一緒だとどうしても無理して頑張ってしまうのです。
若い頃と同じ感覚で運動をしてはいけませんね。


ミューザ川崎シンフォニーホール



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