ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

通常レッスンに戻り、ヴィヴァルディ ト短調第2楽章

2021-06-29 | ヴァイオリン
発表会が終わっても、ヴィヴァルディの第3楽章のメロディが翌々日まで頭の中をグルグル巡っていて不眠気味になりましたが、翌週はレッスンがなかったため、数日楽器に触らずにいたら落ち着いてきました。
発表会後は通常のレッスンモードに戻り、先週は、後回しにしていた、同じヴィヴァルディ協奏曲ト短調の第2楽章アダージョ。きれいな曲です。
発表会の曲はト短調の中から選ぼうと思っていたので、予め念入りに譜読みして練習しておいたこともあって、レッスンでは伴奏なし伴奏ありの2回で合格。発表会はこれにすれば良かったかな、とも思いましたが、発表会のために2ヶ月半、この短い曲だけをひたすら練習してモチベーションを維持するのは苦痛かもしれません。

次のレッスンは、ウェーバーのカントリーダンスという曲。
ずっとヴィヴァルディを弾いてきて、いきなり雰囲気の違う軽快な曲になります。譜面を見ると一見単純な曲に思えるのですが、実は難しい。右手の弓のテクニックが必要になります。
アップスタッカートという演奏法で、弓をアップに動かしながら、腕や肘を動かさず指や手首の振動だけでガッガッガッガッ…と、電気ドリルみたいなテンポで連続してスタッカートを弾くわけです。
レッスン中、手首だけ動かして練習を試みましたが上手く行かず。帰宅してYouTubeで模範演奏を見ながら研究&実践&練習。
そんなに手首を動かさなくても指の僅かな動きで、できたような気になっています…

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初めての発表会で撃沈…

2021-06-21 | ヴァイオリン
前回のレッスン記の投稿から2か月振りです。その時に触れていたヴィヴァルディ協奏曲ト短調の第3楽章は、実は一週間前の発表会で弾く曲だったため、練習に励んでおりました。3ヶ月も同じ曲を弾き続けていたわけですが、これが発表会の準備というものですね。

5月下旬。発表会まであと数週間という時です。だいぶ出来上がっていてもおかしくないのに、突然不調になりました。前にきれいに弾けていたところが弾けなくなる、下手になってしまう現象が起きてしまいました。練習疲れなのか、練習不足なのか。因みにヴァイオリンの練習を1日休むと3日前に戻ってしまうそうですが、私の場合は、練習しなかった日の翌日は1週間前に戻ることもあります。
更に、ピアノと初合わせをした時は、途中の16分音符で私が暴走気味になったせいもあって、ピアノが速度を速めてしまい、リタルダンド(段々ゆっくり)のところもそのままの速度で弾かれてしまったため、弓が吹っ飛びそうなほどの勢いで弾くことになり、ピアニストは、こちらの演奏に合わせてくれないのか、とかなり不安になりました。然も、音合わせはたった10分でしたし。

この曲は、前奏がなく、ピアノと同時に開始するのですが、ヴァイオリンはピアノを背にして弾くので、アイコンタクトもできません。どのように合わせるのか疑問だったわけですが、3拍子の曲は、1で用意の姿勢、2で弓と顔を少し下げて、3で弓を高く上げる、と同時に息をスッと音を立てて吸う、ことで合図をします。この2と3の速さが曲の速さとなるので、それを見ればピアニストが、ヴァイオリン演奏者の弾きたい速度がわかるのだそうです。
初めてのことで慣れていなかったため、何度も練習しました。3で弓を上げた時に、勢い余って最初の一音がズレてしまったり、ボヨーンとバウンドしてしまうこともしばしば。結局、本番では、この合図は成功したのですが…

発表会当日です。今回の参加者はほとんど子供でした。コロナ禍で、無観客、グループ毎の入れ替え制でしたので、その中で大人は私だけ。楽屋での練習はまあそこそこ上手く行き、大丈夫かなと思っていたのですが、本番でこのような事態になるとは思いませんでした。

舞台袖には4人ごとに入り、椅子が用意されています。順番は、先に子供が3人、私は一番最後。この舞台袖でどう待てばよいか、が私の演奏に大きく左右しました。
きっと大人だけだったら、並んで座って、ヴァイオリンを膝の上で支えて大人しく待っていただろうと思いますが、子供達は発表会に慣れている上にに落ち着きがない。ヴァイオリンを椅子の上に置いたまま、ステージの脇へ近づいて、先の子の演奏を覗いて見ているわけです。
子供用の楽器は小さいので、椅子の上に置いておけるのですが、大人用は落ちてしまうので、持っているしかありません。
椅子に座っている人がいないため、私は何か落ち着かず、エアコンの冷たい風も直撃してくるので、ヴァイオリンの首を握って立ったり座ったり。その状態で10~15分だったでしょうか。
あまり緊張感はなかったのですが、強く握りしめていたんだと思います。
さあ、私の番です。ステージの定位置まで歩いていき、譜面を置いて挨拶して、楽器に左手を添えました。その時、何か、左手が冷たくて指が硬くなっていることに気が付きました。なんか、おかしいかも、と思いながらも、弓を高く上げて演奏開始した瞬間、指が硬直してスムーズに動きません。
指がもたついてピアノとテンポがズレ、ミスするはずのないところでミスを、あー、どうしよう。
そこから動揺が始まり、ちゃんと弾いていた記憶がほとんどありません。曲の中盤で、ピアノがどこを弾いているのかわからないほどズレているのに気が付きましたが、そのまま自分のペースで突っ走っていきました。
どこでピアノと合流できたのか覚えがありませんが、ちゃんと弾けた、ピアノと合ったと確信できたのは、最後の30小節だったかと思います。
フィニッシュは決まりました。終わり良ければ総て良し、ということにはなりましたが...悔しいですね。
練習に費やした3か月は一体何だったんだろうと、後悔と自己嫌悪です。
子供達の家族以外、無観客だったのが、せめての救いでした。

終わって落ち込む私に、発表会を何度か経験している小学高学年の女の子が、「今日は一緒に出られて楽しかった」と言って励ましてくれました。優しい子です。






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肩当てによって音量が違う

2021-06-09 | ヴァイオリン
ヴァイオリンを買った時に付いていた肩当てを約2年使っているのですが、これが自分に合っているのか、装着状態はこれで良いのか、考えもせず使い続けていました。
使用しているのは、カナダのKUN社製。


この肩当て、はずれやすいのです。
ヴァイオリンを構えて弾いているときは良いのですが、レッスン前に取り付け、グッグッとキツく押し込んだにも関わらす、いざ教室に入ろうとすると、ポロンと落ちるのです。毎回ではありませんが…
アマチュアオケでもよくあることらしいのですが、私はこれが不満で、発表会の時にステージの立ち位置まで歩いている途中でポロンと落ちたら恥ずかしいじゃないですか。

先日、あるヴァイオリン教室が投稿しているYou Tubeで、肩当てを比較してみるという動画があり、その先生がいくつか試し弾きをするのを観たのですが、これが目からウロコ? 耳からは…なんだろうか。
肩当てによって響きや音量が違うのです。
肩当てはヴァイオリンに取り付けて体に密着させるので 振動や音質に影響が出るわけですが、材質によっても影響するということを知りました。
私の使っているKUNは、プラスチックとゴムのようなクッションでできています。落ちなければ使いやすいのですが…

動画を観ていてメイプル製の肩当てが気になり、説明に貼り付けられていたAmazonのサイトを開いて、早速注文しました。カナダのマッハワン。届いてみて、組立があまりに単純なのに驚いたのと、動画の先生の説明とはちょっと違うんじゃない?ということが…
確か脚は2種類付いている、と言っていたのですけど、1種類しか入っていません。どういうこと?


後でわかったのですが、Amazonから買ったのは直輸入品で本来1種類しか付いていないもの。2種類付いているのは、日本の代理店が日本販売用にセットにしたものでした。
楽器店で買えばよかったかな、と後悔しています。
というのも、このマッハワン、カーブが大きく肩にフィットし、音が大きく鳴る、KUNと脚の形状が違うので外れにくい、ということで評判が良いのですが、私の場合、演奏が終わって楽器を顎から離すと、ポロリ…
脚はレールタイプ。楽器の縁をクリップのように挟み込むので落ちないはず。但し、幅が短い、カーブではしっかり嵌らず、隙間ができてしまいます。
入っていなかった脚は、KUN形状に似ているらしいので、そちらも試したかったのですが、脚パーツだけの購入は、難しそうです。

付け方が悪いのか……脚のネジの位置を替えたりして、あれこれ試行錯誤中です。

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