ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

レッスン: ヴィヴァルディ協奏曲イ短調第2楽章・調の違いに気が付かず

2021-02-16 | ヴァイオリン
今月の第1週目のレッスンは、ヴィヴァルディ協奏曲イ短調の第2楽章「ラルゴ」でした。第1楽章と第3楽章は、すでに第4巻で学習し、第5巻でこの2楽章を学習します。
通常、曲のレッスンを始める前に、別の音階教本でその曲と同じ音階を弾いて、音をチェックして頂きます。前回のレッスンの時に、「ラルゴ」の音階について特に言われていなかったので、表題に書いてある通りイ短調の音階を弾きました。

ここで音階のことを書きますが、私はABC読みとドレミのキーは一致するのですが、イロハ読みはどうも苦手。
何を言っているのかというと、A音はドレミだとラの音なので、ABCDEFGというのは、ラシドレミファソ、なのです。それに対応する日本の呼び方がイロハニホヘト、なのですが、イ音、ハ音、ト音、ヘ音はすぐわかるのですが、その他のロとか二とかホとか言われると、指で数えないと出てきません。
イ短調は、音階がイから始まるので、ラから始まり、自然音階はこのようになります。1小節目のト音記号の横に♯も♭もありません。

 
さて、「ラルゴ」に戻りますが、イ短調の音階練習が終わった後に譜面を開くと、先生が♭(フラット)が付いていることに気付きます、これは、ニ短調ですね...(焦)😅 
ということで、再び音階教本へ戻り、ニ短調の音階練習をすることになりました。練習していなかったので、つっかえながら…
ピアノを弾いていた時は、♭いくつだから〇〇音を半音にして、なんて感覚で弾いていました。ヴァイオリンの音階練習をするようになって何調か意識するようになりましたが、♯や♭の個数で何調になるのかほとんど無知なことに最近気づきました。
因みに、ニ短調は、イロハ「二」なので、ラシド「レ」音から始まります。
    

「ラルゴ」という曲は、Largoはスペイン語だと「長い」という意味なのに短い曲でして、ってそういう意味ではなく、音楽用語による「極めて遅く、ゆるやかに」弾く曲という意味です。
譜面を見た限りでは初見で弾けるほど易しいと思ったのですが、とてもゆっくりなので、音程のズレや弓の角度が悪いと鳴る軋み音が目立ちやすく、更には、音の強弱で表現する難しいところもあり、もう少し練習しないと「美しく」は弾けないかも、と思いながら弾いたのですが、〇を頂けました。
今のレベルでは、まだ「美しく」できなくても良いのでしょうね。

次の曲は、私の好きなヴィヴァルディ協奏曲ト短調の第1楽章です。先週から始まりました。
この曲はト短調で始まりますが、途中から変ホ長調に転調するところもあるため、ト短調と変ホ長調の音階練習をしています。
ト短調は♭が2つ、変ホ長調は♭が3つ。♭や♯が5つも6つもある調の音階を弾くことはあるのだろうかと思いながら、音階教本を眺めています。 






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2021.1.14 読響 ラフマニノフ・ピアノ第3番/藤田真央ファンにはさまれて

2021-02-13 | ピアノ
先月、1月14日の話ですが、読響の名曲シリーズコンサートでサントリーホールへ行ってきました。再び緊急事態宣言が出て数日後だったので、何となく気が引けましたが、新年初のコンサートでしたし、このコロナ禍にドイツからわざわざ来日した読響常任指揮者セヴァスティアン・ヴァイグレさんが指揮をするというのに、行かないわけにはいきません。昨年の第九を指揮するために、14日間の隔離措置期間を考慮して11月下旬には来日し、恐らく日本で年越しをしたのではないかと思います。(さすがに第九は、感染を避けるため行きませんでしたが……)

新年初のプログラムは、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番、ピアノは藤田真央くん(以下、真央くん)、1998年生まれの22歳。2016年浜松ピアノ国際コンクール第1位、2019年チャイコフスキー国際コンクールで第2位受賞。名前は知っていたのですが、演奏を聴くのは初めてでしたので、楽しみにしていました。後で調べたら、「蜜蜂と遠雷」の吹き替え演奏をやっているのですね。

サントリーホールに入り、客席を見渡すと、緊急事態宣言発令中にも拘わらず、観客数がいつもより多いかな、と思いました。しかも女性が目立つ。私の席はオケ全体が見える席。その付近はオケの関係者用席のはずなので、隣に人が座ることはめったにないのですが、この日は、若者(25~6か)のグループに挟まれました。読響がGoToでチケットを割引販売したので、そこも一般販売されたようなのです。指揮者が登場する直前までマスク越しにおしゃべりをしているのが気になり、話を聞いていると真央くん目当てで来た様子。心の中で、飛沫が飛ぶからしゃべるのを止めて、と不安になりながらじっと耐えていました。

さて、指揮者と共に真央くんが登場。オケ構成はほぼフルです。ヴァイグレさんは長身で体格が良いので、光沢のある黒のスーツがビシッと決まっています。真央くん、黒のゆったりしたシャツで、やや猫背気味にピアノへ向かいます。
ピアノに向かった時の表情は、にこやかな笑顔。
ラフマニノフの第3番、オケの誘うような旋律が始まります。4小節目の終わりにピアノが入ります。表情が楽しそうです。出だしのメロディーは柔らかく、まるでオケに挨拶をしているようにも聞こえます
ラフマニノフのピアノ第3番は難しいので、真剣な表情で向かうピアニストを見てきたのですが、楽しそうに弾き始めるピアニストは記憶にないですね。
指揮者はピアノを背にして、ピアニストの方を全く見ていませんでしたが、真央くんの方は、指揮を見るのは当然ですが、特にオケの演奏を聴いている様子が気になりました。チェロがソロを弾けばそちらを向き、木管や金管がソロを弾けばそちらを向き、という感じです。
曲が進むにつれて、体を回すように揺らしたり、うっとりした顔をしたり、オケのメロディーと自分のピアノのメロディーに陶酔していく様子が見て取れました。
前に、若い演奏家は超絶技巧を見せたがる傾向がある、と書いたことがありますが、彼の場合は、難所を華やかに駆け抜けるタイプではなく、上手く表現できませんが、彼独特の空間の中に丁寧に音を散りばめていき、音の調和やリズムの美しさを楽しんでいる、という印象です。
若いですが、独自の世界をすでに持っていて、魅力的なピアニストだと思います。

素晴らしい演奏の後は、並びの席の真央ファングループの、立ち上がらんばかりの拍手に圧倒されて、おばさんは縮こまっておりました。マスク着用、声出し禁止となっていましたが、そうでなければ、立ち上がって手を振り、キャーとかブラボーとか叫びだしそうな勢いでした……
真央くんの素晴らしい演奏の余韻を胸に残しておきたくて、後半のチャイコフスキー交響曲第4番は聴かず、帰宅の途に。

この曲は、チャイコフスキー国際コンクールの最終選考でも弾いていて、その演奏動画がYouTubeにアップされているので添付します。読響コンサートのでの演奏とは違って、コンクールなので表情は少し硬い感じがします。
スマホで見ると、広告が頻繁に出てきて鬱陶しいので、PCで視聴することをお勧めします。(PCでも途中で広告が入ることがあります)約40分。
コメント (2)
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レッスン:捻挫しても第5巻のスタートは順調

2021-02-08 | ヴァイオリン
足を捻挫して2週間ちょっと経ちましたが、久しぶりの捻挫だったので、どのくらいで治るのか忘れてしまいましたが、まだ痛いです。もう歩けますけど、下り階段が辛い。年だから治りが遅いのかな...ってそんな年でもない、と自分では思っていますが。。
捻挫をして数日困ったのは、長く立っていられない、家から徒歩で10分ほどの練習スタジオへ行けなくなってしまったことです(そこへ行くまで、だらだらした上り坂がある)。
次のレッスンまで、家で座ってミュートを使いながらの練習です。幸い、第5巻最初の曲のガヴォットはゆったりした曲なので、スタジオで練習するほどではないと思いましたが、ミュートを使うと重音の音程が生音でも合っているのかどうか疑わしく、ミュートを外せば近所迷惑になるかもしれないので、まあ仕方ないですね。
怪我の後のレッスンは先月の最終週でしたが、足に固定バンドをして往復バスを使って行ってきました。バッハのガヴォットニ長調は、前回苦労していた薬指で2弦を押さえる問題も解決していましたし、無伴奏の曲なので自分のペースで弾けたこともあり、2回弾いた後に〇を頂けました。

次の曲は、ヴィヴァルディの協奏曲イ短調の第2楽章、ラルゴです。
第4巻で第1楽章と第3楽章を習い、第5巻に第2楽章が登場するという学習の順番なのですが、第1や第3より難しいのかと思いきや、とてもスローで弾きやすい曲です。ただ、スロー過ぎるので、音程やリズムのズレが目立ちやすいのと、音の強弱を意識しながら情緒的に演奏することを求められるので、速い曲とは違う難しさがあります。
この曲は先週のレッスンでクリアしたのですが、この話はまた後日に。

書きかけていて、捻挫騒ぎで中断してしまった先月のコンサート投稿を近々に上げたいと思います。


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